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ガスコンロが点火しない!Siセンサーや高温ボタンの故障に要注意

ガスコンロのイメージ

Mills / PIXTA(ピクスタ) ※写真はイメージです

故障すると非常に困る住宅設備のひとつがガスコンロ。ライターのアサクラさんが管理するマンションで、先日ガスコンロの故障が発生。「Siセンサー」という温度センサーと、「高温炒め」という「Siセンサー」を一時的に解除するボタンが故障の原因だったそうです。点検から修理までの様子を詳しくレポートしてもらいました。

まずは電池の交換と点火棒の清掃を試そう

入居者さんからガスコンロが故障したという連絡を受けたのは、ある平日の夜のこと。聞けば、数日前からガスコンロの片方が着火してもすぐ消えてしまうそうです。

不幸中の幸いか、もう片方はふつうに使用できているということで、数日のうちに修理を手配することになりました。調子が悪いのはこのコンロの左側。

故障したビルトインガスコンロ

ビルトインタイプです。メーカーのサポートセンターに電話したところ、点検修理を受ける前に電池を確認してもらいたいと言われました。

ガスコンロの電池

コンロは着火のために電源を使用しており、電池が切れてしまっていると火がつかないのです(写真は故障したコンロではありません)。今回の場合は、電池は交換して確認済みという報告を受けていたので該当しません。

ガスコンロの点火棒

吹きこぼれなどでコンロの点火棒に汚れが付着してしまい、着火できないというのもよくある話。これも清掃して着火を試しましたがダメでした。以上の現状を電話で伝え、点検作業員を派遣していただくことが決まりました(写真は故障したコンロではありません)。

安全のためのSiセンサーが故障の原因?

点検当日。大家の僕も立ち会って修理作業がおこなわれました。作業員の方は、コンロの火がすぐに消えてしまうことを確認したのち、手際よくコンロを解体していきます。

ガスコンロを解体&点検中

見立てによればセンサーが故障しているとのこと。ご存知の方も多いかと思いますが、最近のガスコンロには「Siセンサー」という安全装置が搭載されています。

Siセンサー

着火時に立ち消えが起こったり、火を消し忘れていたり、調理中に鍋が高温になり過ぎたりしたりした際、センサーが反応して自動的に火を消してくれます。

高齢者などにとっては安心な機能ですが、これが故障するとコンロの基本的な機能が故障していなくても、火が点かなかったり消えてしまったりするそうです。

最近のガスコンロにはこの安全センサーが搭載されているため、昔のシンプルな構造のガスコンロにくらべて故障しやすい傾向にあるんだとか。

言われてみれば、このガスコンロはまだ設置して5年ですから、そこまで古いとはいえません。センサーのコードを一時的にオフにした状態で点火してみると、消えずに燃焼しました。やはりセンサーが故障しているようです。

故障したセンサー

これが故障したセンサー。新しいものに交換してフライパンを火にかけてみると、火が消えることなく無事にお湯が沸きました。

試しにお湯を沸かす

無事に修理完了ということで代金を支払いました。

点検修理代金

料金は合計で7260円。これで問題は解決したはずだったのですが…。

実は「高温炒め」ボタンも故障していた!

翌日、入居者さんから「また火が点かなくなった」という連絡が来てしまいました。「修理したのになんで?」という疑問はさておき、あらためてメーカーの修理を依頼したところ、すぐに見に来ていただけることになりました。

再びコンロを点検したところ、前回確認しなかった別の部品に故障が見つかったのでした。

「高温炒め」ボタン

トラブルが起きたのは「高温炒め」ボタン。先ほどもご説明したとおり、コンロには鍋が過熱しすぎた場合などに作動するSiセンサーが付属しています。

でも、時には中華料理のように高温で炒めなければ美味しく仕上がらない料理もあるので、センサーを一時的に解除するためにボタンがついているのです。

ところが、このボタンの存在自体をよくご存知でない方も多く、入居者さんも一度も使用したことがないとのことでした。作業員の方がボタンを押してみても、うんともすんともいいません。

どうやら一度も使用しないまま、故障してしまったようです。

「高温炒め」ボタン

取り外したボタンの裏をごらんください。

「高温炒め」ボタンの裏側

実は、この小さなボタンにも基盤が内蔵されており、これが故障したせいで火が消えてしまったようです。新しい部品に交換したところ、火は消えずにちゃんと燃え続けました。

2つのコンロで湯沸かし

念のため、ふたつのコンロに着火して様子を見ましたが、今度こそ無事に復旧したことが確認できました。よかったよかった。

二度目の修理代金とコンロ使用時の注意点

これにて無事にガスコンロの修理は完了。でも、気になるのは二度目の点検修理料金です。通常、作業員の方に点検に来てもらった場合、故障の有無にかかわらず一回ごとに出張費がかかります。

点検に伴う出張料と技術料

ちなみに、一度目の点検料金を見直すと、出張料として2,500円が計上されていました。ちなみに3000円の技術料は修理作業に対する対価です。

この代金がもう一度かかるとなると修理代金がほぼ倍になってしまいます。しかし、昨日の今日の修理ということもあり、二度目の修理代金は部品代「1540円」のみにしていただけました。

二度目の修理代金

説明によると、一度目の修理の際に「高温炒め」ボタンを確認しなかった作業員の方にも落ち度があったので、二度目の出張料と技術料は値引き扱いにしてくれるとのこと。

これはあくまで個別の状況次第で、故障や点検の内容次第では二度目の修理でも出張料や技術料を請求される場合もあるのでご注意ください。

最後に、今回のような故障が起こらないようにするにはどんなところに気をつければいいか聞いてみたところ、「吹きこぼれを起こさないように注意するのが大事」だと教えてくれました。

先ほどごらんいただきましたが、センサーやボタンには小さい基盤が内蔵されているので、ここに何度も水やお湯がかかり汚れが付着すると、故障するリスクが高まってしまうんだそうです。

今やセンサー付きのガスコンロが大半を占める時代ですから、料理のときは注意したいものですね。

※故障の原因は様々な可能性があるので、まずは業者に相談しましょう

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