暮らしのコツ

香村 薫香村 薫

ミニマリスト流・モノ選びのコツ。2割高いとしても、やはり買う?

カセットコンロと植物が入ったショッピングカート

皆さんは「なんでもいいから何か買いたい!」という衝動に駆られることはありませんか?
ライフオーガナイザーで、物は極力持たない主義のミニマリスト・香村薫さんですが、一年のうちに数回「何か買いたくてたまらない…」と感じることがあるとか。

しかし、買ったからには愛着を持って使い倒したいと考えていると言います。そのためにも、実際に買うまでに熟考を重ね、失敗しないモノ選びをしようと努力しているそう。

そんな香村さんに失敗しないモノ選びのコツを教えてもらいました。

ミニマリストにも物欲はある!

ミニマリストというと、モノを持たないと勘違いされそうですが、そんなことはありません。

わが家は家族全員がミニマリストですが、誰かが何かを購入したいと思ったときには、必ず実践していることがいくつかあります。モノを買いたいときに失敗しないポイントを具体的にご紹介します。

その商品で何通りの使い方ができるか、を考える

モノを買う時に店員さんに「一生モノだから」と言われたことはありませんか?
モノや暮らしは状況に応じて、その時々で変わっていくと考えています。

だから暮らしの変化に臨機応変に対応するためには、「幾通りにも使えるモノ」を保持していたいと思うのです。
「もしも今の使い方ができなくなったら、違う場所で違う用途で使えるのでは?」と常に考えながら、ベストな使い方を模索し、あの手この手で使っていくことが「一生モノ」に繋がるように感じているのです。

私は普段、片づけのプロとしてお客様のご自宅で片づけをサポートしているのですが、お客様のおうちでは「●●専用」のモノを目にする機会がよくあります。

なかでもキッチングッズは炊飯器などの専用家電をはじめ、イチゴ用のスプーン、レモン汁を絞るグッズなど「●●専用」が非常に多いのです。そうすると狭いキッチン内にそれらの収納スペースも必要になってきます。これではスペースがいくらあっても足りなくなってしまいます。

まずは買い物時に、このような専用グッズを買いたいと思ったら「本当にこれは自分にとって必要なのだろうか?」と考えてみてください。

イメージがしやすいように、ここでわが家が購入を悩んで末に買って大満足しているキッチン商品をご紹介します。それはイワタニの『焼き上手さんα』というカセットコンロです。
熟考の末買ったイワタニのカセットコンロ

この商品は通常のカセットコンロとしての使い方に加えて、五徳の上に天板を乗せて、ホットプレートとして使うこともできます。家の中での使用はもちろんキャンプでも大活躍です。

また、カセットコンロのガスを熱源としているので、いざというときには防災グッズとしても使えますね。

防災用にカセットコンロを1台買っておこうかな、なんていう方には「どうせ買うならこれ1台!」と太鼓判を押したい商品です。

どうしても買いたいものは、家族にプレゼンする

家族を説得するためのプレゼンシート

購入したい!という気持ちが強いときほど、その気持ちを客観視して冷静に判断したいものです。

わが家では、購入したいモノがあるときは、家族の前でプレゼンを行っています。

プレゼンのポイントは3つ。

購入したい理由を3つ以上挙げる

「現状の困っていることをどう解決してくれるか」「類似商品よりも、購入したい商品が優れているところ」「もし使わなくなっても、他の用途に使えること」などを熱くプレゼンします。

大物を買う時は他社商品との比較表を作成して、家族にわかりやすく説明して理解を得るようにしています。

金額が20%アップでも買いたいと思うかどうかを考える

金額に関しては、家族がいちばんシビアに聞いてくるところです。ただ「安いから」という理由では家族を説得できません。今なら安く買える!というのも伝えたいポイントだったりするのですが、それ以上に「この商品は今の価格以上の価値がある!なぜなら…」をしっかりと伝えることが大切になってきます。

3週間以上欲しい気持ちが継続しているかどうか見極める

わが家では、自分のお金で欲しいモノを買うときにも「3週間ルール」という決まりがあります。これは、欲しいモノを家族に宣言して、3週間後もまだ継続している場合のみ買ってもよいという決まりです。

特に子どもの場合は、欲しいモノが頻繁に変わることがあるので、3週間ルールを活用することで、本当に欲しいモノかどうかを考えるクセがつけられるようにしているのです。

買い物ひとつとっても家族の間では意見が分かれることが多いもの。
家族皆で検討し、今の使い方や使わなくなったときの用途にまで思いを馳せながら、大切に使えるモノだけを手に入れる。そんな暮らしができれば、スペースも節約にもなりますし、子どもたちのモノを大切にする心も育まれるかもしれません。

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