家づくり

Sumai編集部

リビング学習に向く間取り5選。子どもの学習意欲が高まるLDKとは?

リビングの壁一面にウォールシェルフを設置して収納力アップ

本屋さんに行くと「リビング学習をしている子どもは、東大へ行く子が多い」という特集を組んだ雑誌や書籍を目にします。実際、メリットを感じてマイホーム購入時に学習コーナーをつくるご家庭も多いようです。

今回は、子どもの学習意欲や集中力が高まるスタディコーナーのあるLDKと、将来のリビング学習を想定してLDKにキッズスペースをつくった実例を計5件ご紹介します。家づくりの参考にしてください。

勉強する子どもをキッチンから応援!親子で使えるスタディコーナー

ウォールシェルフを開けたところ
母親と小学校に入ったばかりの長男が暮らす、61㎡、2LDKの中古マンションをリノベして実現した例です。

LDKの一角に親子で共有するカウンターデスクを設置しました。リビング学習の問題点は、子どもの勉強道具やおもちゃ、ゲーム類が散らかりやすいこと。そこで造作したシェルフと連続させて、モノの出し入れが簡単にできるようレイアウトしました。

親子で共有するカウンターデスク
リビングの壁は壁面収納に。ゲストに見せたくないこまごまとしたモノは扉の中へ隠すように収納しつつ、随所にニッチを設けて雑貨やグリーンをディスプレイできるようにしました。

長男の勉強机兼読書スペース
「独立した子ども部屋もありますが、できるだけ一緒に過ごす時間を大切にしたいと考えて取り入れました」と母親。

引き出しを付けて機能面にも配慮したカウンターデスク
親子で使うカウンターデスクは、空間全体の雰囲気と色味に合うようアッシュ材で製作。引き出しを付けて機能面にも配慮しています。木の温もりに包まれた空間は、やさしくスッキリした印象に。ニッチが視覚的な抜けの効果も果たしてくれています。

ダイニングキッチンでくつろぐ親子
対面式のキッチンに立つ母親からは勉強する子どもが視界に。子どもも母親の気配を感じつつ、安心して勉強できる空間になりました。

キッチンと一体型のお絵かきテーブルとキッズスペースがあるLDK

壁にアンティークレンガを取り入れたダイニングキッチン
こちらは30代の夫婦と3歳の長男、1歳の長女の4人家族て暮らす70㎡のマンションです。

視線の抜けを考慮した斜めに配置したダイニングキッチン
キッチンから連続するダイニングテーブルにはストッケ「トリップ・トラップ」が2脚。子どもたちは、いつもキッチンに立つ母親の気配を感じることができます。

バックカウンターを設けたダイニングキッチン
ダイニングキッチンにはワイドなバックカウンターを設けました。キッチンツールや食器、家電のほとんどを隠せるように設計されているので、ダイニングキッチンはいつもスッキリ。

子どもたちがここで勉強するようになったら、学習道具の収納場所としても活躍しそうです。

スイングドア付きのキッズスペース
リビングの一角には低めの壁でゆるやかに仕切ったキッズスペースがあります。出入りしやすいようスイングドアを取り入れました。

コルクタイルや黒板塗装を施したキッズスペース
やわらかいコルクタイルの床や黒板塗装を施した壁など、子どもも大人も楽しく安心して遊べるよう配慮されたキッズスペース。天井には高さ1.5mほどの下がり棚を設置しました。将来的には壁を設けて個室にする予定です。

引き戸を開けると現れるワークスペース

キッズスペースの向かいにある引き戸を開けると、中は夫用のワークスペースになっています。「少しこもった感じが妙に落ち着くんですよね」と夫。

リビング学習もできるテーブル、キッスコーナー、そして夫のワークスペースもあるLDKです。

壁付けのキッチンの先はみんなのワークスペース。リビング学習もはかどる

2.4mのワイドな作業台を設けたキッチン

夫(52歳)、妻(48歳)、長女(9歳)の3人が暮らす、70㎡、2LDKのマンションリノベです。

キッチンまでつながる幅5mのカウンターを設置し、家族共用のワークスペースとしたオープンな間取り。黒をベースにした内装やキッチンカウンターも印象的です。

タワーマンションならではの眺望を楽しみたい、生活動線を改善したい、という思いから10年住んだ家をリノベしました。LDKを広げ、驚くほど快適になったそうです。
LDKの壁側に設けたワークスペース

こちらが、キッチンまでつながる壁際の幅5mのカウンターです。家族共用のワークスペースとし、下部は大容量の収納に。「壁に吊戸棚をつける案もありましたが、なくて正解。空間が広く感じられます」と妻は満足そう。

視線が抜けるダイニングキッチン

ワークスペースからの眺め。ダイニングからキッチン、さらに外まで一気に視線が抜けていき、開放感たっぷり。

LDKには小上がりのキッズスペース。隣には「小さなおうち」の子ども室!

