おすすめ「家計簿アプリ」で、使いすぎていたお金が一目瞭然に
「家づくりのためにお金を貯めたい」「ある程度貯めて住宅ローンの繰り上げ返済をしたい」…。貯金を始めたいと思ったら、収入と支出を把握して家計の無駄を省くことが大切です。
そこで、スマートフォンで使える家計簿アプリ「Zaim」を使ってみませんか?ファイナンシャルプランナーの海田幹子さんに、魅力と使い方を教えてもらいました。

C-geo / PIXTA(ピクスタ) ※写真はイメージです
手入力とレシート撮影入力が選べて便利
私は、収支を把握するために家計簿アプリの「Zaim」を使っています。手書き家計簿やほかのアプリも試したのですが、今はこれ一本。
Zaimは、シンプルで使いやすく、手間をはぶける機能が満載なので、家計簿で挫折経験のある人におすすめです。
※iPhoneとAndroidの両方で使えます
こちらがZaimの記録画面です。記入方法は「手入力」と「レシート撮影」の2種類。手入力では購入金額を入れて、食費や日用品などのカテゴリーを選べば入力完了です。
レシート入力では、レシートを撮影するだけで日付、商品名、値段、カテゴリーが自動で記入されます。自分で入力する手間がはぶけるので、手入力より一気に時短が可能です。ただ、レシートが上手く読み取れないときもあるので、その場合は手入力をしてくださいね。
アプリを立ち上げて、記録のボタンをタップして…という動作さえ手間だと感じる人は、アプリを長押しすれば、「レシート入力」と「通常入力(手入力)」が表示されます。どちらかをタップすれば、そのまま入力が可能です。
隙間時間にサクっと入力できるので、財布からレシートを出すついでに終わらせてしまうこともできます。
銀行口座やクレジットカードと紐付けると記入すらいらない
電子マネーやクレジットカードで買い物をすることが多いなら、Zaimと紐付けしておくことで、記入さえ不要になります。
楽天カードを紐付ける場合で見てみましょう。まずは「連携設定」をタップして、「楽天カード」を検索します。すると上の画像が表示されるので、ユーザーIDとパスワードを入力しましょう。ログインができれば紐付け完了です。
カードを使用すると、数日後に画面右上(虫眼鏡マークの左)に知らせてくれます。日付、金額、カテゴリーを自動で入力してくれているので、自分で手を加えることなく入力完了です。カテゴリーを変えたいときは、編集も可能。
選べる金融機関やカードが多いのも魅力です。連携先がなかった場合は、リクエストもできますよ。(リクエスト後に追加された経験あり!)自分で入力する手間さえないのは、本当に便利です。
Zaimは、最高水準の暗号化技術を利用することで情報を厳重に管理し、銀行やカードの情報は履歴閲覧に必要な情報のみ利用しているので、セキュリティ面も安心して使用しています。
「週別」「月別」「年別」に収支を分析、使いすぎが一目瞭然
家計簿は収支を記録して終わりという訳ではありません。何にいくら使っているかを把握して、無駄な支出を減らすことが最終目的です。手書き家計簿では大変な収支分析も、Zaimはお手の物。
上の画像は「月別」を選んだときの収支表です。真ん中には支出の合計額、円グラフの下には収支金額が表示されます。月別に見ていけば、その月の黒字赤字具合が一目瞭然です。
収支の下にはカテゴリーごとの金額が表示されます。「今月は食費が多すぎたな、どうしてだろう?」などの、家計の問題点を発見するのに便利です。問題点の発見は、節約・貯蓄への第一歩。グラフや数字で分かりやすく表示されるので、次から気をつけようという気になりやすく、家計への程よい緊張感も生まれますよ。
家計簿は続けることが大事。シンプルで手間のないアプリで解決を
「つい忘れちゃう」「面倒くさい」といった家計簿挫折あるあるを、シンプルで使いやすい機能で解決してくれる家計簿アプリZaim。私の場合は、手間をかけることなく家計管理ができるのでストレスなく続けることができています。今では毎月収支グラフを見て一喜一憂するのも楽しみのひとつにも。
ちなみに、家計簿アプリはほかにもいろいろあります。試してみて、自分に合ったものを選ぶのもよいでしょう。
監修/海田幹子