暮らしのコツ

香村 薫香村 薫

ストックや服、絵画…モノを不用意に増やさないコツ。頑張らなくて大丈夫

ブルーの壁が背景のリビング

これ以上、家にあるものを増やしたくない。そう感じたら、これかお伝えする3つの習慣を意識してみましょう。ストイックに頑張らなくて大丈夫。「所持すること」にこだわらなくなると、かえって、新しい出会いや楽しみと触れる機会も増えるそう。
モノとのかかわりを極めるライフオーガナイザーの香村薫さんが、自宅で楽しみながら実践していることを教えてくれました。

日用品のストックは「いつなくなるか?」を意識する

トイレットペーパー

私の仕事は片付けのサポートを行うこと。お客様のお宅に伺うと、日用品のストックが非常に多いということがあります。コロナ禍ではトイレットペーパーを100ロール近くストックされていたご家庭も。このときはそのストックが原因で、部屋ひとつが埋め尽くされていました。

たかがストックと思われるかもしれませんが、意外と床面積を占めるため、暮らしに不自由が出てしまうことも。
そんな日用品のストック量について、私が意識していることがあります。

それは「消耗品の買うタイミングを覚えておくようにする」ということ。

例えばトイレットペーパーであれば、わが家では平均3日に1ロール使います。そのため12ロール入りのパックは約1か月で消費する、と家族みんなが知っています。それがわかっていれば、1か月たたないうちに慌てて買わなくても大丈夫だ!と心に余裕ができるのです。

また家族も在庫状況を見て「少し短めに使おう」と自然と協力してくれるので、わが家はトイレットペーパーやティッシュペーパーに関しては、品薄状態のときにも特に余分に購入することなく過ごすことができました。

買い物欲が高まったら「花」を買う

何か買いたいときは花を買う

不用意にモノを増やさない私ですが、季節の変わり目などで買い物欲が高まることがあります。
そんなときは「生花」を買うように意識しています。

生花には以下のような、暮らしにプラスになる3つの効果が!

  • 部屋の雰囲気が明るく優しい印象になる
  • 花があるあいだは購入時の満足感が持続し、最後も後に残らない
  • 水を扱うので、周りにモノを置かなくなり花の周りが片づく

と、暮らしにプラスになる効果が!
無性にモノを買いたい衝動に駆られたら、お花屋さんをのぞいてみてはいかがでしょうか。

服、家電、布団、絵画もレンタル品を活用

モノを少なく保つために私が意識しているのが、「買うのではなく借りる」ことです。
例えば私と夫の衣類はファッションレンタルをフル活用しています。

レンタルを利用しているモノは、以下になります。

  • 洋服…このレンタルのおかげで手持ちの服は「私が36着、夫が30着」と、少ない数で満足できています
  • 最新家電…最新家電もレンタルして効果を実感してから購入するかどうかを決めています
  • マンガ本…マンガなども以前は購入するかマンガ喫茶で読んでいましたが、家族みんなが読むならレンタルした方がお得だと気づいてからは借りるようになりました
  • 来客用布団…布団のレンタルも来客時には必ず利用します。来客用布団で無駄に押し入れの場所を占領せずに済むのでおすすめです
  • 絵画…他にも珍しいところでは、「絵画のレンタル」も活用しています。

レンタルした絵画

毎月リクエストしたイメージに近い絵画が送付されてくるので、お部屋の印象を変えるのにぴったり。

レンタル品は保管場所の必要がないのはもちろん、維持費がかからず、そして「買ったけど盛り上がったのは最初だけ」という失敗にならないのがいいですね。

そんなレンタルシステムにすっかりハマっており、今後は「家具のレンタル」「食器のレンタル」を試したいと思っています。

今回は、モノを少なく保つために意識していることをご紹介しました。
モノを捨てるのはとても心苦しいもの。捨てるのではなく「増やさない」を意識して、自分の身の丈にあった「ほどよい量」を保てるとよいですね。

●教えてくれた人/香村薫さん
家事研究家/ライフオーガナイザー、株式会社ミニマライフ代表取締役。大学卒業後、トヨタグループのAT・ナビ専門メーカー・アイシンAWに入社、商品企画・統括業務を担当。結婚後には夫と一緒に、モノの適正数を決め、しくみで維持する片づけ方を考案。「トヨタ式おうち片づけ」と名づける。著書は「トヨタ式おうち片付け」をはじめ多数

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