ダイニングでリモートワークの人に。バッグひとつでテーブルをスッキリさせるコツ
仕事部屋をもたず、ダイニングテーブルでリモートワークをしている人は多いのでは。仕事に取り掛かる前に気になりがちなのが、リモコンや書類など、テーブルに散らかった様々なモノ。これではモチベーションも下がります。それに、仕事終わりの片付けも結構面倒なものですね。
「よく使うこまごまとしたしたモノの専用バッグを用意して、ダイニングテーブル回りに置いてみましょう」
こう提案するのは、ライフオーガナイザーの森麻紀さん。いつもいるところから手を伸ばすだけで届く場所に、この専用バッグを置けば快適に。テーブルの上もスッキリ片付くそう。森さんが実践している方法を見せてもらいました。
使いやすいのは仕切りがたくさんあるバッグ
人によって、こまごましたモノの内容は違うと思いますが、基本的には仕切りのたくさんあるバッグがおすすめ。仕切りがないと、上からモノをどんどん突っ込んでしまい、いざ使いたいときに、すぐに取り出せず、逆に不便になってしまうからです。
私が使っているのは「VegieBAG ベジバッグ・ミニ」、なんとポケットが9つもあります。私の場合、自分で仕切りをさらに増やす工夫も。それは仕切りが多いほど、種類の違う様々なモノが収納できるからです。
バッグの底に「ポリプロピレン整理ボックス2(無印良品)」を置き、それに「ポリプロピレンファイルボックス用・仕切付ポケット(無印良品)」と「薬味チューブホルダー(100円ショップ)」を引っ掛けています。ちょっとしたすき間も利用しているので、仕切られたスペースは19か所にもなりました。
毎日のように使うモノばかりを入れているので、どれを取り出しても倒れない、動かない(動いても不便にならない)ようにすることを重視しています。
ポケットのフラップ(内ポケットにかぶさっている部分)は切ることも考えましたが、使用目的が変わる場合のことを考えて残しています。中に入っているモノを取り出すときにフラップが引っかかる場合は、両面テープで固定するといいですよ。小さなことですが、モノの出し入れは毎日のことですから、ストレスをゼロにしておくと快適です。
バッグの中に入れているのは、よく使う様々なモノ
このバッグの中には、以下のようなモノを入れています。よく使うモノばかりなので、すぐに戻せる場所がないと、テーブルの上はあっという間にゴチャゴチャに…!
バッグに入れているモノ
- 健康・美容関連
リップクリーム、ハンドクリーム、リファ、目薬、手鏡 - 子ども関連
赤青鉛筆、シャチハタペン(連絡帳用)、スタンプ、蛍光ペン(お便りチェック用) - デジタル関連
イヤフォン、充電ケーブル、タッチペン - 文房具
ボールペン、テープのり、ハサミ、電卓、付箋、ものさし、メモ用紙 - その他
自宅用の手帳、なんでもノート、リモコン(エアコン用)
このなかにあるモノは、皆さんのお家でも出しっぱなしになっていたりしませんか?
ちなみに、バッグには娘にもらったキーホルダーを付けて、アクセントにしています。
ベストポジションはダイニングテーブルのそば
私はいつも、ダイニングテーブルで仕事をしているので、ダイニングの椅子のひじ掛けにこのバッグを引っ掛けています。この椅子を使う前は、背もたれのところに引っ掛けていました。椅子の形にもよりますが、背もたれのカーブが強いタイプなら、だいたい掛けられると思います。この場所に引っ掛けておけば、すぐに必要なモノが取り出せてとても便利。
ひじ掛けに引っ掛ける場合は、そのままでも落ちませんが、ぶつかったときなどのはずみで落ちることも。そこで落下防止に、椅子のひじ掛け部分にはクッションゴムを貼っています(下写真参照)。貼って以降は一度もバッグが落ちたことはありません。
一日のはじめにこのバッグを開いたら、あとは夜までずっと開けっ放し。椅子は窓際に置いているのですが、リビングからは開けっ放しの状態が目に入ることもありません。たまには椅子の位置を変えることもあるので、たまに反対側に引っ掛けたりもしています(そのため、左側のひじ置きにもクッションゴムを貼っています)。
片付けの基本は、使ったモノを元の場所に戻すこと。でも、片付けが得意ではない人にとってはハードルが高いもの。定位置を自分がいる場所のすぐそばに置くというバッグ収納のアイデアでした。
●教えてくれた人/森 麻紀さん
名古屋市在住のライフオーガナイザー。クローゼットオーガナイザーの資格も持つ。「自分にちょうどいい片づけ方」を実践しつつ、片付けに悩む人へのサポートを行う。Webメディアなどで片付けに関する執筆も