リノベーション

藤谷 幹藤谷 幹

リノベ済みマンション。購入前チェックしないと後悔する3つのポイント

おしゃれなリノベ済みマンション

8×10 / PIXTA(ピクスタ)

最近、リノベ済みマンションの購入を検討する人が増えています。しかし、内覧した部屋のカッコよさに一目ぼれして購入すると、後悔することも少なくないそう。

「失敗したくない」という人のために、購入を決める前に絶対チェックすべき3つのポイントを教えます。不動産会社「創造系不動産」のメンバー・藤谷幹さんが解説。

1.配管の更新工事が行われているか?のチェックを!

マンションの配管の更新工事

amadank / PIXTA(ピクスタ)

リノベ済みの部屋は一見すると新築同様で、中古マンションということを忘れてしまうような空間です。もちろん表層は修繕工事を行っているので、見た目通り新品なのですが、床や天井の内側はどうでしょうか。

築30年以上が経過しているマンションでは、給排水管に鉄管が使われていることが多く、経年劣化により交換しなければならないような状態になっている可能性も!
給排水管は床下や天井裏にあるため、普段は目にすることがないのですが、放置しておくと腐食・劣化し、水漏れの原因となってしまいます。水漏れが発生して、下の階のお部屋の住人に損害が発生した場合、費用負担は水漏れを発生させた住人の責任となります。

購入を決める前に、工事業者や不動産会社に配管の更新工事が行われているかを確認するようにしましょう。

2.バルコニーの手すりは錆びてない?共用部の管理状態を確認

バルコニーの手すりに錆はないかチェック

HEILAI Zhengnan / PIXTA(ピクスタ)

マンションは、部屋の中の専有部と、バルコニーや共用廊下、エントランスなどの共用部に大別されます。リノベ済みマンションというのは、ほとんどが専有部の中の改修であり、そちらに目が行ってしまうのですが、共用部の管理状態も重要です。

専有部の改修は、管理規約に沿った内容であれば、自分の意思で好きなときに、好みのテイストに工事を行うことができるのですが、共用部はそうはいきません。共用部は住人全員の持ち物であり、工事を行うときには、総会で一定数以上の同意を得なければなりません。

エレベーターが古い、駐輪場に屋根がない、バルコニーの手すりが錆びているといったことは、専有部の工事とは違い、簡単に工事を行えるものではないので、しばらくそのままになる可能性があります。

また、適正に管理がされていないマンションでは、雨漏りや水漏れが発生したり、タイルが剥がれ落ちてしまっていたりと様々な問題が発生しています。
逆に管理が行き届いているマンションは、大規模修繕工事という補修工事を定期的に行っています。これは屋上やバルコニーの劣化した防水層を補修し、雨漏りを防いだり、外壁補修を行い、タイルが剥落するのを防いだり、マンションの共用部のメンテナンス工事になります。

適正な管理が行われているマンションかどうかは、共用部の管理状態に表れてくるのです。実際に内覧に行く際には、専有部はもちろんのこと、共用部がきちんと手入れされているかということもしっかり見ておきましょう。

3. 修繕積立金は十分ある?重要事項調査報告書で確認を

マンションの大規模修繕

D&M.CLIPs / PIXTA(ピクスタ)

マンションでは、住人全員で共用部のメンテナンスを行う費用を、毎月定額で積立てています。この修繕積立金が十分にないと、共用部に何かしらの問題が起こってもすぐに修繕を行えないということになります。

修繕積立金が計画通りに貯まっているかは、重要事項調査報告書に記載があります。ですからこの報告書を管理会社に見せてもらえば分かります。このとき管理会社に、大規模修繕工事が定期的に行われているかも確認してください。

見かけのきれいさだけでなく、そのマンションの管理状態も一緒に購入するということを忘れずに。
この3つポイントをしっかりチェックすれば、購入後も快適に暮らせるマンションかどうかが見えてきます。

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