夏に購入すべき家電はサーキュレーター!扇風機との合わせワザで快適に
リビングが吹き抜けだと、冷暖房が効きにくく夏は2階がむーっと暑く、冬は冬で1階のLDKがいつまでも温かくならない!なんていうことありますよね。
特に夏の暑さ対策はなんとかしたい!その解決策として、扇風機とサーキュレーターの合わせて使ったら、とても快適になったというライターの永井理恵子さんに、選んだ機種と使い方をレポートしてもらいました。
夏の大問題!吹き抜けの2階も涼しくなる家電探しをスタート
片流れの屋根の勾配がそのまま天井になっているわが家のリビング。リビングに対してロフトのようなイメージの場所に2階が位置し、吹き抜けになっています。
1階でエアコンの冷房やストーブを使っていると、冬は暖気が2階に集まり、夏は冷気が下に集まります。そのため、夏場は2階が暑く、特に西日が差し込む息子の部屋は夕方以降の温度が高くなりがちでした。
夏、リビングに設置したエアコンのスイッチを入れるとリビングはとてもよく冷えるのですが、吹き抜けの2階までは涼しくなりません。新築の家に暮らし始めてすぐそのことに気付き、購入すべき夏の家電について計画を立てました。
扇風機はDCモーター搭載で首振り角度が広いものを
まず購入したのは、無印良品のDC扇風機でした。デザインの美しさはもちろんこと、首振りの角度が大きいことと、DCモーターを搭載しているところが決め手になりました。
扇風機にはDCモーターで動くものとACモーターで動くモノがあり、DCモーター搭載の扇風機は音が静か。
実はわが家には、以前から使っていたACモーターの扇風機が2台あり、2階にある夫と息子の部屋ではこの2台の扇風機を使う予定でいました。いざスイッチを入れてみると、床を伝って階下に「ズーン」とモーター音が響いてきます。音楽の音やスマホで通話する声はさほど聞こえてこないのに、ACモーターの振動音はしっかり響いて聞こえてきて、息子の部屋の真下に寝室がある私はなかなか寝付けず、ビックリしました。
さらにDCモーターの扇風機は、風量の調整が細やかに設定できます。この扇風機の風量調整は5段階。音のほか、超低速回転が可能でそよ風のようになめらかな風を送れるのも魅力。長い時間を過ごすリビングの扇風機はDCモーターのモノがいいと考えていました。
また、この扇風機は首振りの角度が大きいのもポイント。左右には50°、90°、180°と3段階に、上下には50°、100°の2段階に設定できます。
上下、左右の首振りを組み合わせると、扇風機の羽根の部分がぐるぐると大きく回転します。これでリビング空間の空気を上下左右にかくはんします。
扇風機とサーキュレーターの2台使いでさらに快適に
扇風機の使用でリビングと2階の温度差はだいぶマシになったとはいえ、2階の室温は快適と言えるまでにはなりません。
そこで思いついたのは、2階にサーキュレーターを置くこと。せっかく置くなら首振りできるモノがいいと思い探して見つけたのが、アイリスオーヤマのサーキュレーターでした。
1階のリビングに置いた無印良品の扇風機と対面するように置いています。小さいけれど風量は案外パワフル!
上下の角度調整は手動とはいえ、首振りに設定すれば左右に45°自動で首を振り続けます。おかげで、夏、1階と2階の温度差が少なくなり、ドアや扉を開け放てば、どの部屋にいてもたいてい快適に過ごせます。
狭い部屋でもサーキュレーターが活躍
さほど広くない私の部屋、夫の部屋、息子の部屋では、無印良品のサーキュレーターを扇風機代わりに使っています。
風が直接当たると疲れるので、ほぼ真上に向けて空気を動かすイメージで。エアコンの温度を少々高めに設定しても涼しさを感じ、音が静かなので眠りを妨げられることもありません。
実はこのサーキュレーター、夏場のみならず、冬場も大活躍なんです!
各自の部屋の暖房にはエアコンを使っているのですが、温かい空気は上へ上へと上っていってしまうため、椅子に座ってパソコンに向かっていると下半身がとにかく冷える。
そんなとき、エアコンの対面に置いて上向きに風を送ると温まった空気が循環し、部屋の暖まり方が変わるのを感じます。
夏も冬も、エアコンと併用することで空間の温度を快適にできる扇風機とサーキュレーター。わが家では、ほぼ年中出しっぱなしです。