イケア、ニトリ…組み立て家具の購入の際、失敗しないためのポイント

IYO / PIXTA(ピクスタ) ※写真はイメージです
イケアやニトリ、無印良品など、最近では家具をお持ち帰りして組み立て出来るタイプのモノを購入する人が増えています。
安いこと、そして持ち帰ればすぐに設置できるなどいいことばかりと思うかもしれませんが、「失敗した!」と後悔するケースが多くなっています。
そこでインテリアコーディネーターのタクミさんに、組み立ての家具を購入する際に失敗しないポイントを3つ解説してもらいました。
安くても運搬、組み立て、設置それぞれにリスクがある!
組み立て家具を購入して、失敗した…と後悔するポイントは、以下の3つ。
- 配送
- 組み立て
- 設置
一般的に家具を購入すると、一連の作業はプロの配送員に行ってもらえますが、オプションで配送や組み立てサービスを依頼しない限り、基本はすべて購入者が行う必要があります。
この作業を行った際に、素人が失敗しがちなポイントを詳しく解説していきます。
自宅まで家具を持ち帰るなら、最低2人で作業が必要

撮影/unsplash
最近では持ち帰り用のトラックをレンタルできるショップも増えてきました。とはいえ、大きな家具を積み下ろしするのは1人では困難な作業になります。
特に、ソファ、ベッド、マットレス、書棚といった家具は、1つの梱包の大きさが2mを超えている場合が多いため、必ず2人以上で作業する必要があります。
自宅の部屋までの搬入経路も事前に確認しましょう。2階以上のアパートやマンションに暮らしている場合、大きな家具は階段から搬入するケースが多くなります。
建物の壁や手すり、共用部分を傷つけないように運ぶのも至難のワザ。うっかり荷物を落として、組み立て前に傷つけてしまった…などという失敗も多くあります。
可能であれば、荷物の搬入はプロにお願いするのがおススメです。
購入する前に組み立てに必要な道具と所要時間の確認を!

撮影/unsplash
実は組み立てに時間がかかりすぎて失敗した…と思うケースが多いようです。
例えば書棚や学習机は、他の家具よりも組み立てパーツが多くなっています。ネジやボルトを含めると、30~50パーツ以上に分解されているケースもあるのです。
慣れている配送員であれば30分ほどで組み立て出来る家具も、素人が行えば2~3時間かかってしまうことも…。
また、いざ組み立て始めてみると必要な工具が手元に足りない…という失敗も。六角やレンチなど、組み立て家具に工具が付属している場合もありますがカッター、インパクトドライバーは事前準備が必須です。
「最初からプロにお願いしておけばよかった…」と後悔しないためにも、組み立てに必要な工具、組み立て目安の時間を店員さんに確認しておくのが大切です。
床が傷だらけにならないよう、設置には必ず傷防止の対策を!

撮影/AdobeStock
家具の組み立てが終わったら、必ず行いたいのが床の傷防止対策です。フローリングを傷つけないためにも、フェルトを設置しておきましょう。フェルトを使うことで、家具を移動した際に床を傷をつけてしまうことを防げるからです。
いざ引っ越しというときに、家具を設置していた箇所のフローリングが傷だらけ…。そんな失敗をしないためにも、設置段階で傷防止の対策をしておくのがおススメです。
フェルトは家具を購入したお店で販売されている場合が多いので、組み立て前に用意しておきましょう。
今回は自分で組み立てて設置する家具を購入するときの注意と失敗しないためのポイントを解説しました。
配送、組み立て、設置の事前チェックを忘れないように心掛けてください。