体験レポート&リサーチ

sasakinorikosasakinoriko

世帯年収300万円台で東大生が育った。どんなおうちで成長してきたの?

布施川天馬さん
世帯年収300万円台の家庭に育ちながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たした布施川天馬さん。
現役東大生でありながら昨年『東大式節約勉強法』で著者デビューを果たしました。
またYouTubeチャンネル「スマホ学園」にて授業を行うなど、マルチに活躍中です。
意外にも、自宅ではほとんど勉強しなかったといいます。どんな家で暮らし、どんなふうに勉強してきたのでしょうか。詳しく聞いてみましょう。

幼稚園児時代のおもちゃはパソコン。小学生でブラインドタッチをマスター

布施川天馬さんの幼少期

布施川さんは東京生まれ東京育ちの一人っ子。生まれてすぐの頃はアパート暮らしで、その後1歳くらいの時にマンションに引っ越しをしたそうです(写真は生家のアパート前で、祖父に抱っこされている布施川さん)。

「その当時のことはほとんど覚えていなくて、記憶に残っているのは幼稚園に入る頃に現在のマンションに2回目の引っ越しをしたときですね。近所に引っ越したので、両親の会社の車を使って家財道具を運んで、僕も手伝って軽いものを運んで…なんだかよく分かっていなかったんですが、とにかくワクワクした記憶だけは残っています」

カラフルなはたきで遊ぶ布施川さん

幼少期はカラフルなはたきをおもちゃ代わりに。このはたきを振り回して遊んでいたら、お父さんの本棚のガラス戸を割ってしまいこっぴどく怒られたのだとか。

当時は、自宅近くの公園で友達と遊んだり、また友達とお互いの自宅を行き来して家の中で遊ぶことも。両親が共働きだったため、自宅でひとり遊びをする際にはパソコンゲームをすることが多かったそうです。

「父が言うには、僕は文字を覚えるのが早かったらしくて、それならパソコンを触らせてみようか、と。3~4歳の頃ディズニーの『ライオンキング』がテーマになったゲームがあったんですが、それに夢中になって遊んでいましたね。そのあとは、西部劇のガンマンをテーマにしたタイピングソフトの『特打』で遊ぶようになり、その成果か、小学生になってからはブラインドタッチができるようになりました」

乗り物のおもちゃで遊ぶ布施川さん

パソコンゲームに熱中する前は、車や電車などの乗り物のおもちゃで遊んでいました。

受験期間は自宅ではほとんど勉強しなかった

現在のマンションに引っ越してから、自分の部屋を手に入れた布施川さん。

「今でもそうですが、昔から家では勉強できなくって。家にいるとほかのことに気が向いてしまって遊んでしまうんですよ。自室では基本的に本を読んだり、パソコンで動画を見たり、あとは寝るだけ。テレビがないので、ゲームはリビングでやってますね」
布施川さんの自宅リビング

テレビを見たり、ゲームをしたり、食事をしたり。家族のくつろぎ空間のリビングダイニング。家で一切勉強をしない息子の姿を見て、両親から心配されなかったのでしょうか?

「大丈夫なの?ってすごく言われていました。もともと父が教育熱心で、小さい頃に勉強しろ勉強しろって言われたんですけど、僕はそれに反発してまったく何もしなかったんです。それで、勉強しろって言ってもしないから、もう任せるしかないなみたいな雰囲気でした」

布施川さんの実家の間取り図
実家の間取り図を描いていただきました。3LDKのマンションで、玄関を入ってすぐ左側に布施川さんの自室、右側にお父さんの部屋があります。

ベッドではなく布団を選ぶ理由

布施川さんの自室

布施川さんの自室に置いてある家具は、机と本棚だけととてもシンプル。ベッドは使っていません。部屋が狭くてベッドを置くスペースがない、という理由のほかに意外な真相が。

「寝相が悪くて、ベッドだと落ちちゃうんですよ。高校2年生のときに沖縄に修学旅行に行った際には、ホテルのベッドから3回くらい転落しました。だから、一生布団で寝ようと思っています」

自室やリビングに名画の複製を

自室の本棚には下段にまとめてコミックが収められています。「『ギャラリーフェイク』というマンガの影響で、絵が好きに。美術館によく足を運ぶようになってから、ミュージアムショップで名画の複製を少しずつ買い集めるようになりました」

ブリューゲルの「バベルの塔」の複製

上の写真はブリューゲルの「バベルの塔」です

ミレーの「オフィーリア」の複製

こちらはミレーの「オフィーリア」。

布施川さんの影響で、お父さんも絵画に目覚めたそうで、お父さんのお気に入りはフェルメールやゴッホ、モネだとか。「複製なのでクオリティはそれなりですが、自宅にいながらにして名画を眺められるのはいいですね」

「オリエント」の時計コレクション
また、大学生になってからは時計も少しずつ集め始めました。アルバイト代をコツコツ貯めて買い集めた「オリエント」の時計コレクションをきれいに並べています。

今後ひとり暮らしをするなら譲れない条件はバス・トイレ別!

現在までずっと実家で暮らしてきた布施川さん。今後もしひとり暮らしをするなら、どんな家に住んでみたいか聞いてみました。間取りに関して絶対譲れないのは、バス・トイレ別ということ。

「以前ホテルに泊まったときに初めてバス・トイレが一緒になったユニットバスを経験して、居心地の悪さを感じたんです。あとは、キッチンもできればシンクが広いほうがいいし、コンロも2口以上が希望です。ワンルームに住む友人宅に遊びに行ったとき、キッチンが狭くて調理するのに不便だったからという体験が影響していますね」

部屋の広さや日当たりではなく、水回り設備にこだわりポイントが集中しているようです。

「タワーマンションや一戸建てにも憧れますが、もう少し親のすねをかじらせてもらおうかな(笑)」

布施川天馬さん
東大生ライター。2021年現在、東京大学文学部人文学科言語学専修の4年生。世帯年収300万円台の家庭に育ちながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たした。その経験を生かして、最小限のコストで最大の成果を生み出すための勉強法を体系化した著書『東大式節約勉強法』(扶桑社刊)が好評発売中

※情報は「リライフプラス vol.39」掲載時のものです