マネー

秋山悠紀秋山悠紀

引っ越し費用節約には一括見積と不用品の処分が効果大

引越しは年度が変わる3~4月がピークといわれています。しかし、この時期は需要過多により引越し業者も大忙しで、なかなか予約ができないことも。
一方で9月末の転勤シーズンが過ぎた今の時期はオフシーズンになるので、引越しに適した時期といえるでしょう。

引越しをする時に最も気になるポイントは費用ですよね。株式会社リクルート住まいカンパニーが運営するサイト「SUUMO引越し見積もり」では、引越し節約テクニックに関するアンケート調査を実施しました。

経験者が実感したは節約術とは、どんなものだったのでしょうか。

引っ越し1か月以上前の一括見積もりが効果的

見積書

引越しが終わってみて「こんなに高くついちゃったの?」と驚いた経験をもつ人も多いのではないでしょうか。

今回の調査でも、引越しする際に「もっと安くするためにできることがあった」と思う人は55.9%と半数を超えました。引越しをした後に費用面を後悔している人は意外と多いようです。

次に、最近引越しをした人に実際に効果のあった節約術を聞きました。まずは引越し業者の選び方について。

「一括見積もりサービスを活用」(31.1%)や「複数の業者に自分で見積もりを依頼」(29.2%)、「インターネットなどで複数の業者を調べた」(25.1%)など、節約のために業者を比較したり事前見積もりで予算を確認したりしている人が多かったです。

「一括見積もりサービス」は一度の入力作業で複数の引越し業者を比較できるため、お金と時間の両方を節約できます。今回のアンケート調査でも最も多かった回答となり、多くの人がこの効率的な方法を選んでいることが分かりました。

同サイトによると、より引越し料金をお得にしたいなら見積もり依頼時期は1か月以上前がおすすめとか。日数に余裕があれば、引越し業者がトラックや人員を確保しやすくなったり金額の交渉もしやすかったりするからです。

一方で、「業者選びには、節約を考慮しなかった」(13.9%)という人も1割以上いました。「引越しはお金がかかるものだからしょうがない」と腹をくくっていたり、仕事が忙しくて時間がなかったりするのかもしれません。

業者にとって無駄のない運送方法や不用品の処分もカギ

引っ越し業者

次いで、節約するために選んだ引越しコースについても調査。

半数以上が回答したのは「繁忙期や土日を避けた」(53.3%)という回答でした。「午前便・午後便・フリー便(時間指定なし)にした」(39.0%)という回答も4割弱。
業者側が調整しやすいコースを選ぶことが、費用を安く抑えるコツなのかもしれません。

この他にも、複数の引越し客の荷物を積み合わせて運ぶ「混載便を利用した」(18.2%)という人や、他の引越しをした後に空の状態で帰ってくるトラックを利用した「帰り便を利用した」(7.5%)という人も。

引っ越しのトラック

これらは業者としても無駄のない運送方法のため、料金が安くなります。引越し日時に融通がきくのなら、こうした便を検討してみるのも節約には有効でしょう。

ところで、引越し業者の比較検討や見積もり、お得な引越しコースの選択以外でさらに費用を抑えるコツはあるのでしょうか。

「引越し前に不用品を捨てる」(54.2%)が半数以上でトップに。「引越し前に不用品を売却」(32.1%)も4位にランクインしました。
当然ながら荷物が多ければ見積金額も上がるため、なるべく荷物を減らして費用を抑えている人が多いようです。

引越しを機に不用品をリサイクルショップやネットフリマで売却することで、引越し自体の費用は変わらなくても売却費用を引っ越しにあてることもできるでしょう。

また、「運べるものは、自力で運んだ」(48.0%)や「自分で荷造り・荷ほどき」(44.5%)も多くの人が行っているようです。

単に安いだけではなく交渉OKの業者選びもポイント

荷造り

最後に、筆者が3年前にアパートから戸建てに引越しをした際に行った、節約のコツをご紹介します。

部屋数が多い戸建ての引越しは、荷物の多さだけでなく「どの段ボールをどの部屋に置けばいいか」という点でも業者の負担が大きくなってしまいます。
そのため、必然的に業者の人数が2人、3人と増えてしまいがちに。その分、人件費がかかるので見積もり費用が高くなってしまいます。

そこで筆者は、新居の間取り図にリビングなら「1」、寝室なら「2」などと番号を記入。そしてリビング用の荷物にはリビングの番号を、寝室用の荷物には寝室の番号を振るなどしておきました。

引越しの際には業者に部屋番号が書かれた間取り図のコピーを渡すことで、トラックから新居への段ボール配置をスムーズにしようとしたのです。

間取り図

そうした効率の良い引っ越し作業と「自分たちもトラックから段ボールを運びますので」と当日の動きを提案することで、業者の人数を極限まで減らしてもらえるように交渉。
結果として当日の作業員の数を減らしてもらうことに成功し、最初の見積もり時よりも引越し費用を大きく抑えることができました。

こうした交渉ができるかどうかは引越し業者にもよるでしょう。引越しまでにある程度の日数がある人は、ただ単に安い業者を選ぶのではなく、費用や引越し方法を交渉させてくれる業者を選ぶという観点も効果的だと思います。

今まさに引越しを考えている人は、今回ご紹介した引越し費用の節約術を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

【参考】

※ 半数以上の人が「もっと安くできたはず」と回答。引越し経験者に聞いた節約術、第1位は…?

  • B!