犬の散歩もソーシャルディスタンスを意識。リードや時間帯の工夫を
犬を散歩させるときも「ソーシャルディスタンス」を意識したほうがいい。そう語るのは『愛犬のしつけ+15のトレーニング』の著者でもあるドッグライフアドバイザーのマルヤマミエコさん。新型コロナウィルス対策がまだまだ必要なこの時期、犬の散歩の際に気をつけた方がいい4つのポイントについて、詳しく聞きました。
1.犬の散歩も一定の距離を。リードは短めに持って

Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)
外出すると、ソーシャルディスタンスを気にせずに犬の散歩をしている飼い主の姿を見かけることがあります。人間だけで外出するときはソーシャルディスタンスを心がけているのに、愛犬との散歩ではつい気が緩みがちな人もいるようです。
散歩の際は、犬が飼い主から離れ過ぎないように、リードを短めに持つようにしましょう。引っ張りグセがある犬は、この機会にトレーニングを見直すことをオススメします。
2.散歩コースと時間を見直そう

KEI1008 / PIXTA(ピクスタ)
緊急事態宣言の解除により、街に少しずつ人が増えてきています。人がたくさんいる場所では、どうしてもソーシャルディスタンスを保ちにくくなるもの。
犬の散歩は、混んでいる公園や商店街などは極力避けましょう。もしくは散歩に出かける時間を調整して、なるべく人が少ない時間帯に行くことをおすすめします。
3.犬同士の挨拶は避けよう

rachel / PIXTA(ピクスタ)
犬の散歩をしていると、知り合いと出合うこともしばしば。犬同士が挨拶すると、どうしても飼い主同士も近付くことになります。なでられるのが好きな犬は、散歩中に顔見知りの人を見つけると近寄って行こうとすることもあります。
この時期はできるだけ犬と犬、犬と人との挨拶は避けるようにしましょう。
近寄ってくる犬や人を断るのが苦手な人は、「近寄らないで」というサインになるイエローリボンをリードに付けるか、散歩コースを変更するなどして工夫しましょう。
4.伸縮リードに注意!

【IWJ】Image Works Japan / PIXTA(ピクスタ)
伸縮リードを使用して愛犬の散歩をしている場合、リードを長く伸ばすと、すれ違う人や散歩中の犬に近寄って行ってしまうことも。「無意識のうちにリードを伸ばしてしまう」という方は、期間限定で伸縮しないタイプのリードを使用してみてはいかがでしょうか。
ここ数か月、思うように散歩ができなかったりしてストレスが溜まっている犬も多いと思います。室内でできる知育遊びやおもちゃ遊びなどをすることで、ストレスをうまくコントロールすることも大切です。
犬の散歩中は気を抜かず、周囲をよく見て、ソーシャルディスタンスを守りながら楽しみましょう。