暮らしのコツ

藤野 こと藤野 こと

冷蔵庫の扉が…引っ越しの「荷造り&家具と家電の置き場」の注意点

引っ越し用のダンボール

引っ越しは、モノを見直す絶好のチャンス。増えたモノを整理して、新居ではスッキリ暮らしたいものです。

「整理収納アドバイザーになる前に、引っ越しを10回ほど経験しましたが、事前準備とスケジューリングを怠ったせいでとても大変でした」と話す藤野ことさん。「見落としていたことも多かった」という自身の経験を踏まえて、引っ越し前にやっておくべきことを聞いてみました。

引っ越しをスムーズに!スケジューリングと仕分けのコツ

まずはダンボールに入れる前に、引っ越し先で「必要なモノ」「不要なモノ」に仕分けましょう。

不要なモノは処分します。筆者の場合、早めに仕分けをしなかったせいで、粗大ゴミ回収日やゴミの日に間に合わず、不要なモノまで引っ越し荷物に入れるはめになった経験が…。

本来なら新居では、モノを収納するだけの作業で済んだはず。それなのに整理から始めなければならず、とても大変な思いをしました。引っ越しの日程が決まったら、スケジュールを立てて行動することが大切です。

モノを処分したあとは、さらに以下の3つのカテゴリに仕分けていきます。

  • しばらく使わないモノ:シーズンオフの服や本、アルバム、処分に迷ったモノなど
  • すぐに使わないモノ:あまり使っていないキッチン用品、衣類など
  • すぐに使うモノ:家族分の食器、2〜3日分の衣類、タオル、洗面用具など

必要なモノは使用頻度で仕分けるのがコツ。使用頻度に関係なく梱包してしまい、すぐに使いたいモノが段ボールの底にあったことも…。こんな事態にならないよう、きちんと仕分けてくださいね。

引っ越し先でラクできる荷造りのコツ

仕分けができたら、段ボールに梱包していきます。

荷造りのコツは以下のとおり。

  • 中身の重さで段ボールを選ぶ:重いモノは小さな段ボール、軽いモノは大きな段ボールに
  • 収納ケースの中身が衣類のみなら入れたままでもよい
  • 段ボールには中身だけでなく、どの部屋に置くのかまで明記する

引っ越し業者に依頼する場合、ハンガーに掛けてある衣類は、引っ越し当日ハンガーボックスに入れてもらえるなど、実はやらなくていいことも。梱包する必要があるかどうかは、事前に業者に確認しておくと、梱包の手間が省け、開梱もラクになります。

家具や家電置き場はココもチェック!

荷造りばかりに目を向けていると、うっかり見落としてしまうことがあります。わが家が失敗したのは以下の2つ。

家具や家電を運べる動線があるか要チェック

洗濯機

家具や家電は、引っ越し先の置き場所のサイズを測ったうえで、使い続けるか、買い直すかを決めると思います。
ですが、運ぶための動線は見落としがち。

わが家の場合、ドラム式洗濯機が手前の引き戸に引っかかってしまい、引き戸をはずさないと設置できませんでした。置き場所に搬入するまでの動線を、家具や家電が通るかどうかのチェックも必要です。

ドアや引き出しを開けるスペースが、十分か要チェック

冷蔵庫の扉

キッチンに設置した冷蔵庫。置き場の幅はピッタリでした。でも、観音開きの冷蔵庫の、片側のドアが柱にぶつかってしまい、ドアをフルオープンできなかったことも。

家具や家電が設置場所に収まるかどうかだけを確認したのが失敗のもと。ドアや引き出しのサイズも測っておくべきでした。引っ越し先での使い勝手もチェックすることをおすすめします。

引っ越し後、すぐに以前と同じ生活をできるようにするには、余裕を持ったスケジュールを組んでモノを見直すこと、引っ越し先のサイズ感を把握しておくことが大切。

正しい順序で梱包・開梱し、スッキリした新生活が送れるように準備しましょう。

●教えてくれた人/藤野ことさん
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。クリンネスト2級。家事は「素早くラクに」がモットー。動線を短くして時短家事となる仕組みづくりを考えている。無印や100均などのグッズを使った収納アイデアを考えるのが得意