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大木 聖美大木 聖美

卒業後のランドセル、どうする?手放し方から再利用法まで

小学校6年間、ほぼ毎日使ったランドセル。卒業後にすぐ手放したいけれど、思い出がたくさん詰まっていてなかなか踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。それでいて、保管するにはある程度のスペースが必要となり、邪魔に…。

そんなランドセルの手放すタイミングやその手段について、整理収納アドバイザーの大木 聖美さんに教えてもらいました。

卒業したらランドセルってすぐ手放すの?

ランドセル

ベネッセ教育情報サイトが実施したアンケート結果(2017年発表)によると、「使い終わったランドセルはどうしましたか?」の問いに対し、約60%のご家庭が「自宅でそのまま保管」と答えたそうです。

小学生のうちはほぼ毎日お世話になっていても、卒業した途端、使い道がない「不必要なもの」に変わってしまいます。ですが毎日使っていたものだけに、卒業を迎えたからといってすぐに手放すと決断できる子どもは少ないようです。
親もランドセル購入から小学校卒業までの記憶が新しいだけに、なかなか手放せないものかもしれませんね。

ランドセル

わが家には現在高校生と中学生の息子がいますが、やっぱり2人とも卒業後すぐにランドセルを手放すという決断ができませんでした。なのでクローゼット上段の棚に見えるように保管し、翌年3月に再度「ランドセルどうする?」と問いかけました。

中学生の次男は翌年には「もういらない」と返答。普段から物持ちの良い長男は数年考えていましたが、高校入学と同時にあっさり「いらない」と気持ちが切り替わっていました。
子どもも日々成長していきます。その過程で、物の持ち方についても気持ちに変化が生まれていくのですね。

親としても当初は手放すのにためらいがちでしたが、数か月経つともう「手放してもいいかな」と気持ちが変化していきました。

一度保管すると決めても、年月の変化とともに気持ちが変わっていくこともあります。残す必要があるかないか、定期的に見直すことが何よりも大事なのではないかと感じました。

その1:寄付する

ランドセル

ベネッセ教育情報サイトによると、約20%の方がランドセルをゴミとして処分したそうです。汚れや欠損が激しい場合は仕方がありませんが、まだ充分に使えると判断できるランドセルだったら発展途上国など必要としている場に送り、役立ててもらう「寄付」という選択肢もあります。

わが家のランドセルは2つとも子どもたちが寄付する道を選びました。丁寧に拭いてから、ランドセルリサイクル業者に送りました。送料や手数料がかかりますが、どこかで誰かがまた使ってくれるという気持ちから、より積極的に手放すことができたようです。

その2:リメイクして保管する

ミニランドセル

miriambee / PIXTA(ピクスタ)

ランドセルの一部を思い出として保管するという方法もあります。小型のランドセルに作り替えてオブジェとして飾る方法もありますし、革の一部をペンケースや定期入れにリメイクして別のものとして使い続けるという方法もあります。

ランドセル販売元がリメイクまで請け負ってくれる工房もありますし、リメイクを専門に扱っている業者もたくさんあります。ご興味ありましたらネットで「ランドセルのリメイク」と調べてみてください。

その3:収納として使い続ける

ランドセル

小学校時代の成績表や文集、思い出に残っている作品などをランドセルに詰めて収納ボックスとして使い続ける方法もあります。収納ボックスを含めた丸ごと一式が小学校の思い出となり、気兼ねなく保管することができます。
ただし思い出の品はこの中に入るだけとし、増やしすぎないよう気をつけましょう。また、定期的に中身も含めて「必要か否か」をジャッジすることも大切です。

手放すと判断したら、どのような方法で手放すかを決め、すぐ実行に移しましょう。手元に残すと判断しても、思い出としての気持ちは年月とともに変化していきます。お子様とともに定期的に見直すことで、思い出との付き合い方を共有できたらいいですよね。

大切に使ってきたランドセルだから、最善の方法をぜひじっくり考えていただきたいなと思います。

【参考】
※ ベネッセ教育情報サイト

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