クイズ 連載

Sumai編集部

「指矩」読める?コンピュータみたいなことができるすごい道具

読めそうで読めない「指矩」
指という字に矢偏に巨人の巨の字。だから「ゆびきょ」?違います。

家を建てるときに使うスグレモノの道具です。さて、何と読むでしょう?

建築現場で大工さんが使ってる、銀色に光るニクイやつ

大工さんが使う指矩

今回はズバリ実物を見せちゃいます。この大工さんが使っている銀色に光るL字形の定規が「指矩」。見たことありませんか?

普通の定規のように「線を引く」「寸法を測る」「直角を出す」といったことに使う、大工さんの必携アイテム。これだけだと当たり前と思うかもしれません。でも実は、もっとすごい使い方もできるんです。

平方根に円周率!これは電卓よりすごいかも!

平方根や円周率も分かるのは電卓並みの指矩

vvoevale / PIXTA(ピクスタ)

この「指矩」、裏と表に目盛りが付いているのですが、裏側の目盛りがすごいんです。裏側には内側と外側に「角目」と「丸目」という2つの目盛りが。
そして裏(裏目)には「角目」と「丸目」と言う違う目盛があります。これがとにかくすごい!

「角目」は2の平方根=1.4142…を掛けたもの。中学で習った直角二等辺三角形の1:1:√2に対応。これで丸材(丸太)から取れる角材の最大寸法が一発で出せます

もう1つの目盛り「丸目」は表目に円周率=3.1415…が掛けてあります。ですから丸太の直径を丸目で測れば、その丸太の円周の長さが分かるのです。

ただの定規とあなどるなかれ!電卓、コンピュータ並みの機能搭載です。

歴史上の名建築はこれがなかったら、できなかった!?

正解は「さしがね」です。

指矩があったから歴史上の名建築が生まれた

c6210 / PIXTA(ピクスタ)

この小さなL型の定規で、屋根の角度や優雅な曲線カーブ(むくり)も算出できます。指矩がなったら、奈良や京都の世界文化遺産もあんなに美しいフォルムにならかなったかも

まさに歴史上の名建築も、天才「指矩さん」の「さしがね」です。

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