30代の夫婦と長女(8歳)、次女(5歳)、長男(3歳)の5人が暮らす82㎡のマンションリノベ。

最優先したのは、子どもたちが笑顔でくつろげる家づくり。「小さなおうち」は、3人の子どもたちの子ども室なのです。子どもが3人に増えたのを機に、中古マンションを買ってリノベーションしました。

リビングでくつろぐKさんファミリー

ダイニング、リビングと連続してつながる小上がりがキッズスペース。子どもたちお気に入りの遊び場兼ステージになっていて、家族発表会を楽しむこともあるそう。本棚が造り付けられファミリーライブラリーにも!

リビング学習の場としても使われ、その後は天井のバーにカーテンを掛けて個室にし、長男の部屋にする予定だそう。

光がたっぷり差し込むリビング
キッチンからキッズスペースを見たところ。小上がり部分床下には、出番は少ないけれど大きくてかさばる客用布団やスーツケースなどを収納しています。

子ども室の出入り口はIKEAのシャワーカーテンを使用

子ども室の出入り口はドアではなくカーテンにしたことで、キッチンやリビングダイニングからも気配を感じられるように。

ポップなデザインのカーテンはIKEAのシャワーカーテンです。撥水加工のあるポリエステル地なので、汚れもすぐに拭き取れて子ども室にぴったり。

格子屋根にして傾斜させた天井
子ども室の出入り口は2か所ありますが、中はワンルーム。真ん中に置いた2段ベッドで部屋を区切り、長女と次女が使っています。
天井は圧迫感がないように格子屋根にして傾斜させました。

リビングのおうち型のアルコーブは将来のリビング学習の場に

カウンター越しの家族のコミュニケーションがしやすいLDK
30代の夫婦と長男(3歳)、そして生まれたばかりの長女の4人で暮らす、81㎡のマンションリノベ事例です。
リビングの奥には、将来、閉じて子ども室にする予定のキッズスペースが。

「隠す収納」と「見せる収納」を取り入れて、スッキリしたLDK

無垢材の温もりが感じられるLDKには、造作の収納や大容量のパントリー、棚板のみのシンプルなオープン収納などを設けて、「隠す収納」と「見せる収納」をバランスよく取り入れました。そのおかげでLDKはスッキリ。

床暖房はコストの都合で諦めましたが、壁に断熱材を入れ、床下にセラミック製の断熱塗料を施工したことで、快適性がぐんとアップしました。

おうち型アルコープを設け、おもちゃを収納

リビングの一角は子どものプレイスペースに。おうち型のアルコーブを設け、おもちゃを収納しています。「せっかく自由度の高いリノベーションを行うのだから、個性的な部分をつくりたくて」と妻。

カウンター越しの家族のコミュニケーションがしやすいLDK
このように、最初から子ども部屋をつくらず、リビングの余白として楽しむ方法もあります。
キッズコーナー、リビング学習の場を経て、1つの部屋として仕切るという方法です。

※今回紹介した物件はすべて「日刊Sumai」で掲載されています

■壁一面の美しいシェルフでスッキリ。木をふんだんに使った心地よい家 設計・施工/水雅 撮影/山田耕司
■テーブル一体型のキッチンとキッズスペースで!子育てしやすい家にリノベ 設計/ブルースタジオ 撮影/山田耕司
■廊下をなくしてLDKを拡張。幅5mのカウンターをつくり家族共有のワークスペースに 設計/nuリノベーション 撮影/水谷綾子
■LDKとつながる「小さなおうち」は子ども室!家族5人がのびのび暮らす家 設計/平野玲以建築設計事務所 撮影/飯貝拓司
■キッチンをオープン型にリノベ。マンションのLDKが光と会話でいっぱいに 設計・施工/スタイル工房 撮影/広井一成