窓のカビ取り!室内干しが増える花粉シーズン前に撃退を
外気との差でできる窓の結露。特に冬は窓ガラスにビッシリと水滴がついて、窓にカビが生えやすくなる季節です。
「放っておくとやっかいなカビは、普段の掃除で生えにくくしましょう」と話すのは、掃除に関する著書もある掃除ブロガー・よしママさん。取れなくなってしまったパッキンの頑固な黒カビを落とすコツも、教えてもらいました。
室内干しが増える花粉シーズンの前に窓のカビ取りを!
冬の結露もそうですが、これから花粉シーズンに入ると、室内干しするお宅も多いのでは?結露によるレールやパッキンのカビをそのまま放っておくとカビが増え続け、部屋じゅうががカビ臭くなり、カーテンにもカビが生えることもあります。
花粉シーズンを迎える前に、窓のカビ取りをやっておきましょう。今のうちに行っておけば、室内干ししても部屋が臭くなりにくくなります。
普段、やっておくことのほか、カビの度合いに合わせた掃除の方法を紹介します。
普段の掃除:窓をしっかり乾燥させてカビの発生を防ぐ
古タオルで結露拭きをして乾燥させます。窓ガラスだけでなくレール部分に水滴がたまるので、レールの水分までしっかり拭き取りましょう。拭いたあとに30分ほど換気して乾燥させると、カビが発生しにくくなります。
軽いカビ取り:エタノール水などで拭き取る
拭き掃除だけではニオイが気になってしまう。そんなときは、アルコール除菌スプレーや無水エタノールを水で80%に薄めたエタノール水をスプレーして拭き取ります。
除菌効果はありませんが、汚れ防止効果がうたわれている窓用クリーナーも、レールなどに入り込んで取れにくいカビやホコリなどを浮かせてくれるので掃除に役立ちます。
カビ取り成分やカビ予防の成分を染み込ませた、使い捨てのミトンタイプも便利。
軽い黒カビを取り除いて除菌できるので、忙しい方におすすめ。約1~2か月の防カビ効果もありますが、結露が激しい窓は、水気をタオルなどで拭いてから、ミトンでこまめに拭くことをおすすめします。
頑固なカビ取り:漂白剤でしっかり落とす
一度ついてしまった黒カビの色は漂白剤で落ちるものもあります。パッキンは傷みやすいので長時間おかずに長くても30分以内で拭き取りましょう。
カーテンや金具などに漂白剤がつくと、色落ちする可能性があるので、カーテンがかからないように固定。金具は、マスキングテープなどで養生します。
まず、パッキンの水気を取り、漂白剤をつけます。塩素系スプレータイプを使う場合は、パッキンに細長くカットしたペーパーをおいてスプレーします。
さらにラップをかけて乾燥を防ぎます。10~30分おいたあと、しっかり水拭きして取り除きます。
塩素系ジェルタイプは液だれしないので手軽に行えておすすめ。ジェルを直接パッキンに沿って塗りつけていきます。カビを覆うように塗るのがポイントです。
同じように10~30分おいたら取り除きます。乾いたペーパーや布を使うとジェルがこぼれにくいです。その後、成分が残らないようにしっかり水拭きします。
普段から、窓をしっかり乾燥させたり、アルコールスプレーで拭いたりしておけば、ある程度カビの発生を食い止めることができます。 漂白剤でのカビ取りは最終手段になります。頻繁に行うとパッキンを傷めることになるので注意してください。
※塩素系の漂白剤を利用するときは、換気を十分に行ってください。炊事用手袋をつけるのもおすすめ。また他の洗剤と併用しないように注意を。