家づくり

Sumai編集部

壁付けキッチンは対面式よりメリット多い!LDKが広く使える理由

すっきり整ったLDK
新しい家を建てるなら、リフォームするなら「キッチンは対面式のアイランドタイプにしたい!」。そう考える人が増えています。

確かにアイランドキッチンはおしゃれですが、狭いLDKに設置すると、あとはダイニングテーブルと小ぶりのソファで満員状態。子どもが生まれてもベービーベッドも置けなかったという声も聞かれます。

かつて日本の家屋では、壁付けのキッチンがスタンダードなプランでした。それは欧米に比べれば決して広いとはいえないLDKを、もっとも広く効率よく使えるレイアウトだからです。
壁面に付けることで、収納をたっぷり取れることや、暮らしの変化に対応してLDKをフレキシブルに変えていけるなど、メリットも多い壁付けキッチン。3つの実例を交えて、詳しく解説していきます。

50㎡なのにLDKがゆったり。その理由は壁付けキッチンにあり

壁付けのオープンキッチン

このお宅は、専有面積約50㎡の中古マンションを購入してリノベです。
以前の間取りではリビングダイニングとキッチンが離れた位置にありましたが、孤立していたキッチンをリビングダイニングと一体化させることで、会話をしながら料理や食事を楽しめるLDKが実現。

壁付けだから、作業するときに圧迫感があるのでは?そう思う人もいるかもしれません。でも実際はそうではありません。南側に大きな窓があり、日中は明るく開放感のあるLDKなので、白い壁に当たる光がやさしく手元を照らしてくれます。そして、周りが気にならず、料理に集中できるというメリットも!使いやすい動線のキッチン

明るいリビングダイニングの壁一面には、ワイドなキッチンを造作。シンク下などにゴミ箱や家電の収納場所を確保しているため、余計なものが視界に入らずくつろげます。
リビングダイニングと一体化したキッチン
リビングダイニングと一体化したキッチン。白を基調としたシンプルな家電のようなデザインで、生活感のない美しい空間に生まれ変わりました。

3mの壁付けキッチンは、ホームパーティの主役にも!

ワイドサイズの壁付けキッチン

こちらもマンションリノベで壁付けキッチンに変更した例です。当初は、南側バルコニーに面してLDと和室に分かれていましたが、ワンルームのLDKに。南側のバルコニーから日差しがたっぷりと注ぎ込む、明るく開放的な空間に生まれ変わりました。

キッチンは当初、対面式を検討しましたが「限られた面積を有効に使いたい」と壁付けで造作。夫婦ふたりで調理をすることもあるため、キッチンは3mのワイドサイズ。フローティングタイプにすることで、圧迫感が軽減され、LDKを実際の床面積以上に広く感じさせてくれています。

フライパンなどの調理器具は、壁付けレールでディスプレイ収納。ダイニングテーブルは、作業台だった古家具に脚をつけ足して活用。ワイドなキッチンは、ホームパーティでゲストとワイワイ調理を楽しんでも余裕のサイズです。
キッチンに隣接するパントリー

LDKをすっきり見せられるようにと、家電製品やストック食材はすべてパントリーに収納。
日差しがたっぷりと注ぎ込むLDK

キッチンを壁付けにしてことでLD部分は、これから自由に絵を描いていけるキャンバスのように。将来の暮らしにもフレキシブルに対応していけます。

子どものびのび!余白のあるLDKは、壁付けキッチンだからこそ

壁付けキッチンとダイニング

育ち盛りの2人のお子さんがいるご家族のマンションリノベです。
イケアのキャビネットをベースにした壁付けのキッチンの壁はサブウェイタイルを。「自分たちの好きなものだけを取り入れた空間をつくりたかった」と言う、建主お気に入りのキッチンが実現しました。
DK部分の床はモルタルに。汚れてもさほど気になりません。
壁付けキッチンならLDKのレイアウト自由自在

奥の大開口に向かって視界が広がるため、面積以上の広さを感じます。
壁付けタイプのキッチンでリビングも広々

「あえて、やりすぎないようにしました。長く住むのだから、余白があればそのときどきでどうにでもできるし、飽きもこないと思って」と妻。

子どもたちも気兼ねせずにのびのびと育ていくであろう、余白のある広々としたLDKは、壁付けキッチンから生まれました。

※今回紹介したキッチンはすべて「日刊Sumai」で掲載されています

■50㎡で広々リノベ。キッチンを壁にまとめて会話と家事をスムーズに プロデュース・設計/EcoDeco 撮影/遠藤 宏
■小説『キッチン』の世界観がテーマ。本好き夫婦のリノベ 設計・施工/nuリノベーション 撮影/水谷綾子
■築7年のマンションを子ども達がのびのび遊べる家にリノベ プロデュース・設計/EcoDeco 撮影/遠藤 宏

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