クイズ 連載

Sumai編集部

「玄翁」読める?歌舞伎役者の名前じゃないよ。大工さんが使うモノ

読めそうで読めない「玄翁」
玄人(くろうと)の「玄」におじいちゃんの「翁」。「玄人のおじいちゃん」とは、いったい何者?
ラスボスの名前みたい!それとも歌舞界の大名跡?
さて、なんと読むでしょう?

もともとは和尚さんの名前だった!

玄翁和尚の殺生石伝説

りんごりんご / PIXTA(ピクスタ)

「玄翁」で検索すると南北朝時代に活躍した「玄翁和尚(おしょう)」というお坊さんの名前が出てきます。

このお坊さん、少々破天荒な人だったらしく、那須の殺生石(毒を発して人々や生き物の命を奪い続けた石)を「ある道具」で打ち砕いて退治したという伝説が残っています。

この「ある道具」が玄翁和尚の名前をとって玄翁といわれるようになったそうです。
どんな道具か分かりますか?

「金づちとちゃうか?」「それが、ちゃうらしいねんな」

大工さんが使う道具「玄翁」

ヨッシー / PIXTA(ピクスタ)

正解は「げんのう」です。

今、大人気の漫才師「ミルクボーイ」のネタ風に言うと…。

「ウチのオカンがな~、叩く道具やって言うんねん」
「それやったら、金づちとちゃうか?」
「それが、ちゃうらしいねんな」

というフレーズが出てきそうです。

確かに、よく使う金づち形状は同じなんですが、少々こだわりが…。打撃部分の片方が平らで、もう片方がわずかに凸状に膨らんでいる金づちだけを「玄翁」と言います。

なぜ両面で形状が違うかというと、平らな面でノミや釘を打ち、釘打ちの仕上げ段階で傷つけずに釘頭が材料面より沈むよう凸状のほうで叩くからです。

石を叩き割るというと豪快な道具のように思えますが、大工さんが大事にしている木工用の玄翁は意外と繊細な心配りができる道具なのです。

この漢字にもチャレンジ!

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