お宅拝見

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セレクト型リノベで「こだわりとコスト調整」を実現。マンションが古民家みたいに

明るいイエローと木製建具が目を引くキッチン&アトリエ

多くのリノベーション会社が導入している「セレクト型リノベ」や「パッケージ型リノベ」。設計の自由度やデザイン性の高さは確保しつつ、素材や設備をあらかじめ用意されたメニューの中から選ぶリノベーションのスタイルです。

セレクト型リノベを選択して中古マンションをリノベし、コスト調整しながらこだわりも叶えたFさん。3DKに細かく分かれていた間取りをシンプルなワンルームにし、レトロ感のある建具や造作家具などで自分たちらしさをプラスしました。さっそく見せていただきましょう。

デザイン性の高い設備やパーツでキッチンをコーディネート

セレクト型リノベで好みに仕上げたキッチンのあるワンルームのLDK

以前からリノベーション会社・ブルースタジオのファンだったというFさん夫妻。厳選されたメニューの中から個々の仕様を選ぶセレクトオーダー式リノベーションの「TOKYO*STANDARD」を利用してリノベを進めました。

間取りについては「あまりつくり込まず、自分たちの暮らしに合わせて変えていけるように」とシンプルなワンルームを希望。素材や設備は決められたものの中から選びますが、「もともとブルースタジオのデザインが好きだったので、不安はありませんでした」と妻は言います。

セレクトメニューから選んだフレームキッチンと床の玄昌石タイル

ステンレスのフレームキッチンやグローエのキッチン水栓、高級感のある床の玄昌石タイルは、すべてセレクトメニューから選んだものです。

シャープでスタイリッシュなHaatz(ハーツ)のレンジフード

シャープでスタイリッシュなHaatz(ハーツ)のレンジフードもセレクトメニューから。機能性を重視した業務用のシンプルなキッチンが希望だったFさん夫妻らしいチョイスです。

【この住まいのデータ】

▼家族構成
夫45歳 妻42歳 長女2歳

▼リノベを選んだ理由
妻の妊娠を機に住み替えを決意。リノベ前提で長年ファンだったブルースタジオに物件探しから依頼して、レトロな外観の3LDKの中古マンションを購入した。

▼住宅の面積やコスト
専有面積/64.62㎡

シンプルなパーツをセレクトして、水回りも機能美あふれる空間に

和の古い建具がアクセントになった洗面台まわり

脱衣室を広くとるため、あえて洗面台を寝室の一角に設けたF邸。玄関から近いので、帰宅後の手洗いや来客時に便利とか。左右の古い木製建具が、空間に温かみをプラスしています。右は脱衣室&浴室とトイレ、左はウォークインクロゼットにつながります。

セレクトメニューのパーツを組み合わせてつくった洗面台

ミラーキャビネットは「TOKYO*STANDARD」のオリジナル。幅90cmとF邸の洗面スペースに合わせてつくられ、コンパクトな空間を有効活用。

フィリップ・スタルクデザインの洗面ボウルもセレクトプランのアイテム

洗面ボウルはフィリップ・スタルクのデザインによるシリーズ。こちらもセレクトメニューから選んだもので、モザイクタイルのカウンターとも相性抜群です。

アクセントカラーのイエローをドアに取り入れたトイレ

トイレのドアハンドル、手洗い器、ペーパーホルダーがセレクトメニューから選んだパーツ。定番品らしい飽きのこないデザインが魅力です。ドアにはアクセントカラーのイエローをドアに採用して、明るい雰囲気に。

洗面台を外に出して広さを確保した脱衣室

洗面台を外に出して広さを確保した脱衣室。リネン類の収納棚も設けました。

出入り口に古い木製建具を生かしたウォークインクロゼット

オープン棚やハンバーパイプ&枕棚を造作した、2畳ほどの広さのウォークインクロゼット。出入り口の木製建具は埼玉県新座市のアンティークショップ「のびる」で購入したものです。

こだわりたい部分はオプションで実現。スタイリッシュな中になごめる要素を

サッシの内側に設けたオリジナルの木製建具

「アンティークの家具や経年変化が楽しめる素材が好き」というFさん夫妻。マンションなのに古民家を思わせる木製建具が、印象的に生かされています。LDKの窓の手前に設けた木製建具は、オプションで製作したオリジナル。

サッシとの間はちょっとしたサンルームのようになっていて、アルミサッシを目隠ししつつ、防音と断熱にも効果を発揮しています。

オープン棚やベンチになる箱を造作したリビングダイニング

テレビ台を兼ねたオープン棚もオプションで造り付けたものです。左手の低めの壁の向こうは寝室。完全に仕切らず、Fさん夫妻が希望した広いワンルーム風の間取りが実現しました。

壁の手前には、畳を敷いた大きな箱を設置。こちらもオプションで、ベンチとして使用するほか、奥行が90cmあるのでお昼寝もできます。内部に妻の趣味の手芸の材料などをたっぷりしまえるのも便利!

玄関横に設けた土間は夫の趣味のスペース

玄関横に設けた土間は、夫のワークスペース。趣味の自転車や楽器も置いておけます。右手の壁には、オプションでガラスブロックを採用して、寝室側に柔らかな光を届けています。

扉なしのシンプルな靴収納を設けた玄関

下駄箱は扉のないシンプルな棚のみに。見せる収納を楽しみつつ、空間に広がりを演出しています。寝室、LDKと続く左手の出入り口には扉をつけず、カーテンで目隠し。

窓辺の木製建具を開けて室内を見たところ

木製建具がほのぼのとした空気感を生み、「おじいちゃんちに遊びに来たような感覚だよね」と笑うFさん夫妻。

基本的な部分はセレクトメニューから選んでコストを抑えつつ、こだわりたい部分に集中してお金と時間をかけられるセレクト型は、自分たちにぴったりのリノベスタイルだったと振り返ります。

間取り(リノベーション前後)

リノベーション前の間取り図

リノベーション前

リノベーション後の間取り図

リノベーション後

設計/ブルースタジオ
中古購入+リノベーションのパイオニア的存在。不動産と設計のプロが組み、街探しから始まるリノベーションをワンストップでサポートする。団地リノベや街のブランディングなどの実績も豊富で幅広い。定額制セレクトオーダーの「TOKYO*STANDARD」が好評

撮影/中村風詩人 ※情報は「リライフプラスvol.25」取材時のものです