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マンションギャラリーの雰囲気に流されるな!その「広い」は本物?

新築前のマンションの代表的な間取りや部屋の雰囲気を知るには、マンションギャラリーに足を運ぶ必要があります。
ここで住まいのイメージをつくり上げて、ぴったりの部屋を探すことになるわけです。でも、間違ったイメージを抱いてしまい、失敗した人も少なくありません。

そこで、今回は『不動産屋は9割ウソをつく』(三笠書房)の著者である現役不動産仲介営業マン・関田タカシさんに、マンションギャラリーで失敗しないためのアドバイスをもらいました。

1. マンションギャラリーのデメリット

マンション

at / PIXTA(ピクスタ)

大半のマンションギャラリーでは、次のような流れで物件の説明を受けます。
・アンケートへ自分たちの要望や家族構成などを記入する
・マンション概要の説明を受ける(営業マンの説明のほか、模型やDVDなどにより説明されることもあります)
・代表的な間取りのモデルルームを見学する
・マンションが建てられる場所に行って現地見学、周辺環境のチェック
・営業マンが住戸の価格提示を行う。商談やアンケートの実施

このうちの「モデルルームの見学」の段階で間違ったイメージを抱く人が少なくありません。

実際の物件の中に「棟内モデルルーム」を設ける場合は、実際の部屋や環境、近所の人の様子も見ることができ、正しいイメージをもちやすくなります。
マンションギャラリーの場合は、マンション建設前に、別の場所に設けられるため、眺望や明るさなどの住環境も理解しにくいというデメリットがあるのです。

また、自分たちが購入しようとしている部屋の広さや仕様をリアルに感じられず、チラシのキャッチコピーに惑わされることも少なくありません。

2. 広いはずのリビングも「住んでみたら狭かった」ということも

モデルルーム

旅人 / PIXTA(ピクスタ)

モデルルームには、家具が配置されているケースが非常に多いです。これは、お客さんに広さの感覚や実際に住んだ時のイメージをつかんでもらうために行われています。
しかし、購入しようとしている間取りと同じモデルルームを見学して「広い」と思っても、入居時に家具を搬入すると「狭い」と感じることがあります。

これは、家具が置いてあるモデルルームは、狭さを感じさせないように家具を配置しているからです。錯覚を起こさないために、見学前に自分たちが持っている家具や持ち物の量を把握しておくことをおすすめします。

そして、今持っている物が全部収まるのかをシミュレーションしてみましょう。夏物、冬物衣類の収納場所、ゲスト用布団の収納場所、子どものおもちゃなど…。
すべてが収納できそうなら、購入を検討してもよいのではないでしょうか。

3. まとめ

クローゼット

Galyna / PIXTA(ピクスタ)

マンションのチラシには「約16畳の広々リビング」「豊富な収納」「ウォークスルークローゼットで大容量の収納」など、購入検討者の心を動かすキャッチコピーが書かれていることが多いです。

しかし、考えてみて下さい。16畳って広いのでしょうか。

広い家で生まれ育った人にとって、16畳は狭く感じるかもしれません。各部屋に1間以上の押し入れや天袋、納戸がある実家で育った人からしてみれば、ウォークスルークローゼットは大容量に感じないかもしれません。

とくに「広さ」に関しての感覚は人それぞれ。マンションギャラリーのモデルルームを見学するときも、漠然と訪問するのではなく、しっかりとした準備をしてから訪問することで失敗は少なくなるでしょう。

関田タカシ(セキタタカシ)
1982年東京都生まれ。宅地建物取引士。大学卒業後、大手流通不動産流通業者にて売買仲介の経験を積む。その後、収益不動産専門の売買仲介業者へ転職。ヘッドハンティングされ、現在は投資用不動産専門の売買営業担当として従事。著書に『現役営業マンが明かす不動産屋のぶっちゃけ話』『現役不動産仲介営業マンがこっそり教える最強の初心者向け不動産投資』『超実践 不動産投資のプロ技』(以上、彩図社)がある。

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