ニットの型崩れを防ぐには?干し方、たたみ方、収納の仕方を解説
そろそろ、ニットを着る機会が増える季節に。どうしても気になるのが型くずれ。
じつはこれ、ニットの干し方やたたみ方、収納法を少し工夫するだけで、防ぐことができます。詳しくやり方を説明していきましょう。
洗濯後のニットの干し方
お気に入りのニットを家で洗濯する時に悩むのが干し方。
おしゃれ着洗剤を使用してドライコースで洗濯しても、洗濯後の干し方が悪いとニットが重みでのびてしまいます。大切なニットを家で洗濯した時は、ハンガー数本を使って干すのがおすすめです。
袖と身頃をハンガーに掛けるようにすれば、洗濯後のニットの重みによる型くずれを防げます。風通しも良く乾きも早くなりニットへの負担が少ない干し方です。
※ニットの洗濯は、ニットの洗濯表示や、洗濯機と洗剤の注意書きを参照してから行いましょう
洗濯後のニットの収納方法
衣装ケース
薄いニットなどは、たたんで衣装ケースに収納する場合も多いと思います。
ニットはどうしても折りじわができやすい衣類です。家でたたんで収納する時は、袖や首元、胸元のしわをなるべくつくらないように意識して収納しています。
①〜③のようになるべく縫い目に合わせたたたみ方をして、最後に整えてから収納すると着用時のしわも気になりません。
我が家では④の状態から軽く半分に折り、衣装ケースに立てて入れます。衣装ケース内もぎゅうぎゅうに収納するのではなく、余裕をもってゆったりと収納するのがコツです。
重ねて収納すると下にあるニットが重みで潰されてしまうので、立てたり丸めたり収納することで、型くずれしにくく取り出しやすい収納スペースとなります。
薄いニットを収納する時は、ブックエンドを使用すると倒れにくく、同時に衣装ケース内も乱れにくいです。
長期間着用しないニットや、折りじわをなるべく防止したいニットの場合は、タオルをはさむだけでもニットがふっくらするので、折りじわを軽減してくれます。
毛が抜けやすいタオルだとニットに付いて目立つので、ニットの色に合わせたタオルにするか毛羽立ちの少ないタオルを選ぶのもポイントです。
吊り下げホルダー
厚みのあるニットだと衣装ケースに収納しにくい場合もあります。
そういった時に便利なのが吊り下げホルダー。クロゼットのポールに取り付けでき、ニットだけでなく帽子などを収納することも可能です。
1マスに厚めのニットなら1~2枚、薄手のニットは3~4枚ほどは入ります。ゆったりと通気性を確保してニットを収納でき、服選びもしやすい便利な収納アイテムです。
ハンガー収納
ハンガーに掛ける場合は、なるべく重みでニットが伸びないように収納します。
①ニットを半分に折る
②V字になるように置き脇部分にハンガーを合わせる
③④袖と身頃をハンガーに掛ける
他にも、ドルマンスリーブなど袖がゆったりしたデザインのニットや、ロングカーディガンなどの収納方法もご紹介します。
・袖を折りたたむ
・ハンガーを通す
・半分に折る
ハンガー収納は掛けるだけなので、手軽にできるのが魅力です。お家にあるニットのデザインに合わせた収納方法を選んでみてください。
ニットは型崩れしにくい方法で収納を
秋冬に大活躍するニット。なるべく型くずれやしわがない状態で長く大切にしたいもの。
型くずれは収納方法やたたみ方など、少しの工夫で防止することができます。便利な収納アイテムなども上手に使って、ニット収納の参考にしてみてください。