入学前はこれだけ準備すればOK!学習スペースのつくり方
もうすぐ新学期。小学校入学を控え、お子さんの学習スペースや環境を整えている方も多いのではないでしょうか。とくにはじめてのお子さんの場合は、何をどれくらい準備すればいいのか?収納はどれくらいあれば足りるか?悩みますよね。
そこで今回は、入学前に準備しておきたい最低限の収納スペースや仕組みづくりのコツを、整理収納アドバイザーのtakaさんに伺いました。
教科書やノートに必要な収納スペースは?
入学前に学習環境をしっかり整えても、お子さんによっては片づけられない、使ってくれないなど準備したスペースが無駄になってしまうことも…。まずはどのくらいの収納が必要か、説明していきます。
わが家には、新年度から中学2年生になる長男と、小学6年・4年になる次男と末娘がいます。経験上、小学校で使う教科書やノート、プリント類は30cm幅のスペースがあれば入学から卒業まで収まります。低学年のあいだは、教科書の種類も少ないので20cm幅のスペースでも十分です。
勉強スペースの近くに学用品の収納を用意する
学習机を買わずにリビング学習をする場合は、勉強する場所の近くにランドセルや教科書・ノートなどの収納場所をつくるようにしましょう。勉強する場所と収納が近いほど、勉強にとりかかりやすくなり、片づけも楽になります。
勉強するときに必要な文房具は、よく使うものをひとまとめにしておくと、出し入れしやすいです。
小学校に毎日持っていくハンカチやティッシュ、給食セットなどもランドセルの近くに収納場所をつくると、子どもがスムーズに準備できるようになります。
わが家では、学習スペースに折り畳みの傘やランドセルカバーなども収納しています。登校時に天候を見て、子どもたちが自分でランドセルにカバーを付けたり傘を入れたりと、必要な支度ができるようになりました。
学習机で勉強する場合など、引き出しに教科書・ノートを収納するなら、中をざっくり仕切り、教科書やノートの背が見えるように手前にして収納すると、毎日の準備がスムーズにできます。
給食セットなども同じように引き出しに収納しておくと、さらに準備が楽になります。
習い事の道具や塾のプリントもまとめて収納
習い事や塾の教材プリントなど、学習スペースで使うものが他にもあるなら、同じ場所に収納するのがおすすめ。塾用のバッグも近くに収納しておきましょう。
“なんでもBOX”を用意すると勉強スペースが散らからない
小学生になると遊び方も変化し、大きなおもちゃはだんだん減っていきますが、メモ帳や文房具、手紙など細々したものが増えることも。学習用品を収納する以外に、適当な大きさのボックス(学習机の場合は引き出し1つ分など)を用意し、なんでも入れてOKな場所をつくっておくと、勉強スペースが雑多なもので散らかるのを防げます。
ボックスがいっぱいになったら、いったん中身を整理するというルールを子どもとつくれば、不要なものであふれることも防げます。
はじめての小学校生活。環境を整えしっかり準備して入学式に臨みたい気持ちはありますが、ものの量やお子さんの様子など、通ってみてからでないと分からないこともたくさんあります。
「春休みのあいだは、最低限度の仕組みづくりにとどめて、その後はお子さんの様子を見ながら必要なものをそろえていけば大丈夫」くらいの気持ちで、入学準備をしてみてください。