冬のカビに注意!水回り、旅行後のバッグ…4つの対策
新年を迎え、「今年は清潔な住まいにしよう」
日刊住まいのライターが、
1.洗濯機は「乾燥」を徹底! 洗濯槽とくず取りネットのケアがカギ
洗濯機に関しては2つのことを実践し、カビ発生を予防しています。
1つ目は、実践している方も多いと思いますが、使用後の洗濯機のフタは常に開放して洗濯槽を乾燥させます。
フタを閉じていたほうが見映えが良く、ホコリが入らないというメリットがありますが、水回りはカビの発生率が高い場所。乾燥させることを重視しています。

ネットに溜まった毛玉やホコリは、乾燥させてからのほうがキレイに取り除くことができます
次に、洗濯機に付属のくず取りネットについて。筆者は洗濯物を干す時に一緒に干します。
洗濯ネットも同様に干してしっかり乾燥させれば、カビ知らず!
2.湿気が最も発生しやすいバスルームは「外す、撤去」
筆者宅のバスルームには「あるはず」のものがありません。掃除の手間を省きたかったので浴槽のフタとゴム栓のチェーンを撤去したことで、掃除に使う水が減り、節水ができました。
フタやゴム栓チェーンはとてもカビが発生しやすいので、掃除に手間がかかるもの。思い切って撤去すると節水だけでなく、日々の管理も楽になります。
まだ他にバスルームでできることはないかと探した結果、排水口のフタも撤去しました(バスルームによっては撤去できない場合があります)。
撤去したことで、下記3つのメリットがあったと感じています。
1.カビやすいフタを洗う手間が省けた
2.フタがなくなったことで通気が良くなり、排水口ネットがカビにくくなった
3.排水口ネットが直接目に触れるため、洗髪後に出る髪の毛などのゴミを入浴後に取り除く習慣が生まれ、いつも清潔に。ヌメリまで減った
フタを外すだけで、これだけの変化が生まれます。
3.年に1~2回のカーテン丸洗い後は「サッとひと拭き」
自宅で丸洗いできるカーテンが増え、筆者は年に1~2回のカーテン洗いを習慣化できるようになりました。
昨今の猛暑で遮光カーテンが普及していますが、遮光カーテンの裏面(ツルツルした面)は乾きにくいので、洗ってカーテンレールに吊るした後、乾拭きするとカビ防止になります。
また、断熱性の低い窓は冬の結露に悩まされるもの。この結露がカーテンに付着して、カーテン裏や裾まわりにカビが発生する場合があります。
吸水性のよいマイクロファイバーや乾いたタオルで拭く、サーキュレーターで風をあてるなど、カーテンを乾燥させるのもカビ予防の一助になります。
4.使用頻度の少ないカバンやスーツケースには「除湿剤」を

湿気を吸うと薬品がジェル化する一般的な除湿剤ですが、約1年で取替えが必要になります
年末年始の旅行や帰省で使ったあとは、
筆者の使っているスーツケースは気密性が高いようで、内部の布にカビが発生してしまいました。以来、未使用時には引き出し用除湿剤を入れてカビ対策をしています。
スーツケース同様あまり使わないボストンバックや大きなリュックはクローゼットに押し込みがちですが、油断するとカビが発生します。こちらにもタンス用除湿剤を入れるのがおすすめです。

吊るし収納もカビ防止に
お金や手間を掛けずに小さな工夫でカビ予防! 日々の小さなアクションがその後大きく効いてくるので、寒い時季から習慣にしてみませんか。