子どもが描いた絵のおしゃれな飾り方。身近な材料でおうちを美術館に
小さな子どもが描いた絵は、成長が感じられる微笑ましい作品。もし、インテリアに馴染ませられたら家じゅうに飾って家族で楽しみたいものです。
そこで今回は、子どもが描いた絵を飾るときのポイントやアイデアをご紹介。どれも簡単な方法ばかり。これならおうち美術館を楽しめそうです!
どんどんたまっていく子どもの作品!ありがちな悩みは?
ここでは子どもの絵にまつわるお悩みをご紹介。ご家庭それぞれでのお悩みポイントを明確にすると、空間に合った飾り方が見えてきます。
子どもの描いた絵は捨てにくい
子どもの絵は成長を顕著に感じられるもの。どの絵も「今しか描けない!」と思うとなかなか捨てることができませんよね。
そうはいっても日々の工作や遊びで作品はどんどんたまっていき、気がつけば子どもの絵であふれかえっているなんてことも。
適当に飾るとごちゃごちゃした印象になりがち
子どもの絵は見栄えにとらわれない伸びやかな色づかいや線が魅力です。そのぶん、部屋に飾ろうとするとカラフルでごちゃごちゃとした印象になりがち。インテリアはシンプルでも、いつの間にか壁が雑多に…なんてことになっていませんか?
壁に穴をあけたくない
子どもの絵をたくさん飾りつつ、気軽に作品チェンジも楽しみたい。そう思っても、壁に好きなだけ穴を開けるわけにもいきません。結果、一度飾った絵が何か月、何年も飾りっぱなしになってしまうケースも多いようです。
子どもの作品が映える飾り方のポイントは余白、異素材、統一感の3つ
それではここからは、飾り方のポイントを解説。ごちゃっとした印象にならないための基本なので、各家庭に合わせて応用してみてくださいね。
余白を意識してスペースを決める
まずは家の中のどこに絵を飾りたいのかを決めましょう。さりげなく飾りたいなら、例えばリビングのカーテン横、トイレや玄関の壁。部屋のメインとしてグッと存在感を出したいならソファやテレビの近くなど、みんなの目線が集まる一等地に。メリハリを出すために、決めたスペース以外には作品は飾らないよう余白を意識します。
自然素材など、相性のよい異素材を交える
子どもの絵は自然素材との相性が抜群。絵の近くにグリーンやフラワー、石や木の枝などを配置すると全体に素朴な雰囲気が生まれます。そのほか、メインの絵を入れる額縁がウッド調ならほかの額縁はアイアン素材、シェル素材など、異素材を組み合わせるとアートな雰囲気に近づきます。
飾る作品のカラーやテーマを統一して厳選
たくさんある作品の中から、テーマを決めて飾る絵を厳選します。ブルー系で統一、など色味で決めてもよいですし、動物の絵だけをピックアップしてもよいでしょう。一枚で見たときにバランスよく仕上がっているとベストですが、子ども本人にお気に入りの絵を選んでもらっても楽しいかもしれません。
子どもの作品だけでなく、そのほかのお気に入りアートや写真とミックスして飾るのもおすすめです。
こんな飾り方もあり!身近な材料でできる3つのおうち美術館アイデア
最後にちょっとした飾り方の応用アイデアを3つご紹介。100均の材料や家にあるもので簡単にできるアレンジです。額縁に入れて壁に掛ける以外にも、気軽に作品が楽しめます。
壁にタペストリーとして飾る
複数の絵を気軽にチェンジしたい場合におすすめなのがクリップを使ったウォールタペストリー風の展示方法。
筆者は3歳の子どもと一緒に公園で枝を拾い、100均の麻ヒモ、ウッドクリップ、フェイクフラワーでタペストリーを制作しました。
そして大きな紙に伸び伸びと絵を描いてもらいます。子どもの許可を得てから色鮮やかな部分を切り取り、クリップに挟んで飾りました。穴を複数開ける必要もなく、気軽に絵をチェンジできるので季節ごとにテーマカラーを変えて楽しめますよ。
立てかけられるスペースを探す、つくる
子どもの絵はそのままで飾っても素敵ですが、しっかりとした額縁に入れると立てかけるだけでも案外サマになるものです。こちらではトイレのちょっとした棚スペースに、生花を添えて飾っています。
立てかけられるスペースが見つからなければ、壁に取り付けるウォールラックを設置してそこをディスプレイに使うのもいいでしょう。
マスキングテープを額縁代わりに
手ごろな額縁がない、額に入れるのはハードルが高い…という場合には、マスキングテープを利用して額縁風にデコレーションするのも一つの手。
こちらはブルーを基調とした子どもの絵に、ネイビーのマスキングテープで縁取りをした作品。それを壁に貼りつけて、シルバーとダークブルーのマスキングテープで周囲を額縁風に囲んでいます。
直接壁に貼っていますが、マスキングテープは粘着力が弱いので壁紙に跡はつきません。手軽にできて色味もサイズ感も自在なので誰でもギャラリーのように子どもの絵を飾れます。
子どもの絵を飾るときのコツや手軽なアイデアをご紹介しました。たまりがちな子どもの絵も、季節のお花を飾る感覚で気軽にチェンジできたら素敵です。
ポイントは過剰に飾りすぎず、色の調和や余白のメリハリを意識して配置することです。ぜひインテリアの一部として、家族でおうち美術館を楽しんでみてください。