体験レポート&リサーチ

長岡 里枝長岡 里枝

家事をしながら子どもの様子がよくわかる家にリノベ。工夫の中身を紹介

マンションのリフォーム前と後の図面
2016年に祖母から築28年のマンションを購入し、リノベーションすることを決めたというインテリアコーディネーターで整理収納アドバイザーの長岡里枝さん。

家の中心を通る壁を撤去することができず、大きなプラン変更はできませんでしたが、以前とは見違えるほど、暮らしやすくなりました。家事をしながらでも子どもの気配が感じられるようになった空間を、3Dも交えて紹介してくれました。

リノベ前は玄関を入ったら暗いキッチン。3つの個室とは仕切られた3LDK

筆者は5年前に家族で沖縄に移住。当初は、グループホームに入っている祖母のマンションに借りる形で暮らし始め、新居探しをしていました。

学校に慣れ転校することを嫌がった長男のことを考えて、同じ学区で探していたのですが、なかなかいい物件が見つかりません。そこで1年ほどして祖母からマンションを購入することを決めました。

玄関を入ったらすぐ横にあるキッチン

リノベーションする前のプランでは玄関を入るとすぐキッチンがあり、ダイニングで食事する光景も丸見えの状態でした。

当初、LDKの奥にあった和室

さらにその先には、ふすまで仕切られた個室が。当初はこのように和室でしたが、高齢化した祖母が暮らしやすいように、筆者が住み始めたときはフローリングに変更されていました。

当初、LDKの奥の和室は二間続きたっだ

6畳の和室が二間続きになっていて、日当たりはいいのでですが、狭くて暗いLDKと比較すると少々もったいない空間でした。

二間の和室をフローリングにしたあとの写真

こちらは、筆者が住み始めたころLDKの奥の写真。フローリングにはなっていましたが、壁や天井は和室のときのまま。LDKとの間のふすまもそのままでした。

リノベでキッチンを対面式に。明るくのびやかなLDK空間が生まれた

和室2つをリビングダイニングと子ども室にリノベ

構造上取れない壁があり、リノベーション前と比べて、あまり間取りは変更できませんでしたが、キッチンを対面キッチンにし、和室だった部屋をリビングダイニングと、子ども室にしました。

対面式にしたキッチン

対面式にしたキッチンは、シンク前の部分を立ち上げて、リビングダイニング側からは手元が見えないようにしています。

キッチン内はL字型にして、洗い物のスペースと調理スペースを分けています。コンロの奥が冷蔵庫のスペースです。買い物から帰ってきて食品を冷蔵庫に入れる動線もスムーズ。リビングダイニングからも見えずスッキリ。

キッチンからリビングダイニングを見る

リノベした直後にキッチンに立って、リビングダイニングを見た写真。リノベ前は暗かったLDKが光の差し込む明るくのびやかな空間に変わりました。

リビングダイニングに家具が入った3D

こちらは実際に家具を配置したリビングダイニングの3Dです。調理する場所(キッチン)、食事する場所(ダイニング)、くつろぐ場所(リビング)が、一室空間のなかでつながっていきます。

リビングダイニングの横には、いつも気配を感じられる子ども室を!

リビングダイニングに子ども室を隣接

元々は二間続きの和室の一方をリビングダイニングに。そして奥の6畳の和室は子ども室にしました。引き戸で仕切っていますが、開けておけば6畳二間分(合計12畳)のゆったりとした空間が広がります。

リビングダイニングに隣接する子ども室の内観

リビングダイニングの隣にある子ども室の内部の写真。将来は収納などで真ん中で仕切る予定ですので建具が2つあります。

収納で仕切った後の採光などを考えて、建築士の方からの提案で、子ども室の建具に大きめの窓を付けました。この窓のおかげで、キッチンやリビングで家事をしながら子ども達の様子が分かります。

脱衣所に部屋干しスペースを!夜干して朝には乾くので大正解

リノベ前には脱衣場に部屋干しスペースはなかった
リノベーション前は脱衣所にトイレがありました。このトイレを移動して部屋干しスペースをつくりました。

洗面の向かいにある部屋干しスペース

こちらがリノベ後。写真右手に見えるパイプの場所が部屋干しスペースです。

洗面所の部屋干しスペース。除湿器を使えば朝には乾いている
パイプが上下4本もあり、たくさんの洗濯物が干せるようになりました。除湿器を活用すると、洗濯物を夜に部屋干ししておくと朝にはだいたい乾いています。

沖縄は外に干しても湿気でなかなか乾かなかったり、日焼けの色落ち防止で裏返して干してましたが、その手間もなくなったために家事がとてもラクになりました。

洗濯機から取り出してすぐに干せるのも便利。これから新築やリフォーム、リノベーションをお考えの方は、脱衣所に部屋干しスペースをつくることをおすすめします。

トイレは華やかな柄のアクセントクロスで気分を上げる!

アクセントクロスを取り入れたトイレ

リノベーション前は、脱衣所を通ってトイレに入っていましたが、部屋干しスペースを確保するためにLDKからも寝室からもスムーズに行くことができる廊下側に移動しました。

念願でした輸入壁紙のアクセントクロスをトイレに取り入れられたことが、とても満足しています。

トイレにアクセントクロスを貼るイメージを3Dで検討した結果、この柄に

3Dでこんなアクセントクロスも検討した

3Dでアクセントクロスを検討するとイメージがよく分かる

3Dならこんな大胆な柄も検討可能

トイレのアクセントクロスは3Dで様々な柄を検討しました。ほかの部屋には、家族の好みなどもあったり、家具やカーテンなどとも合わせるのが難しそうで少し躊躇しますが、トイレはアクセントクロスの華やかな柄でも取り入れやすい場所です。

マンションのリノベーションを検討している人はぜひ、参考にしてください。

●教えてくれた人/長岡里枝さん
2014年5月に家族4人で沖縄に移住。慣れない土地での仕事、子育てに悪戦苦闘しながら、南国ライフを楽しんでいる。インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー準1級。照明コンサルタントの資格も持っている

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