子どもが片付けない…を解決するコツ。カオスなダイニングにさようなら
子どもは工作やお絵描きが大好き。親としては、好きなことをのびのびさせてあげたいと思う反面、「○○出して」と言われて家事や仕事が中断する、終わった後ハサミや材料が出しっぱなし、つくった作品がどんどん増えて困るなど、悩みがつきません…。
その悩みは、「収納を工夫したり、子どもとルールを決める」ことで解決できます。整理収納アドバイザーのtakaさんに教えてもらいました。
使う場所の近くにしまい場所をつくる
まず大切なのは、子どもが工作やお絵描きをする場所の近くに収納場所をつくることです。
わが家の例を挙げると、子どもたちはダイニングで工作やお絵描きをするので、ダイニング脇のキャビネットや棚に文房具や必要な材料を収納しています。
近くに収納するだけでも片付けのハードルはグンと下がります。
収納は出し入れしやすい方法で
収納する際はあちこちに分けずに、まとめられるものは一緒に収納します。あちこちに分かれていると片付ける際の動作が増えてしまい、子どもには不向きです。
工作やお絵描きに使うものは、引き出しに収納する、もしくは収納グッズを活用して立てて収納すると、子どもでもラクに出し入れできるのでおすすめです。
こまごました工作材料は無印良品のEVAケースに。
そして、無印良品のポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・A4用の中に立てて収納しています。
工作材料や文房具などこまごましたものを収納する際、蓋つきのケースに入れて重ねて収納している方が多いのですが、これだと出し入れする際の動作が増えてしまうのでおすすめできません。
作品は飾る&保管スペースを作る
「製作した工作や絵を飾りたい」という子どもの希望は叶えてあげたいけれど、家じゅうに飾られると雑然として落ち着かない空間になってしまいます。
どんどん増えていく工作や絵は、飾る場所を決めたり保管スペースをつくるなどして、その中で管理するのがおすすめです。
わが家もキッズスペース内に飾る場所を決め、作品がスペースからあふれたら、子どもに残すものと手放すものを判断させるルールに。
残すものは思い出ボックスに入れて保管していますが、思い出ボックスの中も開けるタイミングで見直して、収納スペースも増やさないようにしています。
使用しているのはフェローズ社のバンカーズボックスです。
手放す時は子どもと一緒に
「子どもに要不要を聞くと、逆に捨てられないので見計らって捨てる」という方もたくさんいらっしゃるのですが、そういう方に話を伺うと、お子さんに親の事情を話していない場合が多いです。
「収納する場所がないから全部は残しておけない」と事実を子どもに伝えると、子どもは理解し、限られた空間の中で優先順位をつけて残せるようになっていきます。手放すのが苦手な子に対しては、保管スペースを多めに確保する、写真に残すなどお子さんに寄り添ってあげましょう。
子どもの創作意欲を大切に、親もストレスなくいられたら嬉しいですよね。しかも、「作品をつくる→保管→あふれたら見返す」というサイクルは、親子で繰り返すことで、だんだん子どもだけでもできるようになります。
子どもの工作材料や作品の収納に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。