リノベーション

Sumai編集部

日刊Sumaiライター・井上さんの団地物件探し。内見物件の満足度を公開

夫と都内の団地(賃貸)に暮らし、「団地大好き!」というライター・井上さん。団地リノベにも強いリノベ会社・EcoDecoおススメの団地物件を内見させてもらうことになりました。

井上家の希望を踏まえ案内された3物件ついて、感想や満足度を井上さん自身に紹介してもらいます。案内してくださるのは、EcoDecoの小林孝寿さんです。

井上夫妻

【イノウエ夫婦のプロフィール】
ライター・イノウエヨウコ/ナチュラルな暮らしに憧れるアラサーライター& 編集者。趣味は料理とカメラとDIY。多趣味が災いし(?)、器や調理器具から本や雑誌、木工グッズまで所持品が多いのが悩み

夫/都内勤務の会社員。ピアノとギターとPCゲームを愛する文化系男子。自室に電子ピアノと大型モニターは必須。妻の妨害を逃れ、音楽やお笑いの動画を鑑賞するのが至福の時間

内見したのはこの3件!

物件価格は2000万円以下、広さは60平米以上でエリアは東西線沿線が希望だけど千葉まで広げてOK、というリクエストに応えて選んでいただきました。

物件A:日当たり良好。ゆったり環境が心地よいザ・団地

まずは最寄り駅から徒歩20分ほどの場所にある大規模団地へ。
団地というと、同じ建物がマッチ箱のように並んでいるイメージでしたが、こちらは高層・低層・テラスハウスとさまざまなタイプの建物が集い、小さな街みたいな雰囲気。敷地内にスーパーもあり、生活しやすそう。

団地a

内見したのは8階建ての2階。玄関ホールを抜けると掃き出し窓が2つ並ぶ明るいLDKが! 妄想が膨らみます。すると、おもむろに家じゅうの壁をコンコンと叩き床をフミフミし始めた小林さん。
「リノベ時にどの壁を抜くことができるか、チェックしているんです。ちなみに古い団地ならではの太いコンクリートの梁は、現しにするとかっこいい意匠になりますよ」とのこと。床は、二重床か直床かをチェックしているのだそう。

団地a

「ここは二重床の可能性も。規約で直床にしてよければ、今2400㎜ある天井高を、もう少し高くすることはできそうですね」。2階ではあるものの、木々とテラスハウスに囲まれているため眺めもなかなか。

築年数は気になるけど、明るく広いアルコーブもポイント高し。

団地a

・エリア/千葉県内
・交通アクセス/最寄駅から徒歩20 分
・専有面積/61.28平米(2LDK) バルコニー12.46平米
・築年数/37年(昭和56 年築)
・建物規模/地上8 階建ての2 階
・物件価格/1550万円
・管理費、修繕積立金/6800円、1万4000円 計2万800円

物件B:眺望抜群の11階建ての最上階!団地というより高層マンションの趣

次に向かったのはAと同じ団地内にある11階建ての物件の最上階。見晴らしと風通しがよく、開放感抜群のLDでギターやピアノを弾いたら気持ちがよさそう!

団地b

キッチンから離れた角部屋は、夫が喜びそうな予感。

団地b

ただし、床はかなり劣化が目立ち、お風呂も狭いので全面リノベはマスト。がっつりとリノベした場合のおよその予算を尋ねてみると「平米あたり16万円で計算すると……950万円くらいでしょうか」とのこと。うぅ、これはかなり厳しいかも。

団地b

「ち、ちなみにいきなり退去勧告とかないですよね?」と尋ねたところ、小林さんがサッと取り出したのが、今後の修繕計画と収支が記載された修繕計画表。
「今のところ、大丈夫そうですよ。ちなみに収支が赤字の部分がありますが、こちらのように総戸数が500戸以上もある大規模な団地ですと、黒字回復も早いんです。ざっと見た感じですが……まず大きな問題はなさそうですね」。

エレベーター1台に対し各階2戸ずつという贅沢なつくりでプライベート感もバッチリ。お値段相応の価値は、十分にアリかも?

・エリア/千葉県内
・交通アクセス/最寄駅から徒歩20 分
・専有面積/62.84平米(2LDK) バルコニー14.08平米
・築年数/37年(昭和56 年築)
・建物規模/地上11階建ての11階
・物件価格/1730万円
・管理費、修繕積立金/1万300円、1万7000円 計2万7300円

物件C:破格の1000万円以下! 使用状態も良好で広さも十分

最後に「今回の希望の沿線からは外れますが…」と言いながら案内してくれた3件目。

団地c

お値段を聞いて「ボロボロなのでは?」と正直、期待値は低かったものの玄関ドアを開けて驚愕。状態のよいフローリングが広がる日当たり抜群の空間。
「これは、前の持ち主の方が一度リノベされた物件ですね」と小林さん。

団地c
お風呂もそのまま使えるくらい状態がよく、トイレの窓がないことはこの際どちらでもよくなってきた……。
カラフルな壁紙が貼ってある2つの洋室はパリのアパルトマンのよう。

団地c

ただし先ほどの2件に比べ収納スペースが少ないため、家具を置いたり造作するなど収納スぺースの確保はマスト。さらに、玄関を開けたらすぐにお向かいさんの玄関ドアという構造と、エレベーターがないことはネック。

キッチンが北向きのため、日当たりのいい部屋にダイニングテーブルを置くとキッチンとテーブルの距離がかなり離れてしまう間取りもやや気になるところ。しかし、それを差し引いても物件価格の安さと意外な程の贅沢感に心惹かれる物件でした!

・エリア/千葉県内
・交通アクセス/最寄駅から徒歩8 分
・専有面積/80.37平米(2LDK) バルコニー10.63平米
・築年数/38 年(昭和55 年築)
・建物規模/地上5階建ての5階
・物件価格/950万円
・管理費、修繕積立金/4300円、1万9000円 計2万3300円

各物件の満足度は?

キッチン

kou / PIXTA(ピクスタ)

物件A:星4つ★★★★

正方形に近い形なので、希望する間取りに近づけそうという結論に。そして何より明るいキッチン&ダイニングという第一希望が最も実現できそう!

物件B:星2つ★★

リノベ次第で自慢の家になりそう。しかしやや高所恐怖症気味であるがゆえに、洗濯物を干すたびにビビってしまうかも、という不安も。

物件C:星3つ★★★

コスパと周辺の環境はピカイチ。内見直後は「絶対3件目のC!」と鼻息が荒かったものの、数日間冷静に考えてみると、リノベしてもやはり間取りが使いにくそうなのと、5階でエレベーターなしは気になります。

「こうしたい!」「これできますか?」というムチャぶりに、プロとしての冷静な意見をくださった小林さん。おかげで第一印象だけにとらわれずに検討できました!

取材協力  小林孝寿さん(EcoDeco)
小林孝寿さん(EcoDeco)/リノベーションコーディネーター兼設計、宅地建物取引士。リノベに欠かせない住宅性能や住宅ローンのことも含め、分かりやすい丁寧な説明には定評がある。

小林さん

イラスト/うつろあきこ

※この記事は「リライフプラスvol.33」掲載時のものです。

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