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まさかの消火器詐欺!? 驚きの事実が判明

消火器詐欺といえば、「消防署のほうから来ました」でおなじみの昭和的手口の定番ともいえる詐欺。
「令和となった現在でも形を変えて健在なのかと驚かされました」と話すのは、東京・世田谷区の賃貸マンションを管理・経営しているアサクラさん。

自身のマンションでリース契約を結んでいる消火器の支払いをめぐって、詐欺に遭いそうになったとか。どんな手口だったのでしょうか。

しかも詐欺電話をきっかけに実際にリース契約を結んでいる会社を調べてみると、こちらはこちらで問題を抱えていることも発覚。「消火器のリース契約ひとつでもあなどれない」と実感したそうです。

「消火器のリース料金が支払われていない」と電話が

電話

EKAKI / PIXTA(ピクスタ)

事の発端は、携帯にかかってきた非通知電話。

この時点でイヤな予感がしていましたが、出てみると相手は聞き覚えのある社名を名乗ります。僕がまだマンションを引き継いだばかりの頃、消火器のリース契約を更新した会社の名前でした。

消火器ボックス

相手がきちんとした話し方をする女性だったこともあり、まさか詐欺とは思いませんでした。

電話の要件は「今年分のリース料金が支払われておりません」とのこと。マンションの引継ぎでバタバタなときに契約更新したので記憶もおぼろげだったのですが、数年分のリース料金を一括で支払った記憶がありました。

もしそれが5年だったとすると、ちょうど更新の時期かもしれない……そう思いつつ「いつからいつまでの料金か」を尋ねてみましたが、相手は「今年の分です」としか答えません。

このあたりから「おかしいぞ」と思い、一転、戦闘モードに。「今年というのは、何月何日からの契約でしょうか?」と問いただしても「ですから、今年の分です」の一点張り。

おいおい、電話してきたのはそっち側なのに、よく分かっていないのはおかしいぞ?

「何年の何月の契約についての請求か、この場で確認してくれ」と問い詰めると、相手は「担当者から連絡させます」と言って電話を一方的に切ってしまいました。それから二度と電話はありませんでした。

消火器からリース元の社名を調べて詐欺電話をかける手口

書類

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

電話を切ったときには「これは消火器会社を騙った詐欺だな」と確信していたのですが、引っかかることもあります。

「なんで、あの詐欺電話の主は、うちのマンションがあの会社と消火器のリース契約を結んでいていたと知っていたのか」という疑問です。電話の相手ははっきり会社名を名乗っていました。
うちが消火器のリース契約をしている事実を知らなければ、できない電話です。

「ひょっとしたら、消火器の会社から名簿が流出しているんじゃないか……」と心配になり、今度はリース契約書にあった本物の電話番号に電話して聞いてみることに。
担当者に確認してもらったところ、案の定、支払いには問題なかったということでした。

ひとまずは詐欺だったということで納得しましたが、気になる情報流出の件についても聞いてみました。
すると、「実は、そういった詐欺はたくさんあるんです。そちらのマンションに設置された消火器を確認していただければ、うちの社名が分かるようになっています。詐欺業者はそれを見て電話をしているんですよ」

なるほど、そんな手口があるのか。早速、受話器片手に廊下に出て消火器を確認します。

消火器のトビラを開ける

トビラを開けると、

消火器本体

隠した部分が社名です

たしかに、消火器本体にははっきりリース元の会社名が記されていますから、だれでも確認することが可能です。オートロックではない築古マンションはこういうところが悩みどころですね。

なんとリース元の会社も業務停止命令を受けていた!

スマホ

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

それにしても、こんな詐欺電話がかかってくるなんて本当に厄介です。心配になってネットでいろいろと情報収集をしていると、さらに驚きの事実が発覚します。

なんと、本物のリース元の会社のほうも、消火器の押し売り販売で業務停止処分を受けていることが分かったのです!

なんでも、競合他社と契約している消費者に対し「社名が変わった」と偽って自社に契約を変更させるというやり口で、本当なら相当悪質です。これはさすがに確かめるしかあるまい、と再び消火器の会社に電話し、思い切って聞いてみました。

「御社は消火器の押し売りで業務停止を受けているそうですが、それについてご説明願えますか」すると、先方の回答は「業務停止自体が違法ということで争っている」とのことでした。

裁判所

Dachs / PIXTA(ピクスタ)

聞くところによると、この会社は裁判が起きた地域で市民オンブズマンに協力しており、それが原因で行政から「嫌がらせ」として処分を受けた、という主張でした。電話の向こうの担当者は憤慨したような様子で話していました。

う~む、こう言われてしまうと、一介の大家に過ぎない僕には判断しづらい問題ですが……。

警備会社からのリースという選択肢もある

消火器

先方の言い分が信用できないわけではないのですが、こちらとしては「安心して仕事を頼める」という信頼感が第一です。これを機に、消火器のリース契約について再検討してみてもいいと思うようになりました。

でも、契約を確認するとリース期間はまだ残り半分、5年もあるのが難しいところ。

解約してお金がムダになるのも考えものだし……と悩んでいるとき、うちでお世話になっている警備会社の担当営業さんと話していたら「ウチでも消火器のリースはやってますよ」という話を聞きました。

警備会社から消火器をリースするという選択肢もあるのですね。今すぐにというわけにはいきませんが、次にリース契約が終わるときには、しっかり比較して決めようと思います。

最後に、くりかえしになりますが、みなさんも消火器の詐欺にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

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