家事

夏目 あや子夏目 あや子

排水管の詰まりを防ぐコツを紹介。お湯とビニール袋を使ったプロの技も

夏目さん宅のキッチン

そろそろ大掃除という言葉が頭の片隅をちらつく時期になってきましたね。大掃除で見逃しがちなのが、キッチンや洗面などの排水管の汚れ。見えない部分なので気が付きにくいのですが、普通に過ごしているとアッという間に汚れがたまり、ニオイが出たり流れが悪くなるといった不具合が。

そうならないよう、日頃から排水管に汚れをためない工夫をしている、と話すのは一級建築士の夏目あや子さん。日々実践している排水管対策について語ってくれました。

下洗いの徹底で汚れを流さない

キッチンのシンク

そもそも論になってしまいますが、汚れをためないようにするにはなるべく汚れを流さない。とにかくこれがいちばんです。まずはお皿を洗う前の下洗いを徹底することで排水管に汚れが付きにくくなり、節水もでき、スポンジも長持ちします。いいことづくめです。

いらない服などでウエスをつくってお皿をぬぐう

下洗いは、不要になった服などでウエスをつくってお皿をぬぐうだけです。これをするだけで洗いやすさは全然変わってきます。

いらない洋服などを適当にカットする

写真は子どものサイズアウトしたパジャマですが、コットン生地洋服やシャツなどなんでもOKです。古タオルも有効です。

洗う前にさっととれる場所にウエスを置いておく

ウエスは、洗う前にさっと取れるよう、シンクの近く置いています。行動に移すまでのアクション数を減らせば「面倒だから今回はいっか」という気持ちが湧きにくくなります。

ウエスのストック

いらない洋服は一か所にまとめて置いておき、夜テレビや動画などを見ながらなどゆっくりする時間に無心にカットしています。意外とはまります。

洗面やお風呂にゴミを流さないアイテムを

夏目さん宅の洗面所

洗面台の排水口は、よくあるポップアップ型(押すとフタになるタイプ)は掃除も面倒で髪の毛をキャッチしにくいので、穴のあるステンレスタイプの排水口カバーに変更。

穴のあるステンレスタイプの排水口カバー

髪の毛などはほとんどキャッチしてくれるので、明らかに排水口が汚れにくくなりました。

浴室の排水口

お風呂の排水口は、流れる汚れのほとんどは髪の毛なので、髪の毛をしっかりキャッチしてくれるダイソーの排水口カバー「くるっとキャッチ」に変更。これが本当に優秀。

ダイソー「くるっとキャッチ」

髪の毛やゴミはこれでほとんど排水管へ流れなくなりますので、おのずと汚れも減ります。キャッチしたゴミや髪の毛は毎日捨てて排水口の中をスポンジや手でひとふき。これだけでかなり違いますよ。

シンクにお湯をためて勢いよく流す

ビニール袋にパンパンに水を入れたものをつくる

油などの汚れは、冷えると固まって、配水管にとどまってしまいます。お湯をシンクにためて、勢いよく流すだけでも排水管にへばりついた汚れをある程度きれいにすることができます。これは以前わが家に排水管掃除に来て下さった方から教えていただいた方法です。

キッチンの排水口のフタがあればそれを、なければビニール袋にパンパンに水を入れたものをつくり、フタの代わりにします。排水口の大きさより少し大きめにつくります。

ビニール袋にパンパンに水を入れたものを排水口に入れる

排水管にたまっている汚れがある程度柔らかいときの方が効果があるので、洗い物をした後などが良いそうです。

ビニール袋にパンパンに水を入れたものがぴったり入った状態

ピッタリ入りました。

シンクにお湯をためる

お湯の温度は50℃くらいまで。それ以上だと排水管を傷めてしまう恐れがあるので、熱湯などは避けてください。お湯をためたら袋を外します。思い切りゴボゴボゴボ…といい音を立てて水が流れていくのがわかります。

流れがよくなったシンク

もし水の流れが悪いな、と思っているときにこの方法を試すなら同じ量を2、3回流してみて、流れ切るまでの時間を測ってみてください。同じ時間で流れるようになったら、水の勢いで落とせる汚れは落ちた、ということなので、終了です。それでもまだ流れが悪いようなら、配水管洗浄剤などを試してみてください。

最後の手段はやはりプロによる排水管掃除

今はホームセンターなどでも請け負ってくれる、排水管掃除。わが家は昨年依頼し、とてもすっきりしました。高圧洗浄機でみるみる汚れが出てくる様子は見ていて本当に気持ちが良かったです。

配管クリーニングの作業風景

実は今年も依頼しようと思って電話をしたら「排水管掃除2、3年に一度で大丈夫です。もし詰まりやニオイなどがあればまたご相談ください」と断られてしまいました。

きれいな排水口

汚れはため込むと面倒になってしまい、やる気がなくなり、どんどん悪循環になりがち。日々の生活で考えなくても体が動く習慣をつくって、これからも排水管になるべく汚れをためないようにしていきたいと思っています。

●教えてくれた人/夏目あや子さん
不動産会社、設計事務所勤務を経て結婚を機に茨城に移住。一級建築士・宅地建物取引士。「暮らす」を「愉しむ」ことをモットーに、自宅をDIYやリメイクで少しずつ育てている。夫・三姉妹と5人暮らし。著書に『なつめさんちの 新しいのになつかしい アンティークな部屋づくり』がある。建てた時から、手に入れた時から、おうちを育てる「おうち育」を推奨

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