インテリアスタイリスト・窪川勝哉さん愛用の椅子、見せてもらいました
家具選びに迷った時は、おしゃれな人の選び方を参考にするのもおすすめ。インテリアやクラフト、家電などのプロダクト全般や空間のスタイリングまで幅広く手掛けるインテリアスタイリストの窪川勝哉さんに愛用の椅子を見せてもらいました。
住まいに似合う椅子が自然と集まった
昭和31年に建てられ、現在なんと築63年という都内のテラスハウスをリノベーションして暮らす窪川さん。2階建てで120平米というゆったりとした室内には、国境や時代もさまざまな個性豊かな椅子が揃います。
「10年ほど前に入居したのですが、インテリアはそのときとほとんど変わっていません。古いものに惹かれるのは昔からブレないので、自然と似たテイストの家具が集まっているからかも。ネットも便利だけど、実物を見て買うことも大切にしてほしいですね」。
ハーマンミラーの「アルミナムチェア」
ワークスペースで使っているのはハーマンミラーの「アルミナムチェア」。現行品のキャスタータイプにはない4本脚と、ヴィンテージ感のあるグリーンの張り地がお気に入りです。
ロバート・ヴェンチューリの「クイーン・アン・チェア」
アメリカの建築家ロバート・ヴェンチューリの「クイーン・アン・チェア」。15年前に約5万円で購入したそう。「座るというより観賞用に」。
「チャーナーアームチェア」
学生時代にアルバイトをしていたインテリアショップでひと目惚れした「チャーナーアームチェア」は、曲げ木の優美な曲線が魅力。先に窪川さんの友人が購入してしまったため、自宅にあった岡本太郎の「彩りイス」とトレードして入手した、という思い出深い一脚です。
過去にマッサージチェアのプロデュースも!
窪川さんは2010年にパナソニックと「マッサージソファ」を共同開発したことも。メカっぽいイメージを刷新するため、1人掛けのソファにしか見えないデザインに。「カバーリングで着せ替えできるのもポイント」だそう(現在は生産終了)。
撮影/林紘輝
※情報は「リライフプラスvol.28」掲載時のものです