洗面所に下着やアクセサリーをしまってる?便利な収納グッズと使い方を教えます
洗面所に下着やアクセサリーを置いている、というお宅は多いのではないでしょうか。悩ましいのがその管理。すっきり見えて、そのうえ、使いたいものを取り出しやすく収納したいところです。
そこで今回は、家事研究家でライフオーガナイザーの香村薫さん宅の洗面エリアをご紹介。便利な収納グッズについてはもちろん、下着やアクセサリーを増やしすぎないための工夫を語っていただきました。洗面所をもっと機能的に使いたい人は、ぜひ参考に。
洗濯機横の極狭スペースにも使える。横幅14㎝の無印ポリプロピレン収納
わが家では洗濯機の横のスペースを有効活用しています。
洗濯機は洗濯パンと呼ばれる受け皿の上に設置されていることが多く、洗濯機と壁との間に若干の空きスペースがあるもの。このスペースが14㎝以上あるなら収納グッズを設置できる可能性が高くなります。
私が使っているのは無印良品のポリプロピレン収納ボックス。横幅が約14㎝という絶妙なサイズ感!高さは浅型と深型の2種類あるので、入れるものに応じて好みの高さを選び、積み上げることができます。
※ポリプロピレンケース引出式ハーフ・浅型 790円(税込)、ポリプロピレンケース引出式ハーフ・深型 890円(税込)
ポリプロピレン収納ボックスは、山崎実業の「伸縮洗濯機排水口上ラックタワー」の上に載せています。組み合わせて使うことで、使い勝手がよくなりました。
洗濯機の横は、ものを収納するのにベストなポジション。洗剤や洗濯ネットなど洗濯関連グッズはもちろん、わが家では毎日のように使う子どものサッカー着やプールセットも収納しています。
ちなみに、山崎のラックタワーは、洗濯パンのサイズに合わせて、長さが自由に調整できる機能がついています。
ラックタワーを使わず、板などを洗濯パンの上に這わすのもありでしょう。いずれにしても、洗濯機の故障時や排水管の掃除の際には移動させる必要があるので、動かしやすい仕組みにしておきましょう。
下着収納には、無印ポリプロピレン小物収納ボックス3段を活用
下着の収納に使うのは、無印良品のポリプロピレン小物収納ボックス3段です。
※ポリプロピレン小物収納ボックス3段1990円(税込)
この収納グッズは、縦にも横にも自由に使えます。スペースに合わせて自由に設置できる点がいいですね。ポイントは、三つ折りに畳んだパンツ、靴下がきれいに収まること。
下着は、引き出しの手前から使うルールに。洗い終わって補充する下着は、奥に収納していきます。この「ところてん方式」で収納すれば下着の劣化速度が均一に。買い替えタイミングが揃いやすくなります。
収納スペース自体は大きくないので、わが家では数を厳選するように気を付けています。「下着は各自3枚ずつ」をルールに。少なすぎるように思われるかもしれませんが、洗濯物は毎日2回、ドラム式洗濯機で乾燥まで行っているので、下着が足りない!と困ったことは一度もありません。
このように、先に下着の数を決めることを意識すると、下着が増えすぎることもなくなります。
使いやすさと見た目の工夫も。引き出しの中が見えすぎるのを防ぐために引き出し扉部分に内側からコピー用紙を貼りました。コピー用紙自体にラベルも印刷し、何が入っているかも一目瞭然に。
現在は中身が透けて見えないホワイトグレーのタイプも販売されていますので、そちらを選んでもよいかもしれませんね。
アクセサリー収納には無印アクリルケース。探しやすさが抜群に
洗面所でアクセサリーのつけ外しをする、という方も多いのではないでしょうか。私もいろいろと試しましたが、最終的に無印良品アクリルケースに行きつきました(撮影のため、ケースを別の場所へ移動させています)。
※重なるアクリルケース2段引出 1790円(税込)
仕切りを自分でカスタマイズできるので、持っているアクセサリーに合わせて収納エリアを調整できます。また、透明なのでパッと見てどこに何があるかがすぐに分かる利点も。
このアクセサリー収納も、たくさん収納するタイプではないので、数を厳選するようにしています。
私は季節に合わせて使いたいアクセサリーを配置収納し、使っていない2軍のアクセサリーはまとめて洗面エリアの上の方に置いています。
この収納の唯一のデメリットは、引き出しを開けたときのストッパーがないこと。
そこで開けたときに引き出しが飛び出しにくくなるよう、100円ショップで販売されている「クッションゴム」貼ってみました。
これがストッパーの役目を果たしてくれるので、とても使いやすくなりました。
●教えてくれた人/香村薫さん
家事研究家/ライフオーガナイザー、株式会社ミニマライフ代表取締役。大学卒業後、トヨタグループのAT・ナビ専門メーカー・アイシンAWに入社、商品企画・統括業務を担当。結婚後には夫と一緒に、モノの適正数を決め、しくみで維持する片づけ方を考案。「トヨタ式おうち片づけ」と名づける。著書は「トヨタ式おうち片づけ」をはじめ多数