お宅拝見

シマムラ アサミシマムラ アサミ

【マンションリノベ事例】小上がりとインナーテラスがあるリビング。くつろぎを優先し家具を最小限に

収納付き小上がり

以前は賃貸マンションに住んでいたMさん夫妻。家を買うにあたっては、23区内の城南エリアという希望があったため、予算を考慮して新築ではなく中古マンションをリノベーションすることに。

物件探しから一緒に関わってくれるリノベ会社を探し、施工事例を見て最もテイストが気に入ったフィールドガレージに依頼します。

そして、多摩川が見える立地に建つ、東京都大田区の築38年のマンションを購入し、既存設備を活用しながら工事費817万円(税・設計料込み)と予算を抑えながらも、こだわりを詰め込んだ空間をつくり上げました。

小上がりで収納を確保してLDKをすっきりと

目線を低くしたLDK

こだわりの詰まったLDK。背の低いダイニングテーブルは、気に入っていたソファに合わせてオーダーしたものです。ダイニングと場を分けるために設けた小上がりにはデスクを設け、読書やPC作業に活用。また、小上がりの下部分は、布団なども入る大容量の収納になっています。

光が入るLDK

ふたつの窓から陽がやさしく差し込むリビングダイニング。木の色と白、グレーをメインカラーにした、ふんわりと優しい雰囲気の空間です。「狭いので家具を置きたくない」との希望から、収納をたっぷりとったことで部屋がすっきりしました。そして窓際にはインナーテラスを設け、縁側風のくつろげる場所に。

LDKのインナーテラス

共働きのため、インナーテラスは室内干し空間としても利用しています。育て始めた緑を置いた小さな棚は、夫が古いスケートボードで手作りしたものだそう。

目地なしがポイント、白タイル貼りのキッチン

白いタイルのキッチンカウンター

妻お気に入りのキッチンカウンターは、白いタイルを目地なしで貼りました。上部の吊り棚も造作しています。

既存利用のキッチン

キッチンは既存を利用。最初は扉だけ替える予定でしたが、造作のカウンター内部と吊り棚の色味を扉の色に寄せることで、統一感を持たせながらもコストダウンができました。

夫の趣味グッズを完納できる広い土間玄関

曲線を使った玄関ホール

玄関土間は自転車も余裕で置ける広さを確保。身支度に便利な大型ミラーは、実はウォークインクローゼットにつながる扉にもなっています。

その扉の横には可動棚を設けて、山登りや自転車、ゴルフなど多趣味な夫の道具類をすべて収納。ウォークインクローゼットはそのまま寝室を抜けてLDKへつながっているので、LDKへの動線がふたつになり、とても便利なのだとか。

大容量の下駄箱を新設

もともとカウンタータイプの下駄箱がついていましたが、もっと大容量にしたいと天井までの棚を新設しました。コロンとした丸い取っ手は、金沢21世紀美術館のミュージアムショップで購入したものです。

WICと寝室は扉なしでひとつながりに

玄関と寝室からアクセスできるWIC

大型ミラーの扉を開けてウォークインクローゼットへ。両サイドにハンガーパイプをつけて大容量にしました。

室内窓のある寝室

フィールドガレージの施工事例を見て気に入ったという室内窓。リビング側の壁に設けて、寝室への採光と通風を確保しています。さらにその光と風は、扉で仕切らずひとつながりになっているウォークインクローゼットまで届きます。

WICのある寝室

手前から寝室、ウォークインクローゼット、玄関までが一直線につながっているので、生活動線が快適に。

寝室の扉は引き戸

寝室からLDKに出ることもできます。LDKに面した寝室の扉はスライド式。上部にレールをつけて上から吊るしたもので、扉の塗装の色とも相まって、スタイリッシュに仕上がっています。

グレータイルにこだわったサニタリー

グレータイルの洗面室

水回りで唯一変更した洗面台。名古屋モザイクのグレーのタイルに白の目地を塗った壁は、妻がどうしても、と希望した部分です。コンパクトな空間ながら、ディティールにこだわった妻のお気に入りの空間です。

既存利用のトイレ

トイレの設備と内装は既存のまま活用しています。上部の収納は既存の扉に足場板を張り替えただけですが、雰囲気をがらりと変えることができました。

多趣味な夫の趣味グッズを一気に置ける玄関土間の収納、通り抜けできるウォークインクローゼット、風と光を通す室内窓など、希望したことがすべて叶い、「もう1回やりたいくらい」と妻は言います。床のオイル塗装はDIYするなど自分たちも手を動かし、予算内で大満足のリノベーションとなりました。

設計・施工 フィールドガレージ
撮影/水谷綾子
※情報は「リライフプラス vol.31」掲載時のものです。

  • B!