インテリア・雑貨

秋山悠紀秋山悠紀

簡単につくれる「ミツロウラップ」。繰り返し使えてゴミが減らせる

ミツロウラップでいろいろ包んでみた

食品用のラップフィルムの代わりに、ミツロウラップを使ってみませんか。繰り返し使えて、ゴミが減らせます。ミツロウは天然由来の成分なので、安心して利用できるのもうれしいところ。

そんなエコなミツロウラップは、簡単に手づくりすることができます。つくり方と実際の使用感をリポート!

ミツロウラップは、布にミツロウをコーティングしたもの

布にミツロウをコーティングするとミツロウラップ完成

ミツロウラップとは、ミツバチの巣を原料とするミツロウ(蜜蝋)がコーティングされたラップのことで、布を使っていることが特徴です。

ミツロウは熱を当てると柔らかくなる特徴があるため、ミツロウラップは使うときに手の熱で温めれば形を自由に変えることができます。そして、冷蔵庫に入れればそのまま形状記憶。ミツロウの天然抗菌・防腐作用で、しっかりと食材を保存してくれます。

ミツロウラップはラッピングとしても優秀

食器の上にかけたり食材を包むほかに、ラッピングとしても優秀なミツロウラップ。アウトドアやキャンプ、ホームパーティなどで食材を持っていくときにも便利。来客のおもてなしとして、お菓子入れやお皿代わりにしてもとてもかわいいんです!

ミツロウとアイロンがあればミツロウラップは簡単につくれる!

粒状で売られているミツロウ
そんなミツロウラップ、市販でも手に入りますが実は簡単に手づくりすることができます。安く大量につくることが可能!

ミツロウそのものはネットでも簡単に購入でき、ロフトや東急ハンズ、ハンドメイド専門店でも取り扱いがあります。筆者は680円でたっぷり100gも入っているミツロウをネットで購入しました。

市販のミツロウ

用意するのは、アイロン、ミツロウ、新聞紙かタオル、クッキングシート、好きな布。ミツロウは固形タイプだと自分で削る手間が必要なので、粒状になっているものが断然おすすめ。

お気に入りの柄の布にミツロウをコーティング

まずはアイロン台の上に新聞紙かタオルを敷き、その上に大きめのクッキングシートを広げます。そしてその上にミツロウを散りばめた布、さらにその上にクッキングシートをかぶせたらOK。

クッキングシートを掛けて、その上からアイロンを当てる

上から低温から中温のアイロンを当てて10秒ほど待つと、ミツロウが徐々に溶けて液状になり、布全体に染みわたっていきます。ミツロウが足りない部分はクッキングシートをめくって、ミツロウを追加してさらにアイロン掛け。

ミツロウが布に完全にコーティングされたら完成

ミツロウが完全に溶けて布全体がコーティングされたら、あとはクッキングシートをはがして、乾かすだけ!

すぐに乾くので洗濯物干しを使わなくても、手で軽くパタパタしたりテーブルの上に置いたりしても大丈夫です。

筆者の場合ですが、ミツロウ5g程度あればコットン100%の布(15cm×15cm)のミツロウラップをつくることができました。大小合わせて10枚ほどのミツロウラップをつくりましたが、今なおミツロウが少し余っています。

「数枚でいいからミツロウラップをつくってみたい」という人は、100g以下の少量パックの購入で十分。

野菜、果物、パン…どんな形状のモノも包める!

ミツロウラップはお皿に形にもフィットする

ミツロウがコーティングされているので、少しパリパリとした感触のあるミツロウラップ。しかし、実際に手の熱で温めて柔らかくして食器にかけてみると、食器の形にしっかりとおさまってくれます。

半分に切ったアボカドをミツロウラップで包む

アボカドをミツロウラップで包んだ状態

ラップでの保存が必須のアボカドにもOK。ミツロウラップが切り口をしっかりと覆ってくれます。

ニンジンをミツロウラップで包む
ニンジンのような長細い野菜でも大丈夫。
ミツロウラップで包まれたニンジン

簡単にくるくると包むことができます!そして使い終わったら、水洗いをして汚れを落とし、乾燥させればまた使えます。

しっかり乾燥させてカビが生えないようにしておけば、1年ほどは繰り返し使えるのだそうです。

ミツロウラップは使い終わったら水洗いして干せばOK

なお、洗剤を使うときは中性洗剤で。アルコールを使っていたり洗浄力が強かったりする洗剤だと、ミツロウが溶けてしまう可能性があるので避けましょう。

デメリットは生魚やレモンなどには使えないこと

ミツロウラップが完全に普通のラップの代わりになるわけではありません。実際に使ってみると、多少のデメリットも感じました。

まず、ミツロウラップは繰り返し使おうとすると、生魚や生肉などの保存には適していません。また、柑橘系の果物など酸の強い食材はミツロウが溶けてしまう可能性があるので、これらもNG。

さらに、熱でもミツロウが溶けてしまうので温かい状態のおにぎりを包んだり電子レンジでチンしたりもできません。

洗剤でしっかり洗えないので、匂いが強い香辛料やべとべとしたりするソースが付いている食べ物には、使わないように気をつけています。

もちろん致し方ないことではありますが、こうした制限を念頭に入れながら使わなければいけないので、慣れるまで少し時間がかかりました。

ミツロウラップを使うと冷蔵庫の中やパン収納が一気に華やかに

しかし、完全な脱ラップ生活とはいかないまでもミツロウラップを使うようになってから明らかにラップの消費量は減りました!

また、筆者はカットして残った野菜や食べ残しの保存だけでなく、パン保存にもミツロウラップを使用しているので、冷蔵庫の中やパン収納が一気に華やかになりました。

ラップを大量消費しがちな人やゴミを減らしたい人、そして食材の保存や収納をおしゃれにしたい人はぜひ、ミツロウラップを活用してみてはいかがでしょうか。

  • B!