家計

秋山悠紀秋山悠紀

こんなことまで負担…あなたが支払う、納得できない手数料は?

銀行に口座を持っているだけでお金がかかるという「口座維持手数料」導入について、先月からたびたび報道されています。取引していないのにお金がかかるのは、すんなり納得できないという人も多いのでは。

口座維持手数料に限らず「手数料」と聞くと、「できることなら払いたくない」というのが消費者心理。しかし、なかには「手数料を取ってくれてもいい!」と思うサービスがあるのも確か。

そこで今回は、株式会社エアトリが行った手数料についての調査結果をご紹介します(20代~70代の男女1,079名が対象)。

口座維持手数料に反対する人は7割以上

通帳

話題になっている口座維持手数料について、「納得できない」と回答した人は73.8%でした。一方で「どちらとも言えない」と回答した人は18.2%、そして「納得できる」と回答した人は8.0%でした。

今年10月からスタートした消費税増税の影響で多くの人の節約意識が高まっているなか、さらなる家計への追い打ちともいえる口座維持手数料には、反対する人が大半であることが分かります。

次に口座維持手数料が徴収されるようになった場合のことを聞きました。
今保有している口座を「解約する」と回答した人は23.5%、「金額や条件によっては解約する」という人は67.8%。合わせると9割以上の人が解約の可能性を示唆していました。

具体的な意見を聞いてみると「金利が低いので、防犯以外の理由で預けるメリットは少ない(60代・女性)」「預けられた金融資産を運用して利益を得ているはずの銀行が、利息という形で顧客に還元しなくなって久しいが、それに飽き足らず預けるなら手数料を貰いますとは本末転倒、図々しいにもほどがあると思う(50代・女性)」など、銀行や口座の存在意義を疑問視する厳しい声も多数。

ATM利用やスマホの契約に手数料を払うのはちょっと…

ATM

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

口座維持手数料が導入されれば、銀行にとっては目先の収益源にはなるかもしれません。しかし今回の調査結果から、銀行に対する消費者の信頼感は薄れ、長い目で見て銀行にとって改悪となる可能性がありそうです。

口座維持手数料に限らず、世の中には「どうしてこんなことに手数料を取るの⁉」と疑問に思うサービスは少なくありませんよね。
今回の調査でも、納得できない手数料について複数回答可の選択肢の中から選んでもらったところ「ATMにおける手数料」(73.9%)と「携帯・スマホの契約事務手数料」(58.7%)が1・2位になりました。

「ATMは客が機械操作をして人件費削減に協力している行為です、無料で当然(60代・男性)」「ネットで手続きが済むこと(携帯・スマホの契約)に、手数料を支払うのはおかしいと思う(40代・女性)」など人的リソースを削減していることの意味を問い正す意見が目立ちました。

荷物の再配達に手数料を払ってもいい理由は?

再配達

逆に、「これは手数料を取ってもいいのではないか」と思うサービスについても調査しました。すると、結果は以下の通り。

「荷物の再配達」については、配達員の業務負担を憂慮する人が多いのではないでしょうか。

共働き家庭も増え、平日の日中に荷物を受け取れないケースは多いと思います。再配達の依頼連絡も面倒ですが、仕事といえども同じ家に同じ荷物を2度運ぶ配達員さんはもっと面倒なはず。
再配達をお願いした場合には、手数料として配達員さんのお給料に上乗せされてもいいのではないか、という思いを多くの人が抱いているのでしょう。

スマホ

artswai / PIXTA(ピクスタ)

2位の「救急車の出動」や3位の「飲食店・ホテルなどの予約/キャンセル」については、最近いたずらで電話やキャンセルをする人が問題視されていることも影響しているのでしょう。
手数料を設けることで、そうしたトラブルを起こすモラルのない人が減ってほしいと考えている人が多いのかもしれません。

※ “口座維持手数料”は4人に3人が「納得できない」! 逆に“手数料を取っても良いのでは?”と思うサービスは 「飲食店・ホテルなどの予約/キャンセル」「救急車の出動」を抑えて、 「荷物の再配達」が1位に。

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