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収納王子コジマジック、キッチンを選ぶ

コジマジック

自らの収納ノウハウを詰め込んだ「収納御殿」の実現を目指し、リノベーション専門誌『リライフプラス』の連載「収納王子コジマジックの家づくり武者修行!」でも修業を続けてきた収納王子コジマジックさん。

2019年7月末、ついに東京・目黒区内の閑静なエリアで理想の土地を入手。予算は土地+3階建てで約1億円。100件以上の土地を見学して「初めてピンときた!」という物件を手に入れ、建築会社も決定。いよいよ間取りを考える段階に突入します。

下は完成予想の外観パース図。シュッとしていてカッコいいですね!間取りもさることながら、どんな設備機器を選んだのかも気になるところ。

建物外観やや右側から

今回は、家の中心であるLDKの、そのまた主役と言ってもいいキッチン設備選びに密着しました!

すでに何度か訪れていたウッドワンのショールームへ

コジマジックさんと奥さまが訪れたのは、新宿・西新宿にあるウッドワンのショールーム。友人でもある人気インテリアコーディネーター・小島真子さんのご紹介で、これまでにも数回訪れていたそうです。ウッドワンは無垢材を生かしたキッチンや床材、建具などで知られるメーカー。

「家を建てた友人や知人に機器類の情報をあれこれ聞いたところ、キッチンに関しては何人もの方からウッドワンさんをオススメされて。無垢材を生かしたシステムキッチンがとにかく素敵だと。建築会社の方も勧めてくださるので間違いなさそう!と、ほぼ一択でした」(コジマジックさん)。

デザインはアイランド型と設計当初から決めていたそうです。というのも「現在住んでいる賃貸の戸建ては、キッチンがすごく閉鎖的なんです。だから四方がオープンで行き止まりがなく、子どもたちの姿が見渡せるリビングダイニングにしたかったんです」。

最初に惹かれたのは男前なキッチン

「これ、めちゃくちゃカッコよくないですか?」(コジマジックさん)。シンプルでやや武骨なデザイン、黒のアイアン素材のフレームなど、いかにも男性好みのモデルです。「建てる家では、階段の手すりも黒のアイアンなんですよ」。

キッチン正面から。横に2人

このキッチン、テレビドラマの撮影にも使われたとか。「妻もカッコいいとは言ってくれたものの、そんなに乗り気ではなかったんです」。

奥さまは言います。「カフェとかなら素敵だと思うんですけど、収納部がオープンすぎて、収納が苦手な私にとっては、使いこなすのが難しそう」。なるほど、小さい子どもたちがいる日常で、オープンな収納部をいつもキレイに整えておくのは努力が要るかもしれません。

決めたのは無垢材の魅力たっぷりのタイプ

コジマジックさんと奥さまが「これなら納得!」と一致したのがこちらのキッチン。

キッチンで顔を合わせる2人

「無垢材ならではの木の質感がすごくステキ。2階に上がってこれが目に入ると、絵になるなあと感じました」とコジマジックさん。樹種は、ニュージーランド産のパイン材。質感が柔らかめで温かみがあり、住宅の様々な部材に使われる汎用性の高い樹種です。

表面に「浮造り加工」を施して木目の凹凸を強調しているのも特徴。色は6色用意され、2人が選んだのは、下のキッチンに張られているミディアムブラウン色です。

コジマジックさんと奥さまは、建材メーカーから借りてきたキッチンの床材サンプルを置いて組み合わせを確認中。「どうだろう?」「いい感じだよね」とニッコリ。

床材サンプルと2人

ここで一応確認。キッチンに無垢材ってどうなの?

もともと木を使ったキッチンがいいなと思っていた夫妻。ただ、どこかでお手入れが大変なのでは、と不安もあったそうです。「無垢材に水や調味料、油が染み込むなど、支障はないのでしょうか?」と、コジマジックさんが質問。

ウッドワンの担当者の回答は……「木の表面に施したウレタン塗装が塗膜となり、液体が染み込みにくい仕様になっています」と説明。

その効果を実感できるコーナーもありました。

2つの板(右はウレタン塗装なし、左はウレタン塗装あり)にしょうゆを垂らして放置。30分経ったところで、ティッシュで拭き取ります。右を拭き取ったら茶色いシミがしっかり残りました。左は……。板切れ2つ。1つを拭き取り1つを指さし。

ご覧のとおりキレイに!

2つの板を拭き取り終えたところ。

ウレタン塗装アリの方は「しょうゆがすっかり消えている!」とふたりともビックリ。しょうゆ以外に、オイルやカレーのルー、コーヒー、漂白剤(塩素系)などもキレイに取れるそうです。

2つの板を持つ男性

ともあれ、これで不安もなくなり、先ほどの無垢材キッチンに決定!

