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カーテンorロールスクリーン、断熱に優れるペアガラスの窓に合うのは?8年暮らした答え

ペアガラスのガラス間の空気層は12㎜厚で、断熱効果も高い
「夏は涼しく冬は暖かく」が理想の家づくり。その快適な暮らしが実現できるよう、窓の断熱性能が注目されています。

8年前に家を建てた日刊住まいライターは、断熱性を高めるために窓は強化樹脂ペアガラスにしてひと安心…のはずでした。しかし、カーテンとロールスクリーンを使い分けてみたことで、想定していなかったことに気づいたそうです。

いったいどういうことでしょうか?さっそくレポートします。

ペアガラスにして遮音性も断熱効果を実感!結露もほぼナシ

自宅に採用したエクセルシャノンの強化樹脂ペアガラスサッシ

家を施工した住宅会社の担当者の「家の中で快適に過ごすには、窓の性能で決まると言っても過言ではない」という言葉で、開口部はエクセルシャノンの強化樹脂ペアガラスサッシにしました。

まず一番に感じたのがその遮音性の高さ。わが家は交通量の多い道路に面した土地なのですが、窓を締め切っていると驚くほど静か。
窓を開けているとバイクなどの音が気になりますが、閉めた瞬間から家の中が静まり返り、外の音がほとんど聞こえなくなります。ペアガラスの大きなメリットのひとつです。

窓枠は断熱性能に優れたPVC(樹脂)で、ガラス間の空気層は12㎜厚のタイプにしました。ペアガラスの間にも高い断熱効果のあるアルゴンガスが充填されているので、音だけでなく断熱性にも優れています。

冷暖房の効きもよく光熱費の節約になっています。冷気が伝わりにくいので結露も生じにくく、新居に住み始めて8年、結露を見たことはほぼありません。

ロールスクリーン派だったのが、住み始めてカーテンがいいと思うように

リビングの掃き出し窓と比較的大きな窓にはカーテンを付けている

断熱材もしっかり入っている上、開口部には樹脂サッシ製のペアガラスを設置、万全の準備を整えたつもりでしたが、住み始めてから意外な盲点に気づくことになります。

それはカーテンです。わが家は掃き出し窓と比較的大きな窓がカーテン、子ども部屋や書斎の窓はロールスクリーンにしました。

子ども部屋や書斎の窓に使っているロールスクリーン

カーテンはお手入れもしやすく、半年に1回は洗濯をします。

ロールスクリーンは開閉がラクで、全開時にすっきりとした見た目が好み。住み始めた当初はすべての窓をロールスクリーンにしてもよかったかもと思いました。しかし住み始めて1年を過ぎる頃にはまったく逆に。「カーテンがよかったかも…」と思うようになったのです。

断熱効果のあるペアガラスにしても、ロールスクリーンは意外と寒い

ロールスクリーンだと隙間ができてしまう

今日は寒いな、という日に冷気を感じるのはいつも窓際。ペアガラスにしてはいますが、それでも完全に断熱できるわけではありません。

特にロールスクリーンの場合、天井付けをすると両端にわずかに隙間ができるため遮音性や断熱効果も低くなります。
また、ロールスクリーンは巻き取る必要があるので、デザインは豊富ですが厚い生地は選べないのが難点。その分も断熱効果は下がります。

カーテンは窓枠全体を覆うことができるためロールスクリーンより断熱効果が高い

カーテンは窓枠全体を覆うことができるため、カーテンの生地にもよりますがロールスクリーンを使った部屋より暖かい気がします。

カーテンは遮音カーテン、遮熱カーテン、遮像カーテンなど種類も多いですが、すっきりとした見た目ではないのがデメリットともいえます。

今思えば、カーテンとロールスクリーンの特徴や機能性の違いと部屋の用途を考慮した上で決めればよかったと後悔しています。

窓やカーテン選びは機能性やデザイン性、お手入れのしやすさをよく考えて

劣化が激しいのはロールスクリーン

注文住宅を建てて8年過ぎたいま、改めてカーテンやロールスクリーンを見ると劣化が激しいのはロールスクリーンでした。

カーテンはお手入れをしていることと生地も厚手のものを選んだので、ほぼ新品同様の美しさ。それに比べてロールスクリーンは生地が薄いからか、破れなどはないものの全体的に色あせをしています。

窓やカーテンを変えたい、と思ってもすぐにできるわけではないので、機能性やデザイン性、お手入れのしやすさをよく吟味して決めることが大事です。