体験レポート&リサーチ

南部 健太郎(Ar.K)南部 健太郎(Ar.K)

軽井沢は「ほぼ東京」!?二拠点生活5年めの建築家が感じていること

軽井沢のセカンドハウスのテラス

新型コロナの影響により、昨年から移住、二拠点生活、テレワーク、ワーケーションといった言葉をよく耳にするようになりました。

5年ほど前、軽井沢にセカンドハウスを購入して、東京と軽井沢の二拠点生活を楽しんでいる建築家の南部健太郎さんは「5年前はまさかこんな風に世の中が変わるとは思ってもいませんでした」と話します。

軽井沢のどんなところが魅力なのか、軽井沢でどんな風に過ごしているのか、などリアルな二拠点生活の実態について語ります。

軽井沢は「ほぼ東京」!?

軽井沢レイクガーデンにあるELEVENSES TEA ROOMS(イレブンシスティールームス)

5年ほど東京と軽井沢を行ったり来たりする暮らしをしてみて、強く感じているのは、軽井沢は「ほぼ東京」だということです。

それは単に東京の人が多いとか、東京から近い、といった理由ではなく、文化や生活、人との交流や食、時間の使い方など様々な面でそう感じるからです。

写真はよく行く軽井沢レイクガーデンにあるELEVENSES TEA ROOMS(イレブンシスティールームス)。厳選された茶葉で淹れた英国式の紅茶と、スコーンなどの焼き菓子が本当に美味しいんです。ガーデンの景色を眺めながらリラックスでき、東京ではなかなか味わえない時間が過ごせます。

こんな環境へ、東京から1時間ちょいで来られるのですから、本格的に移住しなくても、二拠点生活で十分に軽井沢のメリットを享受できます。

軽井沢が向く人、向かない人とは?

六本辻ラウンドアバウト裏にある、友人が手伝うカフェ

こちらは、六本辻ラウンドアバウト裏にある、友人が手伝うカフェ。

二拠点や移住を考えている友人やお客様と話すと、自然の中で暮らしたいから、自給自足の生活に憧れるから、アウトドアやキャンプが好きだから、という方が多い印象です。

それなら軽井沢はあまりオススメしません、と私は話しています。観光で訪れる程度ならばそう感じないかもしれませんが、もう一歩踏み込むと分かってきます。それは、自然も多いけれど人もたくさんいるということ。

そのふたつが掛け合わされ、自然の中に「社交の場」が生まれている、それが軽井沢の魅力なのではないかと私は感じています。

都心で生活している時には出会えないような人とも、軽井沢の自然の中ではお互いの社会的なポジションと関係なく出会い、話すことができます。

そして自然と自宅へ招いたり、相手の家を訪問したり、友人を紹介したり、といつのまにか繋がりが出来ていくのが、軽井沢で暮らすことの大きなメリットのひとつだと感じています。

ヴィーガン(絶対菜食主義)レストランのランチ

軽井沢では最近、野菜がたっぷり食べられるヴィーガン(絶対菜食主義)レストランも増えてきています。こんなランチを自然を感じながらいただけるのも、軽井沢が「ほぼ東京」だと感じる理由のひとつです。

軽井沢は「教育」という点でも魅力

設計の仕事のほうでも、移住や二拠点生活を希望するお客様からの相談がここ数年で増えていて、とくに昨年はご相談をいただく機会が多かったです。

軽井沢以外にも、博多や沖縄、那須、熱海、房総、逗子、徳島など、様々な場所への移住・二拠点生活のための住まいづくりのお手伝いをさせてもらっています。

そんなお客様と話をしていて感じるのは、楽しむということだけでなく、インフラやリスク回避についての意識が高いということです。

そしてもうひとつお客様の関心が高いのが、子どもたちの「教育」について。最近ですと、元・楽天の副社長だった方が理事長を務める幼小中一貫教育校「軽井沢風越学園(かざこしがくえん)」が話題です。

また、UWC ISAKジャパンなどインターナショナルスクールもあり、「教育」という点でも軽井沢は魅力的なようです。

二拠点生活のおかげで仕事や人間関係の幅が広がった

軽井沢のセカンドハウスのリビング

私の場合は、友人家族の別荘が軽井沢にいくつかあり、よく夏に遊びに行かせてもらっていたので、軽井沢での暮らしがイメージがしやすかったことが決め手になりました。実はこの「イメージする」ということが、移住や二拠点の場所選びの際にとても大切です。

もちろん購入した当時は、今のような時代がやってくるとは予想すらしていませんでした。でも、時代の流れが変わりつつあり、都会にこだわらない暮らし方を選ぶ人が増えている、と感じていたのは事実です。

軽井沢の自然

二拠点生活のおかげで仕事や人間関係の幅が広がり、観光だけでは味わえない軽井沢の魅力を知ることができました。

実際に二拠点生活をして分かったことや気をつけるべきことを、今後も良い形で伝えていけたらと思っています。