衣替えのストレスが消えた。無印「キャリーボックス」の浅型がおすすめな理由
季節の変わり目になるとやってくる衣替え。毎回、手間も時間もかかって面倒だなと思いませんか?
「シーズンオフの洋服を無印良品のポリプロピレンキャリーボックスに収納するようになってから、衣替えがとてもラクに!コツはサイズ選びと仕組みづくりです」と話すのは、整理収納アドバイザーの藤野ことさん。そのコツを教えてもらいました。
無印良品のPPキャリーボックスは浅型がおすすめ
無印良品のポリプロピレンキャリーボックス(以下、PPキャリーボックス)のシリーズは、サイズが何種類かあります。
わが家で使っているのは「ロック付・大」。幅36×奥行52×高さ16.5㎝で、比較的浅めです。クロゼットの奥行きにピッタリ収まるサイズ感で、たたんだトップスは2着並べられ、パンツ類は二つ折りにすれば入ります。高さがないので、収納できる洋服の数は少なめ。ですが、あまりシワにならずに保管できます。
フタにはロックが付いているので、クロゼットの上段から出し入れする時にフタが落ちてくる心配がありません。
人別&服の種類ごとに収納するのがコツ
以前は、いくつかの大きな衣装ケースに家族の分もまとめて保管していました。そのせいで、衣替えの時は部屋じゅうが洋服だらけ。散乱している洋服を見るだけでストレスでした。
無印良品のPPキャリーボックスに変えてからは、以下のように仕分けています。
- 人別
- 洋服の種類別
人別にしたことで、各自のクロゼットにPPキャリーボックスを持ち運べばOK。洋服をあちこちに移動させる手間が省けるようになりました。
そして、スカートならスカート、セーターはセーターといったように洋服の種類ごとに仕分けているので、一度にすべての衣替えをする必要がなくなりました。つまり、じっくり衣替えする時間のない時は、すぐに必要な1種類だけ入れ替え。ほかのアイテムは別の日に衣替えします。中身が分かりやすいように、PPキャリーボックスにはラベリングをしています。
そして衣替えは、洋服の見直しができる絶好の機会。着なくなった洋服や似合わないと感じるようになった洋服は処分します。処分に迷った場合は、「保留ボックス」に入れておきます。使用しているのは、衣替え用と同じPPキャリーボックスです。
ボックスに入るだけと決め、ムダ買い防止
使っているPPキャリーボックスは、浅型で洋服がたくさん入るわけではありません。ですが、オンシーズンの洋服としてクロゼットに収まる量としては十分。
そのため、洋服はPPキャリーボックスに入る枚数だけと決めました。すると、本当に欲しい洋服かどうかを考えられるようになり、洋服の衝動買いやムダ買いが格段に減りました。洋服の管理がしやすく、似たような洋服を何枚も持つ心配がありません。
オフシーズンの洋服の収納は、浅型の収納ケースを使い、人別・種類別に仕分けて保管。この仕組みにしたら、衣替えがとても簡単に。もちろん無印良品のPPキャリーボックスでなくても構いません。クロゼットに合った収納ケースを選んで、ぜひ試してみてください。
●教えてくれた人/藤野ことさん
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。クリンネスト2級。家事は「素早く楽に」がモットー。動線を短くして時短家事となる仕組みづくりを考えている。無印や100均などのグッズを使った収納アイデアを考えるのが得意