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室内の洗濯機置き場、温水暖房便座、照明スイッチ…なくても意外に大丈夫だった

経営するマンションの一室に暮らしながら管理をしているライターのアサクラさん。自宅の広さと間取りは賃貸物件とまったく同じですが、「賃貸物件には必須なのに自宅にはない設備」がいくつかあるそうです。あえて設置しなかった理由と、実際の暮らしぶりについて語ってもらいました。

室内に洗濯機置場がないからキッチンを広くできた

都心の狭小マンションの場合、は設備の配置は場所の取り合いになりがちです。洗面、トイレ、バスルーム、キッチンなど、どこにどれくらいのスペースを配分するか、リノベーションで悩むポイントです。

うちのマンションの場合、もともと洗濯機はベランダ置きだったため、賃貸物件は下の写真のようにリノベでキッチンをコンパクトにして洗濯機置場を確保しています。

室内の洗濯機置場

今の時代、賃貸物件に「洗濯機の室内置き」は必須なので仕方ありませんが、僕の部屋ではキッチンを広く取りたいという思いからあえて外置きのままにしました。

外置きの洗濯機

おかげで洗濯機に割くはずだった60㎝四方のスペースをキッチンに充てることができ、キッチン(業務用)の作業台のサイズを60㎝幅から倍の120㎝にすることができました。

キッチン作業台

広々としていてとても料理しやすいです。

外置きの洗濯機にはいろいろ不自由な点(騒音のため昼間しか使用できない、真冬は寒い、風雨にさらされるので洗濯機に負荷がかかる…などなど)も多いのですが「キッチンの利便性」を手に入れたと思えば満足です。

この部屋にはもともと洗濯パンがなかったので、設置費用も節約できました。

トイレは温水暖房便座なしでも問題ない

温水暖房便座も自宅に入れなかった設備のひとつです。

ウォシュレット

うちのマンションに入居を決めた方々とお話すると「ウォシュレット(温水暖房便座)はあるとうれしい」「ないとイヤだ」という人がほとんどです。

先代のときにリフォームした古い部屋でも、不動産屋さんに指摘されて無理やり温水暖房便座を入れたそうです。

後付けウォシュレット

賃貸物件のマストアイテムではありますが、僕も妻も温水暖房便座を使用する習慣がなかったので自宅にはいらないと思いました。

タンクつきトイレ&普通便座

その結果、タンクつきトイレに普通便座というもっとも安価な組み合わせに。見積もりを見ると温水暖房便座付きだと約6万円ほどなのに対し我が家は約29,000円ほど。価格は半額以下になり、予算削減の助けになりました。

便座シート

温水暖房便座がなくても便座にシートを貼れば「冬のひんやり感」はかなり軽減でき、ほとんど困っていません。見積もりを取ると当然のように入っている設備も、自分の生活に合わせて取捨選択することの大事さを感じました。

照明スイッチは「リモコンスイッチ」で代用

うちのような築古マンションには、部屋の照明スイッチがない物件がけっこうあります。

ひもでオンオフする照明

これはリノベーション前の古い部屋ですが壁にスイッチがなく、オンオフは照明に付属したスイッチひものみでおこないます。ある年齢以上の方は懐かしさを感じるのではないでしょうか。

賃貸物件のリノベでは必ずスイッチを設置しますが、我が家のサービスルーム(約3畳)にはスイッチを設けませんでした。主に寝室として利用するのでスイッチは必要ないと判断したのです。

その代わりに「リモコンスイッチ」という便利なアイテムを後付けしました。

リモコンスイッチ

照明の取り付け口と電球にあいだに本体を設置します。

リモコンスイッチを操作

すると、付属のリモコンでオンオフができます。

ホルダー

ベッド脇にホルダーを設置してリモコンを置けばスイッチ代わりにも使えますから、まったく不自由しません(ホルダーは商品に付属のものではありません)。余計な電気工事を減らせたので予算もちょっぴり浮きました。

相手を確認できるテレビつきインターホンが安心

こちらはちょっと前の我が家の玄関チャイム。

玄関チャイム

昔のクイズ番組のような「ピンポーン」というアナログな音が鳴ります。賃貸物件なら迷わずテレビつきインターホンに交換する設備です。

テレビつきインターホン

僕も妻もインターホンなしの家に住んでいたため、必要ないと思いそのままにしていました。でも、この選択は失敗。

会社に出勤していた頃にくらべ、平日に在宅で仕事をしていると面倒な訪問セールスを受けることがたびたびあり、ドアを開けないで相手を確認できるほうが安心だと思うようになったのです。

結局、インターホンを追加設置することにしたのですが、壁付けできる適当な場所がありません。そこで導入したのが、リモコン式のインターホン。

リモコン式のインターホン

これなら電源はコンセントから取れるので、工事が最小限で済みます。

ベッドに置いたリモコン

これが意外と便利で、寝坊したいときなどはベッドサイドに置いておけば(充電が持つあいだは)布団のなかで応対も可能。

壁付けよりも自由度が高くて気に入っていますが、故障のリスクやインテリアのことを考えると賃貸物件には壁付け型のほうが向きそうです。

ランドリーワイヤーはやっぱり便利

ちなみに、賃貸物件で評判がよいランドリーワイヤー(室内物干しワイヤー)は我が家にも採用しています。

ランドリーロープ

通常、賃貸物件ではリビングの窓際にのみ設置していますが、我が家では寝室にも設置しました。

ランドリーロープ×2

左がリビングのロープ、右が寝室のロープです。

「たった30㎡の部屋になんで2つも?」と思われるかもしれませんが、リビングにある洗濯物を来客時に寝室に移動させて隠すことができますし、ゆったり室内干しもできるので便利です。

最大公約数を視野に入れることが求められる賃貸とちがい、自宅は自分だけのためにカスタマイズできる空間。「あるのが当たり前」な設備も自分にとっては不要ならば、無理に採用する必要はないかもしれませんね。

不要な設備を省けば予算も削減できますし、インテリアもすっきりします。新築やリノベーションをお考えの方は「その設備が本当に自分に必要かどうか」あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

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