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Sumai編集部

取り消せる?「日当たりのいいマンションのはず」で買ったら、隣に建物が建って日陰に

錯誤で取り消せるか

思い違いや勘違いって、誰にでも起こりえることです。法律用語では「錯誤(さくご)」と言います。
これがマイホームの購入だったら…どうなるのでしょうか?

今回は、土地や建物でそんな思い込みで契約した場合、取り消せるか?です。
これ、土地の取り引きをするための国家資格・宅地建物取引士の試験問題でも出題される項目です。

さて、あなたは正解できるでしょうか?

【今回の問題】
A(あなた)は日当たりのいいマンションを希望し、10階の南向きの部屋を購入した。隣の空き地にマンションが建設予定だったので販売会社の社員に確認したところ、このマンションとは距離があるので、日当たりの影響は受けないとの説明を受けた。しかし、契約を結んだあと、そのマンションが建つと一日じゅう日が入らないことが分かった。この場合、契約を取り消すことができるか?

日当たりいいマンション
購入の前提になるような重要な錯誤か?本人に過失はないか次第

正解…取り消せる可能性が高い!

この場合、あなたは、日当たりが悪いマンションだったら買わないつもりでした。購入にあたり「日当たり」は、とても重要なポイント。そのことが気になって販売会社の社員にも確認していたのです。 そして、販売会社からの説明によって、結果的にあなたは「日当たりがずっと良好である」と誤解するはめに陥ったのでした。
ですから、あなたには重大な過失があったとは言えません。

日が当たると思ったのに入らない!もう住みたいとは思えないでしょう。

このケースでは、ほかの過失要素がない限り、取り消してお金を戻してもらうことができるでしょう。

ちなみに2020年に民法の改正が行われ、それまでは「錯誤による法律行為」は、「無効」とされていました。改正後は「取り消すことができる」となっています。ですから、取り消しを申し出なければ、そのまま契約は成立してしまいますので、ご注意ください。

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画像/PIXTA