明日の準備用ラックを置いたら、バッグや上着が床に散乱…が解決した
家族の「明日使うアイテム」が永遠に片付かない。昼間外に出ている間はいいけれど、帰ってくると床の上に山積み…。代わりに片付けるか、諦めるか考えるだけでイライラしてしまうこともありますよね。
そんなときは家族の使いやすさを最優先した、片付く仕組みをつくってあげるといいです。洋服収納ラックを使った解決方法を、インテリアブログを主宰するワトコさんに教えてもらいました。
散らかりやすいのは翌日の準備アイテム
家族が片付けてくれないアイテムの代表格が「すぐに使うアイテム」です。夜遅く帰宅し、朝早く出かける場合は、特に制服やスーツ・アウターなどが床や椅子に掛けられて部屋が乱れる…というケースも多いのではないでしょうか?
朝になればなくなるものだと諦めるか、自分が片付けを引き受けるかの二択を迫られて負担に感じているならば、家族が片付けやすいシステムを組んでみましょう。
オールハンガーでかけるだけ!「明日の準備ラック」
脱いだ服を出しっぱなしにするとき、後で片付けようという気持ちはあるけれど、今は面倒ということも多いですよね。そんなケースでは、「明日の準備ラック」をつくるのがおすすめ。
ポイントはハンガーを使うこと。カゴなどを置いて脱いだものを入れてもらうのも良いですが、シワになりやすく、不要なものまで詰め込んで結局片付かない!ということになりかねません。
できればオールハンガーで、掛けていいアイテムは明日出かけるときに必要なものだけ。片付けを簡単かつ可視化しておくことが大切です。
掛けていいアイテムを絞る
- 制服・スーツなど明日必ず着る服
- バッグ
- アウター・マフラーなどの防寒具
スペースがあるからといってたくさん掛けず、決まったアイテムのみにするのがポイントです。
ニトリのバッグハンガーで鞄も吊り下げ収納
床置きを避けるために、バッグも吊り下げ収納がおすすめ。ニトリの「すべりにくいバッグ・スカーフハンガー」は、2本セットで203円(税込み)ですが、とても優秀です。
ラックは翌日便利な玄関に置くのがコツ
このラックを帰宅してすぐの場所に設置することで、「後で」という気持ちを取り除きます。また玄関やその近くに置くことで翌日の利便性をプラスすると、片付ける習慣を自然に身につけてもらいやすいです。
慣れるまでは忍耐強く手助けする
その日着た服を片付けやすい動線をつくっても、習慣になるまでには時間がかかります。そこは忍耐が必要。できるだけ怒らず、ハンガーを渡して「これに掛けておいてね」と優しく誘導しましょう。掛けてくれたら「ありがとう」。当たり前のことかもしれませんが、こういう気持ちも相手を動かす原動力になります。
片付けのルールや心地のいい部屋の基準は人それぞれ違うもの。誰かと一緒に暮らすなら、相手に「強制」するのではなく「受け入れる」ことも大切です。
その上で片付かない部屋にイライラしないですむように、お互いが歩み寄る形で解決してみましょう。
●教えてくれた人/ワトコさん
WEBライターとしてインテリアや収納に関する執筆を行う。「ワトコさんのDIYでカフェインテリア」で、インテリアにまつわる情報を発信中