思い出のモノの手放し方。「罪悪感で無理」な人こそGWにすべき理由も
「今年のGWは外出をひかえ、片付けをしてみませんか?まとまった時間がとれるので普段は手をつけにくい思い出のモノを整理することをおすすめします」と話すのは、整理収納アドバイザーの藤野ことさん。GWに整理できる「思い出のモノ」を教えてもらいました。
思い出のモノは時間のあるときに整理する
思い出のモノを整理するには、まとまった時間が必要になります。なぜなら処分の判断が難しいからです。この時期に整理したい思い出のモノは4種類。
- 写真・アルバム
- CD・DVD・本
- お土産類
- 子どもの作品
どれも片付けにくいモノですよね。1つずつどんなふうに整理していくか説明します。
写真・アルバム
写真整理はついつい見入ってしまうのでとても時間がかかります。
フィルム時代の写真をお持ちの方はデータ化がおすすめです。紙やフィルムが残っているとそれだけスペースが必要になります。とはいえ、自分でデータ化するのは大変。お金をかけて業者さんにデータ化を頼んでもいいかもしれません。ネットや街の写真屋さんで依頼ができます。
写真として残しておきたいモノだけを厳選し、アルバムにまとめておくのもいいですね。
デジタル化されている写真は年月日別、イベント別などに仕分けて、見たい写真がすぐに見られるようにしておくといいでしょう。
CD・DVD・本
CDやDVD・本は、収集癖のある方もいるので、なかなか処分できないモノの1つ。とはいえ、全部残してしまうとかなりのスペースが必要です。残したいモノだけを厳選したほうが管理しやすくなるでしょう。
実は、CD・DVDや本はフリマアプリでよく売れるので利用しない手はありません。数が多ければ業者さんに来てもらい、買取をお願いする方法もあります。
この際、VOD(ビデオ・オン・デマンド)に登録したり、電子書籍にしたりして、デジタル化に切り替えてもいいですね。
お土産類
人からもらったお土産類は処分しにくいもの。かといって、全部飾っておくわけにもいきません。捨てるのに罪悪感があるのはとてもよく分かります。ですが、飾らずにしまっておくのも捨てるのも同じことではないでしょうか?
使わないモノをしまうためにスペースを使うのはもったいないですから、思いきって処分するという選択もあります。
子どもの作品
お子さんのいる家庭でいちばん悩むのが子どもの作品です。親としては、せっかく作った子どもの作品は捨てがたいもの。子どもにしてみても、作品が勝手に捨てられるとショックを受けてしまうかもしれません。
子どもの作品は親子で話し合い、「残したいモノ」だけを残し、処分する作品は写真に納めておくことをおすすめします。子どもを傷つけることなく、片付けていくのがベストです。
どうしても処分できない場合は「保管」すればOK
思い出のモノだけにどうしても処分に迷うモノは出てきます。絶対に残したいモノもあれば、残したいほどではないけれど「捨ててしまうにはしのびない」モノもあるのではないでしょうか?
そんな場合は無理に処分する必要はありません。「思い出ボックス」を用意して保管しておけば大丈夫です。
ただし、1年に1回は「思い出ボックス」の見直しをすることが大切です。時が経てば、人の心も変わるもの。1年前は「捨てたくない」と思ったモノも案外手放してもいいという気持ちになるかもしれません。そのほうが自分が納得したうえで処分できるので、捨てたことを後悔する確率が低くなります。
思い出のモノは処分しにくいからこそ、時間のあるときに整理したいもの。GWを利用して、気持ちも部屋もスッキリさせましょう!