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地球環境大賞でも注目!「在宅避難できる家」や世界初の「木のストロー」

「地球環境大賞」(主催/フジサンケイグループ)とは、「産業の発展と地球環境との共生」をテーマに、地球環境の保全活動・事業の推進に取り組む企業や自治体などを表彰するコンテスト。

このたび、第29回の受賞者が発表されました。受賞したのは、企業や学校など10団体。防災からエコまで、これからの暮らしに役立つ注目の最新技術ばかり。環境技術の最先端が分かる「地球環境大賞」について、詳しくご紹介します!

大賞は災害状況と予測が分かるウェブサイト「シーマップ」

1992年に創設された「地球環境大賞」。温暖化防止や再生エネルギーなどに取り組んでいる企業や団体の表彰数は、これまでで277件にのぼります。

第29回目となる今回の地球環境大賞は、世界初のリアルタイム被害予測ウェブサイト「cmap. dev(シーマップ)」に贈られました。手掛けたのは、あいおいニッセイ同和損害保険・エーオンベンフィールドジャパン・横浜国立大学の3団体。

産学の共同開発で2019年6月からサイト運用がスタートしたシーマップ。パソコン、スマートフォンなどあらゆるデバイスから24時間365日閲覧が可能なウェブサイトです。現在発生中の自然災害の予測結果を地図上に表示。被災地域の状況がリアルタイムで分かるだけでなく、その後の予測や、避難・救援情報の提供にも活用できるといいます。

災害発生時は混乱が生じがちで「とにかく正確な情報がほしい」という声が多く上がっています。リアルタイムで必要な情報にアクセスできるシーマップの登場によって、これまでより1歩も2歩も進んだ災害対策が実現しそうです。

環境大臣賞を受賞した「在宅避難できる家」って?

同じく災害対策で環境大臣賞を受賞したのは、積水化学工業の「在宅避難できる家」です。

災害発生時に電気や水道が止まると当面の生活ができなくなり、避難所での生活を余儀なくされますが、十分なスペースの確保が難しかったり、プライバシーがなくストレスが溜まってしまうなど、さまざまな不安がつきまといます。

そこで積水化学工業は、“在宅避難”という新しい考えを提案。

「エネルギーの自給自足」をコンセプトに、太陽光発電システム、家庭用蓄電池、飲料水貯蓄システムなど、自然災害発生後も生活インフラを維持できる設備を備えた家を開発しました。

災害時にもマイホームで暮らしが維持できるというのは本当に心強いものです。しかも、それだけではありません。平常時もクリーンエネルギーで地球温暖化防止にも役立つとあって、まさに一石二鳥です!

世界初の「木のストロー」で脱プラスチック!

農林水産大臣賞を受賞したのはアキュラホームの「木のストロー」。最近、プラスチック問題の懸念から、紙のストローを導入する飲食店が増えていますが、紙は耐久性の点でまだまだ課題も言われています。

アキュラホームの「木のストロー」は、世界で初めて木材を薄くスライスし斜めに巻く工法で量産化に成功。紙よりも耐久性にすぐれ、間伐材を利用して森林保全にも貢献できる素材です。

ゆくゆくはストローの製造装置を世界中に提供し、各国で自国の間伐材を地産地消できるように働きかけていく計画なのだとか。

今後、ホテルや飲食店、航空機内サービスなどで木のストローの使用を拡大していく方針で、外食の際に木のストローに出会う日もそう遠くないでしょう。

 

このほか、地球環境大賞の受賞団体の情報は、地球環境大賞のサイトでご覧いただけます。

身近な企業の環境への取り組みが分かりますよ。

興味のある方はぜひ覗いてみてください!

【参考】
※ 地球環境大賞

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