キッチン掃除は今のうちに!断然ラクに終わらせる方法
年末のキッチンまわりの大掃除。油汚れが冷えて固くなり、落ちなかった経験ありませんか?
「秋のうちにやっておけば、油汚れが落ちやすいので効率よく進められて、年末の大掃除がラクになりますよ」と話すのは、掃除に関する著書もある掃除ブロガー・よしママさん。
“つけ置き”と“汚れ落とし”の同時進行で時間も節約できる、換気扇とガスレンジの掃除術を教えてもらいます。
キッチンの油汚れを落とすコツは温度にあり
ガスコンロにこびりついた油汚れは、あたためると汚れが浮いて落としやすくなります。寒い冬では、油が固まって落ちにくいうえ、水仕事もつらくなりますから、換気扇やガスコンロの大掃除は、今のうちに済ませておくのがおすすめです。
事前に準備しておくといいもの
・酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)
・ビニール袋2枚
・輪ゴム
・炊事用手袋
・ドライバー
・脚立
・ウエス(古布)など
・タワシ
・スポンジ
・アイススプーン(使い捨てのもので可)
・アルミシート
頑固な油汚れにはシンクでのオキシ漬けが効果的
油汚れは、つけ置きして汚れを浮かせてから磨くと、きれいに落とせます。その手順を紹介していきましょう。
1.お湯を沸かしてレンジまわりをあたためる
まずは、ガスコンロと換気扇をあたためます。お湯を5分くらい沸騰させてから始めると、油汚れが浮いて掃除しやすくなります。
2.つけ置き液を作る
お湯を沸かしているのと同時に、シンクにつけ置き液を作ります。
最初に排水口に栓をします。栓がない場合は、ゴミ受けにビニール袋を2枚つけて、輪ゴムをつけておくと水がもれにくくなります。
シンクに約40度のお湯をためて、酸素系漂白剤を入れます。わが家では、大さじ5~6入れて溶かしました。
3.換気扇と五徳を外してつけ置き
換気扇の電源を切り、パーツをドライバーで外します。
五徳も外してつけ置きします。わが家は黒いホーロータイプなのでつけ置きできますが、ステンレス、鉄、アルミ、銅など素材によってはつけ置きできないものもあるので、事前に確認を。コンロはお湯を沸かして熱くなっているので気をつけて作業してください。
細かい部品は小さな皿に入れてなくさないようにします。
つけ置き時間は2~3時間が目安です。
つけ置きしている間に別作業。時間を無駄にしないのがポイント
つけている間に、レンジフードやコンロまわりを拭き掃除。段取りよく一気に進めるのがコツです。
4.レンジフードと壁を磨く
つけ置きしている間にレンジフードを磨きます。シンクに作ったつけ置き液をウエスやマイクロファイバークロスにしみ込ませて拭いていきます。その後、水拭きします。レンジフードの内部はパーツがむき出しになっているので手を切らないように気をつけてください。
そのまま、まわりの壁も拭きます。
5.ガスコンロを磨く
ガスコンロもつけ置き液で磨いていきます。液を少し垂らして、しばらく置いてから磨くと、油が浮いて拭き取りやすいです。頑固な油汚れは、アイスを買ったときについてくるアイスクリームスプーンでこすると落ちやすいのでおすすめ。磨いた後は、しっかり水拭きします。
置き型タイプのガスコンロの場合は、コンロをどかして、つけ置き液で台を拭いていきます。
この拭き掃除を楽にするために、わが家では100均のアルミシートを敷いて汚れ防止に。大掃除のときに新しいシートに取り替えておけば、来年の拭き掃除も簡単!
6.換気扇と五徳を磨いて戻す
2~3時間ほどつけ置きしたら、水をゆっくり抜きます。油が浮いてくるので五徳はタワシなどで優しく磨いて汚れを落とし、換気扇はスポンジでこすり洗いします。
すすいで乾かしたら元に戻します。
仕上げに、換気扇フィルターなど汚れ防止アイテムを設置しておくと、次回の掃除がラク。換気扇フィルターも小まめに交換して、吸い込む力が落ちないよう気をつけています。
掃除中は、シンクとコンロが使用できず、食事の用意ができないので、時間に余裕をみて始めましょう。
なにかとせわしない年末に少しでもゆとりができて、掃除の手間もラクになる。秋のキッチン大掃除、ぜひ試してみてください。
※掃除の際は換気を十分に。洗剤の取り扱いには気をつけましょう。
※換気扇やガスコンロの洗い方については、傷などがつかないように取扱説明書をよく読んでから行ってください。