なお、展示品は対面側が一部オープン仕様になっていましたが、全面扉つき収納のデザインを選択。この収納部には化粧品、薬、幼稚園関係の書類、裁縫道具などを入れる予定だそうです。

「洗面室にメイクのコーナーをつくろうかと妻に言ったんですが、子どもたちはたいていリビングダイニングにいるので、できることはなるべく同じ空間でしたい、ということで対面側収納を化粧品の定位置に」(コジマジックさん)。

扉も様々なデザインが。惹かれたのはフラットタイプ

扉のサンプルを手にする男性扉の仕様も、多くのデザイン・組み合わせから選べます。掘り込みの有無、ハンドルの有無、ハンドルのデザインやカラーなどディテールのバリエーションも豊富。キッチン側の引き出しはフラットな面にブラックの木製ハンドルを組み合わせました。

「掘り込みがあると、ちょっとカントリーっぽい感じになってわが家のイメージとは違うかなと。あとホコリも気になっちゃって(笑)」。家の中のちょっと面倒な箇所のお掃除担当・コジマジックさんならではの目のつけどころです。

また対面側の収納部は、上部にJ型の掘り込みを入れる仕様で、見た目をスッキリとさせました。

天板はキズが目立ちにくい人工大理石に

次は天板のセレクトです。天板は大きく分けてステンレスと人工大理石の2種類。奥さまがポイントとするのはキズの目立ちにくさで、その点では人工大理石に軍配が。

夫妻が選んだのは、右の黒っぽい人工大理石。黒地に白の紋様がほわっと入り、ナチュラルな透明感が感じられます。ちなみに左の石目柄も割合ポピュラーなモデルだそう。

天板サンプル黒と白

さらにミディアムブラウンの扉材との相性も確認。右はウッドワンショールームの松本果奈さんです。

3人で天板サンプル選び

シンクも人工大理石製。シンプルなスクエア形状で、人工大理石ならではの滑らかな質感です。シンクと天板の間は継ぎ目の目立たないシームレス接合。

「掃除の手間がラクになっていいですね。ココ大事!」。ツボはやっぱりそこなんですね!

シンクを指でなぞる男性

シームレス接合にズームイン。天板とシンクが一体化しているかのよう。

人造大理石ディテール

加熱機器回りは、特に掃除のしやすさに着目

「レンジフードはこれが素敵。デザインがミニマルでフード本体がスリム。めっちゃカッコいい」とナデナデする夫妻。同時吸排仕様の高機能も高ポイントです。

さらにフィルターレスでお掃除も簡単。「掃除するのはほぼ僕なので、助かります(笑)」。展示品は壁付けタイプですが、キッチンはアイランド型なので、天井取り付けタイプを選択。

レンジフードに触れる2人

また加熱機器は「掃除がラクなので(笑)」、IHヒーターを注文。コジマジックさん、またしてもそこですか!

選んだのは、天板とよくマッチする黒のトッププレートのモデル。日立の新製品で、献立決めや調理の設定がスマホでできるそうですよ。

奥様が熱望した食洗機はミーレに決定

「絶対につけてほしい!」と、珍しく奥さまの主張が強かったのが食洗機。

「よく自宅でママ友や子どもたちとご飯を食べたりするんですが、今の家には食洗器がないので、食器洗いはママ友のみんなが協力して洗ってくれるんです。せっかく楽しい時間を過ごしても、それで現実に戻ってしまうのが残念で……。普段から洗い物は多く、食洗機はマストで設置をお願いしました」と奥さま。

友人にもオススメを聞き、選んだのはミーレの食洗機。「容量がたっぷりあって、収納部がガバッと手前に開くので食器をどんどん入れられる。カトラリートレイも便利そうですね」(同)。

食洗機と夫妻

収納部も抜かりなくチェック!

収納部も次々チェックする夫妻。左はシンク下の引き出し収納。「ここにはザルやボウル、密閉容器やサラダスピナーなど、水でを使うモノを収納すると便利なんですよ!」とコジマジックさんの収納セミナー開講。縦に5つ並んだグレーのボックスは、ロック付きの包丁差し。小さいお子さんのいる家では、安全で助かりますね!

右は、キッチン背面に設置する収納部。「ゴミ箱もスッキリと内蔵されていていいですね」と夫妻。

収納部覗く2人2点

シンク下の引き出し収納には、インナー引き出し「引き出しポケット」をプラス。よく使うラップ類などを入れるのに重宝しそうです。「スペースをより有効活用できていい」とコジマジックさん。

このほかコンロの「スパイスボックス」、重いモノを入れる「アンダーストッカー」も組み合わせることにしました。

収納内部。上段にラップあり。

キッチン背面には観音開きのシンプルな吊戸棚もついています。色はもちろんミディアムブラウン。

吊戸棚を開ける2人

動線も考慮してコジマジック・キッチンが完成

最後に、これまでに決めた項目の確認と、背面収納の打ち合わせ。

デスクで3人打ち合わせ

背面収納は、今持っている食器の大きさや数に合わせて棚位置などをカスタマイズ。作業動線も考慮して、ゴミ箱や家電収納の位置を決めていきます。

例えば「ゴミ箱は作業台の斜め右後ろにあると使いやすいかな。電子レンジはこっちにある方が便利かも」と奥さま。図面に細かな調整が加えられていきます。

図面を修正を入れる

「オーダーキッチンではないけれど、変更やカスタマイズが柔軟にできて助かりました。理想のキッチンを実現できそうです」(コジマジックさん)。

「搬入される日が今から楽しみです!」(奥さま)。

ウッドワンプラザ新宿

東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー/リビングデザインセンターOZONE6F
営業時間:10:30〜19:00   休館日:毎週水曜日(※祝日は開館)年末年始・盆休み    tel:050-9000-3406

収納王子コジマジック
【一般社団法人日本収納検定協会 代表理事 小島弘章】
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で25 年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に“ 笑い”を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上、著書・監修本は累計40万部を超える。“収育”を理念として掲げた日本収納検定協会を設立し、お片づけを楽しむ検定「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やマンションの収納監修など、日本や中国を中心に幅広く活躍中。
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山田耕司=撮影  田中敦子=取材・文

 

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