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Sumai編集部

住宅ローンの頭金は保険料と通信料の見直しで貯める。贈与税の特例も注目

マイホームの頭金

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

「家づくりのためにお金を貯めたい」と思ったら、まずは収入と支出を把握して、家計の無駄を省くことが大切です。

「そのためには家計の見直しと毎月のコツコツ貯蓄を仕組み化することがポイント。財形住宅貯蓄を利用するとラクに貯めることができますよ!親からの援助がある場合は住宅取得等資金の贈与税の特例も利用してください」と話すのは、ファイナンシャルプランナー2級の資格を持つ海田幹子さん。

今回は住宅ローンの頭金を貯める方法を教えてもらいました。

貯め方No.1は毎月のコツコツ預貯金!まずは保険料や通信費の見直しを

住宅ローンの頭金を準備するために行ったことを調査

出典:スゴい住宅ローン探しPRODUCED BY RECRUIT

上記のアンケート結果にもあるように、頭金を準備するために行ったことのNo.1は、「毎月の収入から定期的に預貯金」を行う方法。毎月定期的な預貯金をするためには、まず家計を見直しお金を浮かせることが大切です。

家計費の見直しは、住居費や光熱費、保険料、通信費、教育費などの固定費から行いましょう。一度の見直しで毎月の支出を減らせるため、コツコツ貯蓄の仕組み化が可能になります。
筆者が特におすすめするのは、支出を減らしやすい保険費と通信費の削減です。

【保険料を削減】保険を見直し、不要な契約は解約!

世の中の流れに合った新商品が続々と出てくる保険。定期的に見直すことで自分たちにぴったりなものが見つかり、支払いも抑えられる可能性があります。また、見直すことで不要な保険を見つけられ、解約すれば浮いたお金を頭金に回せます。

貯蓄性のある終身保険に加入している人は、掛け捨ての定期死亡保険に変更すると保険料がグンと安くなります。例えば、オリックス生命で死亡保険金500万円を掛ける場合、支払期間30歳~60歳の終身保険では保険料は月々10,870円、一方80歳満了の定期保険では月々2,005円と支払額に大きく差が出ます。

ただし、終身保険の場合は解約返戻金が総支払額より少ない場合が多いので、よく調べてから解約しましょう。
※オリックス生命の保険料は2020年11月現在

【通信費を削減】格安SIMへの切り替えもおすすめ!

携帯会社 データ通信量 料金プラン名 月額利用料
キャリア docomo 1~3GB 5Gギガライト 4150円
softbank 50GB メリハリプラン(5G) 6980円 (2GBまで)
8480円
au 1~4GB ピタットプラン5G 4650円
格安SIM Y!mobile 3GB スマホベーシックプランS 2680円 (通話10分間無料)
UQmobile 3GB スマホプランS 1980円

※各割引は加味せず、価格は税抜

2020年11月現在、国主導で携帯料金の値下げが求められているため、今後通信費は今よりも安く抑えられる可能性があります。

ドコモやauなどの大手携帯キャリアと契約している人は、格安SIMに変更するのもひとつの手。上記の表で比べても分かるように、月額使用料が格段に安くなります。

「店舗がない」「通信速度が気になる」などデメリットを感じるかもしれませんが、安さを求めるなら格安SIMに軍配が上がります。

貯蓄が苦手な人には、給与天引きの財形住宅貯蓄がおすすめ

コツコツ貯まる財形住宅貯蓄

CORA / PIXTA(ピクスタ)

「通帳にお金がたくさん入っていたらつい使ってしまう…」というコツコツ貯蓄が苦手な方におすすめの方法が「財形住宅貯蓄」。

財形住宅貯蓄とは、企業が行う福利厚生の一種で住宅購入やリフォームなどのための費用を、会社を通して貯蓄することです。お給料から指定した金額を天引きするシステムなので、自分でほかの通帳にお金を移すひと手間が省け、最初からなかったものとして生活できるため、コツコツ貯蓄が苦手な方にぴったり!

  • 元本550万円までの利子が非課税になる
  • 住宅金融支援機構から住宅資金の融資を受けられる

などの特典もあるため、定期預金よりもお得です。ただし、勤め先が財形貯蓄制度を導入していないと利用できないので、一度確認してください。

親からの援助が期待できる人は「住宅取得等資金の贈与税の特例」を利用

両親から住宅取得資金としてお金を受け取ったときは、最大3000万円までが非課税

吉野秀宏 / PIXTA(ピクスタ)

住宅購入の際、親から援助があるという人も多いでしょう。一般的に、個人から年間110万円以上の財産をもらうときは、金額に応じて贈与税がかかります。

これは、親からの援助であっても同じです。しかし、親から住宅取得資金としてお金を受け取ったときは、最大3000万円までが非課税になります。これを「住宅取得等資金の贈与税の特例」といいます。

「住宅取得等資金の贈与税の特例」を利用する場合、贈与を受けた年の翌年2月1日~3月15日の間に税務署へ申告が必要です。忘れてしまうと通常の贈与と見なされ、贈与税がかかる可能性があるので申請をお忘れなく。

頭金を貯めるには、やはり「毎月コツコツ貯蓄していくこと」が近道。節約できるところを見つけ、預貯金を捻出しながら少しずつ頭金を貯めていきましょう。財形住宅貯蓄や優遇制度が利用できる人は、こちらも活用してください。

●教えてくれた人/海田幹子
ファイナンシャルプランナー2級の資格を持つwebライター。ライフプランニングや住宅ローン、資産運用などお金にまつわる内容を多数執筆。私生活では2児の母。わかりやすくてためになる記事を心がけている

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