クイズ 連載

Sumai編集部

「束石」読める? たばいし、じゃないよ。縁の下の力持ちみたいな石です

読めそうで読めない「束石」「束になってかかってこい!」
カンフー映画や時代劇で、無敵の主人公が敵に囲まれると言う決め台詞。この「束(たば)」は「ひとまとめ」の意味ですが、「ひとまとめの石」という意味ではありません。
では、どんな石で、何と読むのでしょう?

これがなければ、奈良や京都の名所旧跡も残っていなかった!?

柱の下に束石が置かれた東大寺二月堂

LEOSHOU / PIXTA(ピクスタ)

日本は、昔から湿度の高い気候。それなのにお寺や神社は木造で建てられています。縄文時代の竪穴式住居のように、土に穴を掘って柱を埋めると、土中の水分を吸って柱が腐り、建物が倒れてしまいます。

柱が腐ってしまう以外にも、その土地の地盤が弱かったり、弱い部分があると、柱が建物の重さで沈んでしまい、床が斜めになることも。さらに深刻になると…これまた建物が倒れてしまいます。

私たちが奈良や京都に行くと1000年以上前の建物を見ることができるのは、この「束石」くんのお陰と言ってもいいくらいなんです。

最近はDIYで人気のデッキづくりでも大活躍しています!

住宅の基礎部分に配置された束石

Cotswolds / PIXTA(ピクスタ)

正解は「つかいし」です。

この束石、建物の1階の床下で床を支えている床束(ゆかつか)を基礎の側から支えています。ですから「縁の下の力持ちみたいな石」と言いましたが、正確には「床の下の力持ちみたいな石」です。

床の下にあるので、建っている家では床下の通気口から懐中電灯で照らしながらか、床をはがさないと見ることはできません。

デッキの床下でも活躍する束石

東北の山親父 / PIXTA(ピクスタ)

でも、意外な場所で目にしているかも!それはリビングの外に設けたデッキの下。デッキ下の柱を支える四角いコンクリートの塊がそうです。

最近はDIYでデッキを付ける人は増えているので、ネットで検索すると様々なタイプが売られています。

今回はオマケにもう1つ雑学を。
「束(たば)」は「ひとまとめ」の意味と言いましたが「束(つか)」は「ちょっと」とか「小さな」の意味です。
「束(つか)の間の恋」なんて言いますが、束石は「ちょこっとした石」という意味。力持ちですけど、かわいい石なんです。

この漢字にもチャレンジ!

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