家づくり

Sumai編集部

造作家具、クロス、タイル…。家づくりを盛り上げるおすすめアイテム

個性的な輸入クロスや、独特の質感とぬくもりがにじむ古い建具…。ディテールにこだわることで、家づくりはいっそう楽しくなります。

「女性ならではの視点で暮らしを編集することで、その人らしい暮らしづくりのお手伝いをしたい」と話すのは、一級建築士の瀧内未来さん(kurachiffon /クラシフォン)。瀧内さんが心惹かれる「家づくりのアイテム」を実際の施工例をもとに教えていただきました。

楽しい工夫ができるワルパの個性的なクロス

白い熊と黒い熊の壁紙

最初の例は、夫婦+3人の子どもたちが暮らす一戸建ての半分だけをリノベーションしたお宅。屋根裏部屋に子どもたちの居場所をつくるため、白い熊と黒い熊の壁紙を貼ってゾーニングしました。

「輸入壁紙専門店・ワルパの輸入クロスは個性的なデザインのものが多くて、お施主さんも私もテンションが上がります!例えばキッチンにスプーン柄のクロスを取り入れる、といった楽しい工夫ができるのがいいですね。お値段もそれなりにするので、ポイント的に取り入れることが多いです」(瀧内さん)

独特の質感とぬくもりがにじむ古い建具

凝ったデザインの欄間のある玄関

こちらは築50年前後の一戸建てリノベ。味わいのある建具が多かったため、さまざまな場所に転用してうまく活用しました。

凝ったデザインの欄間を玄関ドアに取り入れたほか(写真右)、雪見障子にワーロン紙を貼ってLDK 入り口に設置したり、キッチンカウンターの扉に欄間を設置したりしたそうです。

「古い建具には独特の質感とぬくもりがあるので、できるだけ生かしたいと思いました。元の家の気配も少し残しつつ、若いファミリーが暮らしいやすい家になったと思います」(瀧内さん)

デザインのバリエーションが豊富なタイル

洗面コーナーの壁に色鮮やかなタイルをコラシージュ

「タイルが大好き」という瀧内さん。自宅の洗面コーナーの壁に色鮮やかなタイルをコラシージュしました。テーマは「サンゴのダンス」だそう。

「デザインのバリエーションが豊富なタイルは、サンプルを見ているだけでもワクワクします。調湿機能のあるタイル・エコカラットはデザイン性も高いので、水回りの近くに取り入れることが多いです」(瀧内さん)

家族の気配が感じられる室内窓はマンションリノベにも有効

家族の気配も感じられる室内窓

光や風を届けるだけでなく、家族の気配も感じられる室内窓はマンションリノベーションにおいて有効なアイテムのひとつ。

上の写真はキッチンと玄関を仕切る壁にアンティークのガラス扉を取り入れた例。壁面のタイルともマッチしています。

LIXILの室内用装飾窓「デコマド」

上の写真はLIXILの室内用装飾窓「デコマド」をリビングと個室を仕切る壁に取り入れた例。

「メーカー品なので機能面での心配がなく、ガラスを数種類の中から選べたり、使い勝手などもよく考えられていたりするので安心してご提案できます」(瀧内さん)

空間を最大限に活用できる多機能造作家具

小上がりとロフトを合体させた超多機能な造作家具

37㎡のマンションをリノベした瀧内さんの自宅は、コンパクトな空間を最大限に活用するための工夫がいっぱい。

小上がりとロフトを合体させた超多機能な造作家具が大活躍。ベッドは長さ2mで、寝るときに引き出して使うスタイルです。ベッドスペースをぐるりと囲むカーテンも設置してあります。

多機能造作家具の引き出し

上の写真の引き出しは衣類収納。小窓は隣接する収納室に光を届けるだけでなく、裏に置かれたカゴに洗濯ものを入れるための開口でもあります。ロフトは子どもたちのプレイスペースとして活用中です。

瀧内未来さん(kurachiffon /クラシフォン)

瀧内未来さん(kurachiffon /クラシフォン)
店舗設計の会社に7年間勤務した後2012年に独立。昭和13年築の日本家屋をリノベした複合施設「上野桜木あたり」の設計も手掛けた。住宅のリノベーションのほか、キッチンのリフォームも手掛ける。

イラスト 高垣秀雄
撮影 山田耕司

  • B!