家づくり

Sumai編集部

ダウンライトの配置の仕方。おしゃれな空間づくりとメリットをプロが解説

リビングのダウンライト

家にいてなんだか落ち着かない、いい家具を買ったのに家に置いてみたらなんかパッとしない…。それは照明に問題があるのかもしれません。

インテリアコーディネーターのsayacoさんは、ダウンライトを上手に使うことで、誰でもセンスのよい空間がつくれると言います。

今回は照明計画にもこだわって建てたご自宅を例に、場所別にポイント解説してくれました。ダウンライトの基本的な知識やおすすめの配置方法も紹介。家づくりの参考に!

ダウンライトなら空間もスッキリ。安価でお手入れがラクなのも魅力

ダウンライトの魅力

リビングのライトといえば、大きな円盤のシーリングライトをイメージする人も多いのでは?でも今は、断然ダウンライトがおすすめ。天井に埋め込むダウンライトは、空間がフラットですっきりとし、スタイリッシュに仕上がります。

シンプルな見た目でありながらも、明るさや配置の工夫次第で落ち着いた雰囲気をつくれたり、スポットを当てて空間にメリハリを生み出したりなど、様々な演出ができます。ダウンライトは1つにつき数千円でつけられる手頃さもあり、高価なライトを購入しなくてもセンスよくコーディネートすることが可能!

このほかに、シーリングライトやペンダントライトに比べるとホコリがたまりにくく、お手入れなしで清潔感を保てるという現実的なメリットもあります。

ダウンライトはどの色味を使うかや、配置の仕方で雰囲気が変わる!

ダウンライトの配置

それではダウンライトの選び方について見ていきましょう。3つのポイントに分けてご紹介します。

ダウンライトの色味は4種類

ダウンライトの色味には、色温度の低いものから電球色→温白色→昼白色→昼光色の順に4つの種類があります。
電球色は落ち着きがあり、寝室やリビングによく使われる温かみのある照明です。色温度が高くなるにつれて青みが強くなるので、昼白色は集中力を高めたい場所に使うと効果的です。

リビングには落ち着きのある電球色や温白色を、集中したいキッチンには昼白色を、と使い分けたいところですが、このようなことをすると統一感がなくなってしまいます。つながりのある部屋には色温度を統一させて、明るさの調整はダウンライトの灯数や配置で行うのがおすすめです。

ダウンライトは60Wと100Wの2種類。理想的な灯数は?

ダウンライトにはおもに60Wと100Wの2種類。60Wのダウンライトを使用するなら1.5畳につき1個が目安とされているため、4.5畳のキッチンなら3個、8畳のリビングなら5個強という計算です。ただし日本の天井は海外に比べると低いため、100Wを使用するとまぶしく感じる方もいるようです。吹き抜けのある2階などに設置するなら100Wがおすすめですが、基本的には60Wのダウンライトを使うとよいでしょう。

ダウンライトの配置によって雰囲気ががらりと変わる

ダウンライトがもつ光の特徴として、光源から丸く弧を描くような照らし方をします。つまり、天井の真ん中へ配置すればそこを中心に光が広がり、壁側へ寄せて配置すると壁に丸い光が落ちるのです。このような特徴を生かしながら、全体を明るくしたいのかスポット的に照らしたいのかを考えていくと面白いでしょう。

また、部屋全体を明るくしたい場合はダウンライトを等間隔に配置するのがおすすめ。間接照明やフロアランプなどを使う場合は、ダウンライトを中心にまとめて配置するとそれぞれの照明から出る光が生かされ、おしゃれな雰囲気を演出できます。

リビング、キッチン、玄関…わが家の照明配置実例を場所別に紹介!

それでは、わが家で実際に採用している照明計画をご紹介します。とてもシンプルですが、ひとつの参考にしてください。

落ち着いた雰囲気に!LDKはダウンライトとペンダントライト、間接照明で構成

LDKの3種の照明
こちらはLDKの全体写真。リビングとキッチンにダウンライト、ダイニングにペンダントライトという構成です。8畳のリビングには60Wのダウンライト4個を中心に集めて配置し、テレビのある壁に間接照明を設置しています。

間接照明は反射された光で明かりを灯すため、まぶしさがなく落ち着いた空間を演出できるのでおすすめ。さらに視覚の誘導効果を狙えるため、わが家ではテレビの上に設置しました。

キッチンはどこを照らしたいか考えることで配置場所が明確になる

キッチンのダウンライト
キッチンは手元を照らすため作業台の上に2個、レンジやトースターなどの家電がある背面カウンターに2個のダウンライトを設置。このように、何を照らしたいのかを考えると悩まず配置できます。

ダイニングには部屋を印象づけるペンダントライトもアクセントに加えて!

ダイニングの個性的なペンダントライト
ダイニングには、大好きなインテリアショップで購入したペンダントライトを加えて。ピンクゴールドのシェードは、角度を調節できるので料理を直接照らしたり、間接的に照らしてゆっくりお茶したりできるので演出も楽しめます。

こんなふうに、ダイニングにはお金をかけてお気に入りのライトを設置するのがおすすめです。主役級のライトはお部屋にしっかりとこだわりを感じさせてくれるので、素敵な空間に仕上げられますよ!

ダウンライトを玄関土間の壁側に設置すればスポット的な演出に

玄関土間のダウンライト
最後に、玄関土間の部分も紹介しましょう。一般的には中心に配置したいダウンライトですが、こんなふうに壁側に沿わせれば、ライトを直下に浴びることなくホッと一息つけるのではないでしょうか。
わが家にはありませんが、飾り棚のある側に設置すればスポットライトのような演出もできます。

知識がなければ工務店や設計士さんに任せっきりにしてしまいがちな照明計画ですが、ほんの少しダウンライトの特性を知っておくことで、入居後の雰囲気をイメージできます。

ここはソファを置いてくつろぎたい、ここはキッチンだから集中できる明るさにしたいなど、家具や暮らし方のイメージを照明計画のなかにも落とし込んでいけるとよいでしょう。

●教えてくれた人/sayacoさん
インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリスト、福祉住環境コーディネーター2級の資格をもつ。トレンドを追うだけでなくユーモアのあるインテリアにこだわり、日々テンションの上がる部屋づくりを目指している