ツインベッドとダブルベッドの違いをインテリアのプロが解説
自分たちのライフスタイルに合うベッドを選ぶのって難しいですよね。「実際に設置してみたら、想像以上に大きくて圧迫感が出てしまった」「ベッドが思ったよりコンパクトでちょっと窮屈だった」という方もいるかもしれません。
こんな失敗をしないためにも、家具店に5年間勤務した経験を持つインテリアコーディネーターのタクミさんに、ベッド選びのポイントを教えてもらいます。
シングルツインベッドとダブルベッドの違いは2つ

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2人で使うなら、シングルツインベッドとダブルベッドのどちらにするかで悩むケースが多いはずです。それぞれの特徴を知っておくと、失敗しないベッド選びにつながります。
サイズの違い
両者の大きな違いの1つは「大きさ」です。
シングルツインベッドの横幅は約2m。ダブルベッドの横幅は約1m40cm。その差は、60cm。なんと子供1人分の肩幅にもなります。
就寝中、パートナーの寝返りを気にしたくない方にとって、この60cmの差は寝心地を左右する大きなポイントになるでしょう。
「寝返りをされるたびに、肩がぶつかって目が覚めてしまった」などと失敗をしないように、2人が並んで寝たときに窮屈にならないサイズを選ぶのがポイントです。
用意する寝具の台数の違い
そして、2つ目の違いは「マットレスとベッドフレームを用意する台数」が異なるという点です。
シングルツインベッドは、2台のベッド。ダブルベッドは、1台のベッド。
ダブルベッドは1枚のマットレスとベッドフレームを使用するのに対して、ツインベッドはマットレスとフレームがそれぞれ、2セットずつ必要になります。
必要な家具の総量が多くなると、予算も多く必要になります。「広さを重視してベッドを選んだら、思ったよりも高額になってしまった!」なんてことにならないように注意が必要です。
リーズナブルに揃えるなら、ワンセットで揃うダブルベッド。コストパフォーマンスを大事にするなら、2台セットのシングルツインベッド。
このような選び方をしても良いでしょう。
これらの特徴を踏まえたうえで、それぞれのベッドを快適に使うための選び方のポイントをお伝えしていきます。
ダブルベッドを快適に使うための選択ポイント
ダブルベッドを選ぶときのポイントは大きく3つ。以下のポイントを確認しましょう。
サイズは小さくないか
2人で並んで、肩がぶつからないか。理想としては10cm以上のスペースは空けたいところです。
マットレスの硬さは適切か
1枚のマットレスを2人で共有したときに、柔らかすぎたり、硬すぎたりしないか確認しましょう。
振動が伝わりづらいマットレスか
マットレスのバネは、寝返りをしても振動が伝わりにくい仕様でしょうか? パートナーが寝返りを打つたびにマットレスが振動すると、寝づらい環境につながります。
シングルツインベッドを快適に使うための選択ポイント
シングルツインベッドを選ぶときのポイントは大きく3つ。以下のチェックポイントを確認しましょう。
部屋のサイズに適切か
シングルツインベッドの横幅は約2m。6畳以上の広さであれば、ゆとりをもって設置することができます。
マットレスの厚みは2枚とも均等か
2枚のマットレスを並べたときに、厚みが異なると凹凸が目立つ使いにくいツインベッドになってしまいます。
マットレスの硬さを変えると、厚みも変わるケースがあるので確認しましょう。
予算内に収まるか
ツインベッドは、フレームとマットレスが2セット必要になります。そのためシーツや、ベッドパッド、掛布団などのリネンも2セットずつ必要になります。
想定していた予算をオーバーしないように、トータルの金額を事前に確認しておきましょう。
まとめ:ベッドはサイズ選びがとっても大切

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2人で使うベッドは、サイズ選びがとても大切ということをお伝えしました。仕事や家事の疲れを癒してくれるベッドは、寝心地の良いものを選びたいですよね。
選ぶポイントをしっかりと見極めて、パートナーと長く使える寝具を選んでくださいね!