トラブル

小林 ユリ小林 ユリ

増築工事にクレーム!その相手は、孫の世話に通ってくる隣家の両親だった

クレームをつけてきた近所の夫婦にお詫びをする
リフォームや建て替えなどの際は、どうしても近隣の住民とのトラブルが起きやすくなります。
築7年の実家を二世帯住宅にするためのリフォームを行った日刊住まいライターは、工事前にしっかりと近隣への挨拶を済ませていたにも関わらず、なぜか隣家の両親から苦情を寄せられたそうです。どんな苦情だったのか、それに対してどう対応したのか、詳しく語ってもらいました。

増築について苦情を言ってきたのは、隣家の両親だった

筆者と夫、母の3人で暮らすため、昨年、実家を二世帯住宅にリフォームしました。その際、庭の一部を利用して増築も行っています。

完成から1か月ほどたった頃、なぜか隣家の両親が筆者宅に「どうして勝手に増築したのか」と訪ねてきました。風通しが悪くなるのではないか、圧迫感が出るのではないか、ということを心配しているようでした。

隣家の方の両親は60代くらい。孫の世話をしに頻繁に通ってきているため、筆者宅の工事のことが気になっていたようです。「私たちはなにも聞かされていない」「増築部分の使用目的と、使用する時間帯を知りたい」と言います。

ご両親は徒歩5分ほどのところに近居しているようなので、本来であれば説明する必要はないと思います。もちろん、建築基準法等に違反しているわけでもありません。

基礎打設の工事はそれなりに騒音が出るので、直前にも向こう三軒両隣ご挨拶に伺いました。また、隣家には工事着工前の挨拶にも伺い、増築することを説明しています。

隣家とはエアコンの室外機のことで以前トラブルになっていた

ただ、筆者宅と隣家との間には、過去に工事業者の不注意によるトラブルがありました。

筆者宅のブロック塀を修復する際、スペースを確保するために、固定してあった隣家のエアコンの室外機を工事業者が勝手に移動。そのまま放置してしまっていたのです。

そのことを隣家から指摘されるまで気付かず、隣家から不信感を抱かれてしまっていました。そんな経緯もあり、両親からのやや理不尽とも言える苦情に対し、強く言い返すことはできませんでした。

トラブルの予感。「すぐ」「お詫びの品を持って」訪ねることに

訪ねてこられた以上は、改めて増築の経緯や使用目的等を説明しないわけにはいきません。

まずは誠意を見せることが大切だと考え、一旦お引き取りいただいた後、すぐに5000円程度の箱入りのクッキーを用意し、隣家の両親のお宅を訪ねました。

「すぐ」「お詫びの品を持って」訪ねた理由は、過去に苦い経験があったからです

7年ほど前、実家を新築する際、結婚前の筆者と母とで仮住まいをしていたときのこと。「話し声と足音がうるさい」とアパートの隣の部屋に住む方から苦情が寄せられました。

すぐに謝りに行き、後からお詫びの品を持参したところ「後から菓子折りを持ってくるなんて非常識だ!」とより怒らせてしまったのです。

以来、何かトラブルになりそうなときは「すぐ」「お詫びの品を持って」訪ねるようにしています。

誠意を持って対応する、きちんと挨拶をすることが大切

隣家の両親とは、後日改めて話し合いの場を設けることになりました。筆者宅を見ながら増築部分の使用目的や使用する時間帯について説明した結果、理解し、納得してくれたようです。

でも、帰り際に「以前から気に入らない部分がいろいろあったのよ。顔が恐いのも嫌だわ」と言われてしまいました。

今後のためにも、「気に入らない部分」について詳しく教えてもらいたかったのですが、最後まで教えてもらうことはできませんでした。

ただ、その後は以前よりもしっかりと挨拶をするようにしています。また、挨拶の際には口角を上げて感じの良い笑顔をつくることを心がけています。

当たり前のことかもしれませんが、誠意を持って対応する、きちんと挨拶をする、といったシンプルなことこそが良好な近所付き合いを維持するのに有効だと感じています。